#10 準備運動は念入りに
道具の準備を終え、準備運動をしている最中に優作達が戻ってきた。
「待たせてすまんの、さーやろか」その右手にはしっかり長棒が握られていた。
「最初から本気って訳か」
「勿論、じゃなきゃー意味ねぇだろー」優作は、軽く体を動かしながら話す。
「ルールは一撃KOでいいな?」シルバーは聞きながら素振りをする。
「ええで、シンプルイズベストや」
シルバーは深く息を吐き心を落ち着かせ、真剣な眼差しで、構えた。
「いつでもいける」
優作はシルバーの構えを目視すると、口角が少し上がった。
(おふざけ無しの真面目な構えだな)
左脚を少し前へ、体は少し右へ捻り、刀を持つ両手は胸の少し前に、切っ先を相手の方に倒し、構えていた。これこそが、シルバーが昔から使う構えであった。
優作も左脚を少し前へ、体は少し右へ捻り、長棒を持つ右手は体の後ろへ、そして左手首を曲げて煽る。
「来いよ、どこまで落ちたか、確かめてみようじゃないか、シルバァァー!!!」
「行くぞ!優作!!!」
遂に2人の戦いが始まる
シルバーと優作が会話をしなが準備運動をしているのを見守る上山と一ノ瀬の会話
「優作君って本当に強いんですか?正直事件の内容だって私、半信半疑ですから」
「彼を知らなければ、あんな事件誰だって信じないさ」
「やっぱりそうですよね」
そんな2人が見守りながら2人の戦いが始まろうとしていた。
至らぬ点も多々あると思いますが、「初心者が頑張ってるな」みたいな感じで今後も読んでいただければ幸いです。




