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飲酒

「だだだんなしゃまぁあぁ!!!」


「はいはい、ここにいますよ」


顔は耳まで真っ赤にし目が虚ろでごろごろとベタついてくるフィリスがそこにいた。


(どうしてこうなった!いや分かってはいるんだけどさ)


陽が落ちる前に立ち寄れた町の少しお高めで綺麗な宿屋で今夜は休むことにしたのだが備え付けの食堂で出された飲み物がいけなかった。


「だんあしゃまがなんにんもみえましゅ」


「フィリスにはお酒はまだ早いようだね」


「にゃにおいうのれす、わたしはおとにゃれすよ!」


宿屋に入る前からそわそわしていたフィリスだったが慌てて飲み干したのが強めの酒だったらしく一気に酔いが回ってしまった。仕方ないので水差しと果物を貰って部屋に引き上げた。


「そぅわりゃしはおとにゃにゃのれすらら、しょやくりゃぃよゆーれす!」


「ちょっと何言ってるか分からないからね?取り敢えず果物少し食べなよ」


瑞々しい梨のような味の果実を口に運び落ち着かせる。果物はアルコールの分解に役立つと聞いたことがあったのだが本当に効くかは試したことはない。


気がつくとフィリスは俺に寄りかかって眠ってしまった。ベッドに移動させ部屋を出る。


「あ、お姉さん何か作れません?」

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