【Vol.3】教祖からの浄化を受ける決心・・・その結末は?
主人公は、下着姿になり、今回こそ、教祖に浄化されようとしています。果たして、どんな結末が待っているのか?さぁ、始まります!
私がブラジャーのホックを外し、ブラジャーを取り、前回と同様に、教祖に見られないように、腕と手でおっぱいを隠しながら、ブラジャーを籠の中に入れ、スリッパに履き替えた。その様子を見て、教祖のニヤニヤした笑顔が更に気持ち悪い笑顔になった。
「さぁ、その腕と手をどけて、俺におっぱいを見せろ!その後で、パンツを脱いで、裸になれ!」
「きょ、教祖様!慌てないで下さい。今回は、ちゃんと浄化していただきたいので、裸になります。でも、心の準備をさせて下さい。やっぱり、教祖様におっぱいを見られるの、恥ずかしいんです」
「そうか。焦ってしまったな。分かった。心の準備が出来るまで、待っていてやろう」
「ありがとうございます。そんなに時間はかからないと思いますので、少しお待ち下さい」
私が目を閉じ、ドキドキしている心を落ち着かせようとする。教祖が気になり、そっと目を開けると、今か今かと待ち遠しそうにしている教祖の顔が見え、嫌な気分になる。
―教祖様、本当にいやらしい表情をしてるなぁ。こんな顔を見てると、裸になるのが本当に嫌になっちゃうな~。浄化って、どんな事をされるのかな~。とんでもなくエッチな事をされるのかな~。あ~、どんどん嫌になってきた~!―
私が再び目を閉じ、顔をしかめると、教祖の表情が険しくなり、私に向かって怒鳴ってきた。
「おい!いつまで心の準備をしてるんだ!いい加減にしろ!また前みたいに逃げ出そうとしてるんじゃないだろうな!」
「きょ、教祖様!そんな事はありません。まだドキドキが収まらなくて、困ってるんです。お願いですから、もう少しだけ待って下さい。ちゃんと裸になりますから」
「え~い!もう待てん!俺がお前の腕と手をどけて、パンツを脱がして、裸にしてやる~!」
教祖が血相を変えて私に近付き、私の腕を掴み、おっぱいから離そうとしてきた。
「嫌~!止めて~!無理矢理、そんな事しないで~!」
私が教祖の手を振りほどこうと、思いっ切り腕を払い、教祖の手が、私の腕から離れた。その際、一瞬、おっぱいが露わになってしまったが、教祖がたじろいでいた為、おっぱいを見る余裕が無く、すぐにまた腕と手でおっぱいを隠すと、教祖が怒りに満ちた表情になった。
「もう許さんぞ~!絶対にお前を裸にしてやる~!覚悟しろ~!」
「きょ、教祖様!待って下さい!シャワーを浴びさせて下さい!お互い綺麗な身体になりましょう。綺麗な身体で、教祖様から浄化されたいんです!お願いします!」
私の言葉を聞き、教祖が少しの間考え、ニヤリと笑って私に言ってきた。
「よ~し!分かった!シャワーを浴びていいぞ!但し、条件がある!俺も一緒にシャワーを浴びるぞ!嫌と言うなら、今ここで、俺がお前を裸にしてやる!」
「わ、分かりました。一緒にシャワーを浴びましょう。私が先に浴室に入って、シャワーを浴びますから、教祖様は後から入って来て下さい」
「よし!分かった!それでいいぞ!お前がシャワーを浴び始めてから、すぐに浴室に入るからな!」
「は、はい。それでいいですよ。では、シャワーを浴びて来ます」
私がドアを開けて奥の部屋に入り、洗面所でパンツを脱いで裸になり、浴室に入ってシャワーを浴び始めた。
―あ~、今にも教祖様が入って来そうだな~。教祖様と一緒にシャワーを浴びるの、嫌だなぁ。何とかならないかな~―
