49/95
提訴
「死者を蘇らすことは出来ないけど復讐を手助けすることは出来るよ?」
「コレは王族の問題です。それに体の自由と光が戻ったならば私が直々に父に訴え出て伯父の今までの罪を白日の下にします」
多分だけど実行犯は既に口封じで亡き者にされてると思うんだよね。疑惑の目はいくらでも掛けられるけど証拠が全て焼け落ちてる時点で誰も表立って伯父を責められない。
「直接伯父を糾弾しに行っちゃえば早くない?」
「感情に振り回されて仮に、そう仮に伯父が無実だった時はどうするつもりです?」
「どうするみこうするも伯父の計画なのは揺るがないからね、仮定の話は無意味だよ。んー最終的に火炙りに出来れば良いかな?」
「はい?」
「火炙り。伯父の子供たちや孫も禍根を残さないように一緒に焼こうか?あ、貴族もいたんだっけ?伯父を焼く前に爵位の低い家から順番にフィリスが味わった地獄を思い知らせてやろうか」
「わ私は、罪を認め償ってくれればそそれで」
「殺しはしないから安心してくれ、絶対に殺さないからさ」
罪が白日の下に晒された場合、爵位を簒奪され貴族位が下がったり平民になるんだろう。その時逆上してフィリスに危険が及ぶかもしれない。ならば逆上させれなくすれば良いだけの話だ。
「約束ですよ、旦那様」
殺しはしないし死なせやしないさ。
なんたって俺は慈悲深いんだ。




