#25 語り手:シルバー
家に着いたシルバーは扉の鍵を開けた。
「ただいまー」と言っても家の中から返事は無かった。それもその筈で、この家に住んでいるのはシルバーだけなのだ。
ここでシルバーの家族構成を説明しよう 語り手:シルバー
俺の家族は、父、母、姉の4人家族だ。父と母は共に病院に勤務している。今家に居ないのは仕事で家に居ない訳ではなく、勤務している病院からの緊急招集に対応する為に、勤務近くに部屋を借りて2人で暮らしている。
たしか~俺が小6から中1の間に爆発的に感染、拡大したウイルスの対応をする為に借りたのが、始まりだったな。
姉は今、大学1年生だ。大学付近で友達とシェアハウスをしている為、この家に帰って来る事は少ない。将来は学校の先生になるべく勉強に励んでいる。その結果、俺は今この家で1人暮らしをしている訳だ。
学校の道具を一通り片付けたシルバーは、冷蔵庫を開けて、晩御飯の事を考えた。
(…よし、外食にしよう)
そう思ったシルバーは、スマホでお店の状況を確認してから、準備を始めて、家を出た。
店に向かいながら、もう少し語らせてもらおう 語り手:シルバー
俺は誕生日が3月3日なのだが、実は優作も同じ日なのだ。元々は4月後半が予定日だったのだが、優作のお母様が、同日に交通事故に遭い、父が勤務している病院に運ばれた。緊急手術が必要になり、即座に対応できたのが俺の父だった。
事故現場での早急な対処のお陰もあり、優作とお母様は何とか一命は取り留めたが、残念ながらお母様は子供を身籠れない体になってしまった。
父曰く、初動の対応がなければ、2人は助からなかった可能性が高かったらしい。即興であれほどの適切な処置ができる人物が居るとは、と、父も驚愕していたなー。
そんなこんなでお店に到着しました。本日のお店はここ、行きつけの焼肉屋だ。
1人焼肉が出来るので非常にありがたいお店だ、そして何と、進介のご両親が経営しているお店なんだ。
亭
「いらっしゃいませー…あ!銀仁君じゃない!来てくれてありがとうねぇー案内するねー」と進介のお母様が接客してくれた。
「あ、どうもどうも」そう返してシルバーは席に着いた
(さー何を食べようかな~)とメニュー表を見ながら目を泳がせる
やっぱり米は確定、カルビは外せないよなーホルモンもマストだよな〜
え?このお店のオススメは何なのかって?
ここのオススメはなんと!【ラーメン】なんですよ、そうです【ラーメン】なんです。
何で【ラーメン】がって?それは、進介のお父様が数年前にラーメン作りにハマったのがきっかけだ。それから有名な動画投稿者がお店を訪れた結果、人気が出て、店一番の商品になったのだ。
マジで美味いのだが、今日は販売していないのをネットで確認している為、頼む事が出来ない。だが、焼肉メインなのであれば逆にチャンスでもある。ラーメンが販売される日は、列が出来るぐらいお客さんが来店する為、店内が騒がしくなるから1人でまったり食事したいと思う俺としては、販売していない日は逆に狙い目なのだ。
(とりあえず注文するか)
「女将さん注文お願いします!」
「今行くねー」
「なににしますか?」
「えーっとじゃー…」
そんなこんなでシルバーは夜ご飯を堪能するのだった。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