ボディーソープを手にたっぷりと付け、おっぱいとお尻を洗い始めた。
―私のおっぱいとお尻、16歳なのに、すっごく大きくて、弾力があるな~。そりゃ、教祖様、私の裸を見たくなるわな~。教祖様、私のおっぱいとお尻に、何をしてくるのかな~。あ~、想像したくない~!何とかならないかな~―
そんな事を考えていると、教祖が浴室の前に立ち、ドアを開けようとしてきた。
「おい!入るぞ~!」
「きょ、教祖様!ちょっと待って下さい!今、私、ボディーソープで、泡だらけなんです。もう少しで身体を洗い終わりますから、もうちょっとだけ待っていて下さい!」
「ダメだ!俺がお前の身体を洗ってやる!お前のおっぱいとお尻を、思いっ切り揉みながら洗ってやるぞ~!」
―え~!教祖様、私の身体を洗うつもりなのか~!言ってる事が、本当にいやらしい~!やっぱり、教祖様と一緒にシャワーを浴びるの、嫌だ~!教祖様から浄化されるの、嫌だ~!―
「教祖様、お願いです!まだ入って来ないで下さい!もうちょっとで洗い終わりますから、待っていて下さい!」
「ダメだと言ってるだろ~!もういい!こんな話をしていても、時間の無駄だ!入るぞ!」
教祖がそう言うと、再びドアを開けようとしてきた。
「嫌~!止めて~!入って来ないで~!」
私が阻止する為に、ドアが開かないように、身体全体を使ってドアを押した。
「くっそ~!抵抗するな~!力で俺に勝てる訳ねぇだろ~!」
教祖が無理矢理、ドアを開けて浴室に入ろうと、ドアを力一杯押してきた。力と力のせめぎ合いとなり、どうしても、女性の私が不利になり、徐々にドアが開いてきた。
―や、やばい!このままだと、力負けして、教祖様が浴室に入って来ちゃう!どうしよう。あ~、もう嫌だ~!―
どんどんドアが開き、今にも教祖が浴室に入る、その時、咄嗟に閃いた。逆に思いっ切りドアを引くと、教祖が勢い余って、浴室の中に物凄い勢いで跳んで来て、浴槽に身体をぶつけ、呻きながらその場にうずくまった。その姿は、やはり、裸だった。
「ぐわ~!いてててて・・・」
―今だ!もう泡はシャワーの湯で落としたし、さっさと浴室から出るぞ!―
私が素早く浴室から出て、ドアを閉め、ササッとバスタオルで身体を拭き、バスタオルを身体に巻き付けると、すぐに教祖が浴室から出て来て、私に掴み掛かろうとしてきた。咄嗟に避けると、また教祖が洗面所の床に倒れ込み、痛がっているうちに、パンツを穿こうとして、パンツを置いた場所を見たが、何故かパンツが見当たらない。
―あれ?なんでパンツが無いの~!教祖様が襲い掛かって来るし、探してる時間は無い!このままパンツを穿かずに行くぞ~!―
洗面所から出た直後、立ち上がった教祖が、私を後ろから抱き締めようとしてきた。
「キャ~!!」
私が悲鳴を上げ、咄嗟に倒れ込んだ場所は、大きくてフカフカのベッド。身体が少しバウンドしたところに、教祖が飛び掛かってきた。
―やばい!このままだと、教祖様に滅茶苦茶にされる!守らなきゃ!―
私が掛け布団を掴んで潜り込み、教祖に私の身体が覆い被されるのを防いだが、教祖も潜り込もうとしてきて、再びせめぎ合いになった。力と力の勝負では、やはり分が悪く、徐々に掛け布団が私の身体から剥がれてきた。しかも、バスタオルまではだけてきて、私の裸が徐々に見え始めた。
「キャ~!!止めて~!!」
「うるさい!絶対にお前の裸を見て、みっちり浄化してやる~!」
―ダメだ!教祖様、力が強くて、これ以上、抵抗できない!あ~、教祖様に裸を見られる~!教祖様に浄化される~!嫌だ~!誰か、助けて~!―
