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悪意
悪意を感じた。
レント氏が一瞬コチラを見た瞬間感じたそれは心地よいほどの嫉妬と我欲と邪な欲望に満ちた悪意の塊だった。
(悪意が心地良いとか益々性格がヤツ寄りになってる証拠なんだろうな)
冷静に判断しつつ放たれた悪意にどう対処すつかが問題だ。俺はどうとでもなるがフィリスにはまだ何も与えてないし施してもいない普通の女の子だ。レント氏がもし欲望のままにフィリスを襲ったら何も出来ないと思うしね。
(この【悪意の塊】を跳ね返せば恐らくレント氏はあらゆる恐怖を感じて発狂しショック死するか衰弱死するだろう。なるべく温厚に済ませたかったんだけどロリコン拗らせたオッサンには土台無理な話だったかな?)
「レント伯父様!!!」
「どどうしたフィリス、大声なんて出して」
「今あの人を見て何を思いましたか?」
「別に、ただこの地方には珍しい肌色をしていると思った程度だよ」
「嘘ですよね?だってレント伯父様、一瞬ですがクーパー伯父上と同じモノを感じました」
(レント伯父様絶句してらっしゃる、そりゃあんな目にあわせた汚い伯父様と同じモノと言われたらそうなるわな)




