#13 決着
約1時間後
遂に決着がつこうとしていた。
激闘の末、シルバーは立っているのもやっとな状態だった。
(もう…限界だ…体がふらつく…)
「そろそろケリ、付けようか」
「ケリ…ねぇ…」
拳を構え、優作は正面から向かって行く。
それに対し、シルバーは渾身の一撃を振り下ろす。
「ゔゔぅぉぉぉぉ!!!」
優作はその渾身の一撃を、両手と左肩を使って受け止める。
そして、次第に優作がシルバーを凌駕していく。
(やっぱり、力負けするか)
優作が力で勝り、刀を押し退け、シルバーはよろめく。
「終わりだ」
その一言と共に、優作は左ストレートで重い一撃を、腹にぶち込んだ。
そして2人の間に静寂が訪れる。
「一本…じゃねぇか?…」苦しそうな顔を言うシルバー
「フッ……やるな、お前の勝ちや」
そう言う優作の腹には、シルバーが握る刀の切っ先が心臓を捉えていた。
シルバーは優作の一撃を腹で受けたが、山の如く不動を貫き、反撃に転じていた。
止めを刺す瞬間こそ、最大の隙が生まれる、その言葉の通り、優作に生れた一瞬の隙を、シルバーは見逃さなかったのだ。
長い、2人の戦いはシルバーの一本で決着がついたのだった。
戦いを見守っていた2人の会話
「まさに、肉を切らせて骨を切る、か」
「凄い戦いでしたね…」
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