私が諦めかけた、その時、ベッドの端に私の身体が動いていて、下を見ると、ベッドの下に僅かなスペースがあるのが見えた。
―これだ!このスペースに潜り込もう!私の身体は入るけど、教祖様の身体は入らないはずだ!―
掛け布団に潜りながら、身体を上手く下に落とし、即座にベッドの下のスペースに潜り込んだ。その際、はだけていたバスタオルを身体に巻き付け直した。
―とりあえず、教祖様、ここまでは追って来れないだろ~。さて、ここからどうすればいいのかな~。いつまでもここにいる訳にはいかないぞ~!考えろ~!―
「くっそ~!こんな所に潜り込みやがって~!ふざけるな~!出て来い~!大人しく、俺に裸を見せて、浄化を受けろ~!―
教祖の怒りに満ちた怒鳴り声を聞き、私の焦りに拍車がかかる。
―うわ~!教祖様、めちゃくちゃ怒ってるよ~!早く何かいい方法を考えないといけないぞ~!あ~、どうしたらいいんだ~!うっ!こ、これは、ちょっと来てるかも・・・。この方法なら、逃げる事ができるかもしれない。でも、こんな事をして、いいのかな。さすがに、恥ずかしいな。あ~、でも、迷ってる時間は無いぞ!よ~し!思い切って、この方法をやってみるぞ~!―
意を決して、私が思い付いた方法を実行する為に、構える。徐々に力が入る。更に力が入り、いよいよ、狙っているタイミングが訪れた。
―よし!いくぞ~!―
私が更にお腹に力を入れると、物凄い勢いで、大きな音を立てて、私の身体からおならが出た。
―あ~!とうとうおならが出ちゃった~!教祖様が相手とはいえ、めちゃくちゃ恥ずかしい~!さぁ、どうだ?―
「な、何だ?急に屁をこいたのか?こんなに綺麗なセクシー美女が、屁をこいたのか?ぐわっ!とんでもなく臭い!な、何なんだ?この屁は!どうやったら、こんなに臭い屁をこけるんだ~!うわ~!」
―やっぱり!何日も便秘で、大きい方が出てなかったから、めちゃくちゃ臭いおならが出ちゃった~!恥ずかしいけど、教祖様、うろたえてるし、今がチャンスだ~!―
教祖がうろたえている隙を狙い、私が思いっ切り足を突き出し、教祖の股間に見事命中!
「ぐわ~!てめぇ、何しやがるんだ~!痛ぇ~!臭いし痛いし、死ぬ~!」
教祖が悶え苦しんでいる隙に、ベッドの下から出て、逃げ出そうとした時、教祖をチラッと見ると、手に私のパンツを持っているのが見えた。
―あ!私のパンツだ!教祖様、何処かに隠していて、ここに来る前に、手に取ったんだな~。これはラッキーだ!取り返すぞ!―
私が教祖の手から、パンツを取り戻し、すぐに穿き、ベッドの部屋から出て、バスタオルを取り、ブラジャーとスカートと服を着て、靴を履き、猛ダッシュで部屋のドアを開け、廊下に出ると、前と同様、受付の綺麗な女性が立っていた。ただ、前と違うのは、ファイティングポーズをとっていて、私と戦う気満々という雰囲気を出しているところ。
「あなた!また教祖様に無礼な事をしたんだね!今日という今日は、許さないよ!覚悟しなさい!私、こう見えても、空手の有段者なんだからね!」
―ぎえっ!この女の人、こんなに綺麗なのに、空手強いんだ~!戦って勝てる訳が無い!何かいい方法は無いかな~―
そんな事を考えていると、その女性が、私に襲い掛かって来た。
「キエェ~!」
「ひ~!」
その女性のキックを食らう寸前、私が恐怖のあまり、腰が抜けて、その場に座り込んだ。その女性が、目の前に立ち塞がり、私を物凄い形相で睨み付ける。
「勝負ありね!さぁ、とっとと教祖様のところに戻って、大人しく浄化を受けなさい!」
