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シズカな時間  作者: 大星雲進次郎
Season3 ミッシングリンク!
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89/90

第98話 銀・河・最・強・! 〜時空監察官シズカHMS!③〜

ミツルが手首のスナップでカードを反転させると同時に、シズカがミャウドライバーをベルトにセットする。


「「変身!」」


ニャーン!

ニャーン!


「あ、これスコップさんのスマホの着信音!」

「不吉だろ?」


ちゃぶ台を脇に避けて、なぜかコンパクトに戦う2人から距離をとる。


「シズカ、ミツルちゃん。なぜ2人が戦わなければならないの……」

「じゃれてるだけだよ。……ハルナちゃんはどう?見ててウズウズしない?血がたぎるとか」

「ないない!というかバカみたい。私の妹?あり得ないわ」

「それについては間違いないよ!」


ミツルがひょっこりと会話に顔を出した。


「よそ見する余裕があるの!?」


シズカクロウが一瞬前までミツルの頭があった場所を襲う。


「きゃっ!」

「……2人の心が泣いている」


私のために争わないで、と泣いている山田は無視して、スコップとハルナと自分のお茶を入れ直してきたエム。


「訳わかんないわ。母さ……シズカさんたち、あんなに好戦的だったのね」

「エム、アンタも最初問答無用で殺されかけてたじゃないの」

「……そうだった」


シズカとスコップを抹殺にやって来た銀河刑事エムは、仕事モードのシズカの前に手も足も出せずに殺されかけたのだ。


「はいぱぁモード!時空監察官シズカWG!さあ、命乞いをしてみなさい!」


シズカは装甲を一部パージしてエネルギーに変換することで、速度とパワーが格段に上がる決戦フォームへ。


「チェンジ!キングフォーム!」


ミツルは全ての攻撃オプションを召喚。軽量化を図るためエネルギー装甲の一部を非展開することで全身が金色に輝く攻撃特化のフォームへ。


「シズカもミツルちゃんも可愛い〜!」


どちらも水着(ビキニタイプ)よりはマシな露出度合いのため、山田は狂喜。



「あの3人が冷静にならないと、話にならないわ」

「ところで、ハルナちゃんっていくつなんだい?」

「ん?西暦3306年生まれの21歳よ」

「「「「「え?」」」」」


「ミツル!あなたがどうして驚くのよ」

「だって、衝動的に連れてきちゃったから」


「今よ!キュリピュア・ギャラクシーアップ!」

「……しまった!」


シズカはミャウドライバーから溢れ出る漆黒のハートに包まれた。

漆黒に輝くシンプルなロングドレス、深いスリットから覗くお御足にヴェールが掛かる。ブーツとグローブはロングな淑女仕様だが、黒猫のアクセサリーでキュートさも演出。

美しい黒髪は豊かに広がり、先端に向けて深紅のグラデーションする。


「殲滅の堕天使!ピュアサイレント!貴方の懺悔を聞かせなさい!」

「伝説の闘士キュリピュアの力だと!?」

「決めるわ!」


サイレントは最愛の姉に向かい両腕を突き出す。

手のひらに清浄な愛のエネルギーが集まり、そして臨界を超える!


「キュリピュア!エターナル・イノセント・ギャラクシー!!」


「ぐわぁあああ……!」

「シズカさん、やり過ぎだ!」


ミツルの身体から吹き出す、どす黒いエネルギー!


「グレートアトラクター!?どうして?」

「お姉ちゃんの心を汚した罪、永遠の監獄で懺悔するといいわ」


実はやり過ぎたと、内心ドキドキのシズカさん。運良く敵っぽいものが出てきたのでホッと胸をなで下ろす。

そしてクールな決めポーズ。


「シズカ、マヂ天使……」


山田は倒れた。

しかし全く悔いを残さない、美しい死に顔であった。


「ゆうきちゃんもダメージ食らってるってどういうこと?」

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