#11 想像以上に
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。
(私には何が起きたのか分からなかった、だから私から言える事は、亀瀧君が膝をつき、決着がついた、ただそれだけ)
これが戦いを見守っていた一ノ瀬の感想だった。
2人の戦いは、一瞬の攻防のち、優作による、シルバーの腹への一突きで決着が着いたのだった。
膝をつくシルバーは息を整えながらも、自分の実力が思っていた以上に落ちていた事に絶望する。
「ハァ、ハァ...!!身体が、思ったより…動かねぇ…」
優作は、片手で持っている長棒で、肩を叩きながらシルバーに話しかける。
「おいおい、昔のお前だったら、最低でも今回の倍、30秒ぐらいはもってたやろうが、この1年ちょっとで、だいぶ鈍ったな」
「逆に何でお前は鈍ってねぇんだよ…てか昔よりも強くなったんじゃねぇか…ワインか」
シルバーは冗談を交えながらも立ち上がる
「なに、バカなこと言っとるんや、はよ立てや」
そう言いながら、優作は体育館の端へ移動して長棒を置き、戻って来た。
「今のお前は、パワーもスピードもテクニックも、全部が昔以下、だから基礎からだ」
そう言うと、優作は拳を握りしめ、右手を顎下へ、左手を左太もも付近で構える。
「素手の俺から一本、取ってみろ」
「素手か、だが容赦なく行かせてもらう」
「アホか、手抜いたら意味ねぇだろが、本気で来い」
「確かに、本気で行くぞ!!」
シルバーも再度構え、優作に向かって行った。
拳の優作と、刀のシルバーの試合が始まる
そしてまた見守る2人の会話
「だ、大丈夫なんですか?!優作君素手で戦う気ですよ、流石に止めたほうが良いんじゃないですか?」
「心配しなくても大丈夫だ、あいつは素手でも十分に強い、逆に心配するなら彼の方だ、防具をしているからと言っても、ケガの1つや2つしてもおかしくない」
「え…?え?そ、それでも素手は流石に…やめたほうが…」
一ノ瀬が不安視する中、シルバーと優作の戦いが始まった。