―ダメだ!このままだと、教祖様のところに戻されて、教祖様に浄化される!嫌だ~!もう、こうなったら、この手しかない!この人も、強いけど、女性なんだし、分かってもらえるかもしれない!―
「教祖様、今日、精神的におかしくなってるのかもしれませんが、私に襲い掛かって来て、怖くなって、逃げ出したんです!教祖様の事を、悪く言う訳ではありませんが、少なくとも、今日の教祖様は、とんでもなく怖いんです!今日はどうしても、浄化を受ける事はできません!お願いします!どうか私を逃がして下さい!私は嘘なんて言ってません!本当なんです!お願いします!」
私が号泣しながら、その女性に対して、そう叫ぶと、さすがに、その女性の顔色が変わり、少しの間、考えた後、真剣な表情で私に言ってきた。
「そう。あなたの表情を見て、言葉を聞いてると、あなたが嘘を言ってるようには見えないし、今日のところは、見逃してあげるわ。教祖様も、人間だし、取り乱す事があるのかもしれないね。分かったら、さっさと行きなさい!」
「あ、ありがとうございます!この御恩は、決して忘れません!失礼します!」
私が猛ダッシュで廊下を走り、エレベーターに乗って一階に下り、エレベーターから出て、走って天星教本部を出た。
―あ~!何とか逃げ切れたな~!あの受付の綺麗な女の人、話の分かる人で良かったな~。それにしても、教祖様、めちゃくちゃ怖かったな~。もう浄化で天星教本部に行くの、嫌だな~!でも、いつかは浄化を受けなきゃいけないんだろうな~。逃げられる限りは逃げるようにするか~―
家に帰り、また浄化を受ける事ができなかった旨を、切実な思いで両親に説明すると、何とか分かってもらう事ができた。
その後、何度も浄化の案内が家に届いたが、どうしても決心が付かず、無視し続けた。
話が遡るが、私が中学三年生の時、昇星は私よりも成績が良く、私の志望校よりも、偏差値が高い高校を受験すると聞き、昇星と同じ高校に行きたかった私は、フルスロットルで必死に勉強し、グングン成績を上げ、見事、昇星と同じ高校に合格する事ができた。
高校一年生になり、入学式の朝、私と昇星は、待ち合わせて、一緒に入学式に向かった。
「昇星、おはよ~!天気が良くて、良かったね~!入学式、すっごく楽しみだね~!」
「うん!おはよ~!ほんと、いい天気だね!僕等の日頃の行いがいいから、太陽が祝福してくれてる感じだね~!」
「あはは、昇星、いい表現するね~!さぁ、張り切って行こう!」
二人で並びながら、ルンルン気分で歩き、電車に乗って、通う高校の最寄り駅に到着。電車から降り、暫く歩いて高校に到着。私も昇星もテンションが爆上がり。
「わぁ~!この高校にこれから通うんだね!綺麗な校舎だね~!一緒にいっぱい楽しい思い出を作ろうね~!」
「うん!これからこの高校で、いろんな事をして過ごすの、すっごく楽しみだよ~!一緒にいっぱい楽しい思い出を作ろう!」
そんな楽しい会話をしながら、小走りで校舎に入って行った。
掲示されているクラス名簿を見ると、私と昇星が同じクラスという事が分かり、私も昇星も更にテンションが上がる。
「昇星、私達、同じクラスだよ~!めちゃくちゃラッキー!すっごく嬉しい~!」
「うん!僕もめっちゃ嬉しいよ~!この高校での生活、いい事がいっぱいありそうだね!」
入学式が始まった。さすがに、男子と女子という事で、隣同士の席ではなかった。いろいろな人の話を聞き、名前を呼ばれ、返事をして立つ。どんどん順調に進み、滞りなく入学式が終了。クラスに移動すると、再びびっくり!私と昇星の席が、隣同士!
