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名も無き世界 VRMMO編  作者: 有加田 慧条
終幕、其れでも永久に続く物語
24/26

真ヒロイン登場

ついに真ヒロイン登場です。

「っく、誰だ?」


俺をリザードマン指揮官の槍スキルから助け出したのは、一人の少女だった。


「エデン!だいじょう……ぶ……みたいだな」


いつの間にか近づいていた直が俺を助け起こす。

ポーションを取り出して飲みながら、炎を使う少女を見た瞬間、


「エデン!大丈夫だった?!」


抱き付いてきた。


「ぬー!!」


リザードマンと戦っていたミルシェが呻いていたが、剣戟の音に紛れて俺には届かなかった。


「おいおい、誰だおま……ま、まさか!!」


「そーだよ!ファルナこと、エデンの彼女だよ!!」


「「「「な、なんだってー!!」」」」


という仲間たちの心の声が聞こえた気がした。

リザードマン指揮官も、微妙な表情で固まっている。


「――――ところで、」


そんなリザードマン指揮官の股間に、


「私のエデンに何やってくれとんじゃーー!!」


ファルナの炎をまとった双剣スキルらしきものが炸裂した。


俺と直、それにこれまで空気だったNPCの中の男性たちが思わず股間を抑えるくらいには、遠慮容赦のない攻撃だったと言っておこう。


「やああああああああああ!!!」


と勇ましい声を上げたファルナは、今度は顔の部分まで飛び上がり、


「『豪炎爪牙』!!」


燃え上がる双剣をたたきつけた。

どうやら先ほどの股間へのスキルとのダメージ値でHPがほとんどなくなったらしく、リザードマン指揮官の目が赤く染まる。

バーサクモードだ。

ぎょろりと爬虫類らしく動いた眼は、ファルナを射抜いていた。


「ギャアァァァァァァァゴォオオオ!!」


という声と共に撃ち出された真っ赤な槍スキルは、スキル硬直で動けないファルナの目の前で、


「『ランスラスト』!!」


停止した。

エデンの『ランスラスト』を顔面に受けた彼(?)は、そのまま体を光に変えて消えていった。



新しい話は最初の一話分書きあげました!

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