#16 彼は見えている
場所が変わって高校に居る龍司達へ
龍司は体育館の壇上で刀を横に置き、正座をしながら精神統一していたところ、壇上横から影山が話しながら近づいてきた。
「優作の焚きつけに成功したみたいだな、龍司」
声をかけられた龍司は目を閉じたまま話し出した
「俺はただ、あいつが選択する時を、早めたに過ぎない」
「それでも大丈夫なのか、敵に塩を送る事になったんじゃないのか」
「敵に塩か、いいじゃないか、その方が面白い」
「面白いか、全くお前らしい回答だな」
「そうか?だが、面白い事を楽しむ為には、俺が強くならないとな、お前らにも手伝ってもらうぞ」そう言うと龍司は座ったまま後ろに居る影山に、小太刀を投げ渡した。
影山は投げ渡させた小太刀を片手でキャッチした。その時、影山の表情は一瞬引きつった。
「危ないってーノールックは、てか…俺がここに来るのは想定済みだったか」
「いや?たまたま持っていただけだ、そうたまたま」
「たまたまねぇ、じゃーそう言う事にしておきましょう」そう言いながら影山は小太刀を懐にしまった。そして龍司に「じゃ、俺は教室に戻るわ」と告げてその場を後にした。
教室に帰る途中の影山は途中の渡り廊下を「あいつは見えてんだな…はー全く、隅に置けない奴だ」そう言いながらその場を後にしたのだった。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