「昇星、席が隣同士だよ~!こんな偶然、あるもんなんだね~!びっくり~!嬉しい~!」
「うん!僕もめっちゃびっくりしたよ!すっごい偶然だけど、すっごく嬉しいよ~!」
担任の先生の話が終わり、一連の行事が終了。二人で仲良く並んで歩いて、家に帰った。
昇星との高校生活は、本当に幸せな日々だった。背伸びして入った高校だけあって、授業のレベルが高く、勉強は苦労したが、その分、分からないところを昇星に教えてもらうのが、すごく楽しかった。新しい友達もできて、皆でワイワイ楽しく盛り上がる事もあった。昇星と、どんな部活に入るか話した時の事。昇星から、意外な言葉が返って来た。
「ねぇ、昇星、部活は何に入るの?運動系?文化系?それとも、入らないとか?」
「そうだな~、僕、天文気象部に入ろうと思ってるんだ~。名前に星が付くし、星を見るのが好きなんだよ~」
「へぇ~!昇星、てっきり運動部に入るのかと思ってたよ~!天文気象部、いいじゃん!私も一緒に天文気象部に入るよ~!私も、星を見るの、好きだし~!」
「お~!一緒に入ってくれるんだ~!嬉しいよ~!一緒に満天の星空を見るの、今からめっちゃ楽しみだよ~!」
「ウフフ、そうだね!私もすっごく楽しみ!」
二人で天文気象部に入り、初めての遠出での活動は、なんと、星空観測だった。星空が綺麗な事で有名なスポットに行き、皆で満天の星空を眺める。私と昇星は、並んで座り、ニッコリ微笑みながら語り合った。
「昇星、すっごく綺麗な星空だね~!こんなに綺麗な星空、初めて見たよ~!昇星と一緒に、こんなに綺麗な星空を見れて、幸せ~!」
「うん!ほんとにすっごく綺麗な星空だね!僕もこんなに綺麗な星空を見たの、初めてだよ~!一緒に見れて、幸せな気分だよ~!」
その時、星が一つ、ヒュ~ッと流れた。
「あ!昇星、流れ星だよ!見た?私、流れ星を見たの、初めて~!」
「うん!見たよ!星が流れたね~!僕も流れ星を見たの、初めてだよ!何か願い事した?」
「ううん。びっくりして、願い事を言う時間が無かったよ。次に流れ星を見たら、何か願い事を心の中で言うよ」
「うん!僕も願い事できなかったし、次に見たら、絶対に願い事を心の中で言うよ~!」
他の部員から離れ、二人で並んで座り、じ~っと星空を眺める。なかなか星が流れない。もし流れ星を見る事ができたら、願い事は決めている。
―もし、流れ星を見る事ができたら、昇星に「好き」って言って、昇星と恋人同士になれますようにって、お願いするぞ~!早く流れ星を見たいよ~!星よ~、流れてくれ~!―
引き続き、二人で星空を眺め、流れ星を探すが、なかなか見つからない。時間がどんどん過ぎ、部長の掛け声により、帰る事になった。諦めて立ち上がろうとした、その時、一つの星が、ヒュ~ッと流れた。
「あ!流れ星だ!」
「あ!星が流れた!」
素早く、さっき考えた願い事を心の中で言う事ができた。私が満面の笑顔で昇星に言う。
「やった~!流れ星に願い事を言う事ができたよ~!すっごく嬉しいよ~!」
「うん!僕も願い事を言えたよ!めっちゃ嬉しい~!どんな願い事をしたの?」
「ウフフ、今は秘密だよ~。そのうち、教えてあげる~!昇星は何てお願いしたの?」
「そっか~。気になるな~。じゃあ、僕も秘密にしとくよ~。もしかしたら、同じタイミングで、願い事を教え合うかもね~」
「え~、そうなのかな~。そうなったら、嬉しいけどね~。あ~、一緒にすっごく綺麗な星空を見る事ができたし、流れ星に願い事を言えたし、最高の一日になったよ~!」
「うん!僕も一緒に綺麗な星空を見る事ができて、流れ星に願い事を言えて、最高だよ~!」
