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100 ウルトラマンが光るのって漢のロマンだよね(ソフビ・ウルトラマン スペシウム光線編)

 スペシウム光線ポーズのウルトラマンのソフビを手に入れた。

 この前完成したストリウム光線ポーズのタロウと同じような感じだから、多分同じシリーズなんだろう。デキはそこそこいい。

 ふっふっふ。これでヒカルナルを仕込むタネができたわ。

 挿絵(By みてみん)





 やりたいネタは常に満載だから、どれを採用するか、贅沢な悩みになる。

 今回、新ネタとして浮上しているのが、百均のリモコンライトを使っての遠隔操作。

 このリモコンライトは、白のチップ型LEDが3個付いていて、リモコンでオン・オフできるほか。オフタイマーがついていたり、明度を4段階で調節できたりするスグレ物。

 その上、光るドーム部分を押すことでも直接オン・オフできちゃったりするのだ。

 正直、明度の調節なんて機能はいらないけど、リモコン操作で目とカラータイマーが光ったり、カラータイマーが赤点滅したりとかできたら、すごいと思う。




 この場合、問題になるのは、“リモコンのオンボタンを押した時に、ヒカルナルのタクタイルスイッチを押したのと同じ状態を作れるか”ってこと。

 リモコンスイッチの構造は、リモコンから発した赤外線信号を、ライト本体の赤外線感知モジュール(受光部)が受け止めてICに電気信号として送ると、ICが信号に応じて電流を出力してLEDを光らせるというもの。

 赤外線信号は、モールス信号みたいに断続したもので、ボタンによって異なっているそれをICが判別してるってわけ。

 ネットで探したら、このライトの回路図を推測してるところが見付かった。

 足からそれぞれ異なる抵抗値の抵抗を介してLEDに繋がっているようだから、きっと明度の調節はこのうちのどの足から出力させるかっていうのを制御することでやっているんだろう。全部から出力させると100%、みたいな感じで。


 以前、でっかい登場ポーズのウルトラマンを作った時も、3つのLEDが付いてる基板を使ったから、電源の取り方自体は問題ない。

 問題は、ヒカルナルのスイッチをどうやって制御するかだ。





 ヒカルナルは、構造上、常に電源オン状態でICに電流を流していて、スイッチが押される(に電流が流れる)と、ICがLEDやスピーカーに電流を送るようになっている。

 このLEDは、チップ型の青と赤の2色で光るタイプで、四極型、つまり青用の(プラス)と-《マイナス》、赤用の(プラス)と-《マイナス》の、合計4本の足がついている。要するに、青への電力供給、赤への断続的な電力供給をICが切り替えているわけだ。

 こうやって、スイッチを1回押すごとに、消灯状態→青点灯→赤点滅→消灯、というルーチンをICで制御しているというわけ。

 これをリモコンで制御しようと思ったら、リモコンのオン・オフボタンを押した時にタクタイルスイッチに一瞬電流が流れるようにすればいい。

 …わかってるんだけど、実際にやろうとすると難しい。

 リモコンライトからの電力供給は、ヒカルナルの回路とは別系統の回路によるものだから、たとえばリモコンライトが光る時の電流をスイッチに流しても、それはスイッチがオンになるのとは違う。

 だったら、赤外線受光部からの信号を直接持ってこようと思ったけど、これもうまくいかない。

 赤外線感知モジュールは3本足のパーツで。1本が(プラス)、1本が-《マイナス》に繋がっていて、赤外線が当たるともう1本の足から電流が流れるらしい。これが、一時的に回路が繋がるということなら、うまくいくかも…。


 結論。うまくいかなかった。

 電流はともかく、パーツ内部は最初から繋がっちゃってんのね、こりゃだめだ。

 ならば、別系統で赤外線を受信させれば…と思ったんだけど、それも無理があった。

 なんせ、リモコンの赤外線信号は、断続的な信号なわけで。そんなん、スイッチ連打してるようなもんじゃない!


 ということで、リモコンの利用は諦めるしかなかった。残念。




 というわけなので、普通にスイッチを仕込んで手動でやるしかなさそうだ。

 挿絵(By みてみん)

 サイズ的に、ヒカルナルユニットそのものをウルトラマンに内蔵させるのは無理だから、基板を内蔵させるか、LEDだけ外して銅線で延ばして内蔵させるかの二択だ。

 挿絵(By みてみん)

 ヒカルナルの青は、ちょっと独特の色だから、できればいつもの青赤三極型LEDじゃなくてオリジナルのまま使いたい。

 LEDを外して延ばす場合は、4本の足を全部ハンダ付け外して、それぞれ銅線を繋ぐから、4本。

 LEDが付いたままの基板を入れるなら、電源用2本、スピーカー用2本、スイッチ用2本で合計6本銅線がいる。目の分も合わせれば8本だ。

 でも、LEDを外して繋いで…となると難易度高めだから、基板そのものを内蔵させた方がよさそうだねぇ。

 と、なると。電源系4本を左足、スイッチとスピーカー用4本を右足から出そうかな。

 電源は共有にしても問題なく作動するから、共有ってことで。

 台座は、タロウと同じものにして、電池ボックスは単三3本が入る百均のライトから外したやつでいいかな。

 電池ボックスって、普通に買うと400円とかするけど、百均のアイテムから外せば100円で手に入るんだよねぇ。不思議不思議不思議~ルワルワル~ワ~♪

 さて、と。

 電池ボックスが結構でかいから台座がギュウギュウだけど、なんとか収まりきった。

 挿絵(By みてみん)


 メインスイッチを入れると目が光って、タクタイルスイッチを押すとカラータイマーが青く光って、時間が経つかもう一度スイッチを押すとカラータイマーが赤点滅&点滅音が出るウルトラマンになったわ。途中で点滅が早くなるスグレ物よ。

 スイッチが二段構えになっちゃったのは残念だけど、時間経過でもスイッチ操作でもカラータイマーを制御できるのは新機軸ね!

 タロウと違ってロゴが細かすぎないから、なんとかロゴを切り抜けた。

 挿絵(By みてみん)

 挿絵(By みてみん)


 スペシウム光線ポーズのソフビ・ウルトラマン、完成で~す!!

 挿絵(By みてみん)

不思議不思議不思議~ルワルワル~ワ~♪

 「宇宙刑事シャイダー」の挿入歌「不思議ソング」の一部。

 CDでは、こおろぎ'73が歌っているが、作中で使われているのは、作曲家の渡辺宙明さんがヤマハポータサウンドという簡易なキーボードで演奏して自分で歌った試作の方だったそうだ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 流石のでき カラータイマーが素敵 [一言] 100回おめでとうございます
[一言] デキがいいと書いてあるだけあって、ソフビ本体自体が確かにリアルというか……デキがいいですね!(語彙のなさぁ~!orz) 土台ももう慣れたもんですね……素晴らしい。 そして屋外写真の圧倒的迫…
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