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物色

「フィリスフィリス、ここからアイゼンドラフト王国までどれくらいなの?」


「もう伯父様のことはいいんですね・・・馬車で7日といったところです」


「なんだ結構近いんだね。その間に休めそうなやどとかあった?」


「決して近いとは思えないのですが・・・いくつか村や町を通過していたのであったとは思いますが寝台も一緒に運んでいたので宿屋には泊まってないんです」


地方貴族からの監視の目やフィリスとの縁談話を避けるための措置だったと12の時に教えられたとのこと。


「ちょっと散策がてら途中まで歩いて行かない?足が痛くなったり疲れたら別の手を出すからさ。あ、そうだフィリスはあとで変装しようか」


フィリスの顔は貴族たちも覚えている可能性があるので少し大きな町に入る時は行商について来る娘を演じてもらうことにした。演じると言っても町娘が着そうな服に顔を半分覆う包帯を巻いてもらうだけなんだけどね。


「旦那様は何か変装するのですか?」


「俺は良いよ自由自在だし。それに通信手段はそんなに発達してないしょうし、この姿でも問題ないでしょ。あ連絡手段って何がある?」


「連絡手段ですか?書簡が一般的ですよ。通信士は適正者が少なくて重要拠点にしか配備されてませんからね」


「通信士ってどうやって連絡するの?」


「魔力を使って同じ能力者に向けて言葉を飛ばすそうです。熟練者は見たものをそのまま相手に伝えることが出来るそうです」


「それなら大丈夫だね。伝言ゲーム程度の通信手段なら余裕で誤魔化せるでしょ」


魔法が思った以上に発展していない。

誰でも使えるモノから適正がなければ使えないモノも存在する。

代用品の魔導具もあるにはあるらしいが研究が進んでないらしく暴発する危険があるので研究機関にしか置いてないらしい。


「それじゃ買い物の続きをしようか」

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