二人で幸せな気分に包まれながら、並んで歩いて家に帰った。
それから更に時が過ぎ、もうすぐ夏休み。初めての期末テストが、もうすぐ始まる。私はというと、中間テストの点数が悪かったので、期末テストで挽回する為に、昇星に教えてもらいながら、必死に勉強に励んでいた。その日も、高校の図書室で、一緒に勉強していると、分からないところがたくさんあり、昇星に教えてもらいまくっていた。
「昇星、ここも分かんないよ~!こんなの、どうやって解くの~?」
「この問題はね~、この公式を使って、こうやって解くんだよ~」
「お~!さすが昇星!頼りになるわ~!あ~、数学、難しい~!昇星、よくこんなの分かるよね~。凄いよ~!」
「あはは。凄くないよ~。公式をしっかり覚えて、パターンに当てはめればいいんだよ~」
「うん!分かった!ありがと~!今度の期末テスト、赤点とったらやばいし、死に物狂いで頑張るぞ~!」
「そうそう!その意気だよ!僕も一緒に頑張るからね~!」
二人で勉強に励んでいると、ふと、上級生の二人の男子生徒が、笑顔を浮かべながら、私に声を掛けてきた。
「ねぇ、君、一年生だよね。すっごく可愛いし、綺麗だね。勉強はその位にして、俺達と一緒に遊びに行こうよ。楽しいよ~!」
―うわ~!まさか、高校の図書室で、上級生からナンパされるとは~!昇星が一緒にいるのに、声を掛けてくるもんなんだな~!断りたいけど、昇星、どんな感じなんだろうな~。私を守ってくれるのかな~―
チラッと昇星の方を見ると、少しビビッている表情をしている。昇星の表情を見て、私が昇星を奮起させる為に、肘で軽く昇星の腕を突っつき、真剣な眼差しを送ると、昇星の表情が変わり、上級生に向かって強く言ってくれた。
「止めて下さい!今、僕達、勉強してるんです。こんなに騒がれると、僕達にも他の人達にも、迷惑を掛けてますよ」
昇星の言葉に続き、私が上級生に言う。
「そうよそうよ。私達、勉強してるんですよ!勉強の邪魔しないで下さい!先輩方も勉強しないと、やばいんじゃないですか~!」
昇星と私の言葉を聞き、上級生が強い口調で言い返してきた。
「うるさい!余計なお世話だよ!こう見えて、俺達は、そこそこ成績がいいんだぞ!もうそんなに勉強しなくて大丈夫なんだよ。連れの男なんて放っておいて、俺達と一緒に来いよ!いっぱい楽しい思いをさせてやるぞ!」
上級生の一人が、私の腕を掴み、私を引っ張り上げようとしてきたが、私が必死に抵抗した。
「嫌!放して!昇星、助けて~!」
私の言葉を聞き、昇星が上級生の腕を掴み、上級生を物凄い形相で睨み付けた。
「いい加減にして下さい!これ以上、僕達の邪魔をするなら、先生を呼びますよ!」
「チッ!もう行こうぜ!他にも可愛い女の子なんていっぱいいるぜ」
上級生二人が、捨て台詞を吐き捨てて、向こうに歩き去って行った。私が満面の笑顔で昇星に御礼を言う。
「昇星、守ってくれて、ありがと~!正直、怖かったよ~!昇星が頼もしく私を守ってくれて、ほんとに嬉しかったよ~!」
「うん!守れて良かったよ!実は、僕も怖かったよ。やっぱ、先生を呼ぶっていう言葉は、魔法の言葉だね~!」
二人で気を取り直し、勉強を再開。さっき時間を取られた分、集中力が増し、昇星の私に対する教え方にも熱が入る。この勢いで期末テストに突入し、見事、私が赤点をとる事なく、私としては上出来の点数をとる事ができた。勿論、昇星は私よりも、はるかに良い点数をとった。
≪Vol.4に続く≫
主人公は、結局、今回も教祖から浄化される事なく、逃げ切る事ができました。今後、どうなるのでしょうか?高校でも昇星との生活も気になります。次回をお楽しみに!




