国立学校 (3)
「ああ、ちょうど待っていたところです。グー・ルオの件がちょうど終わったところです」
グー・ルオは振り返って、背後の保健室のドアの方を見た。
二人の人物がちょうど部屋に入ってきたところだった。
見たことのない二人だった。
一人はさっきとても陽気に話していた女性だった。
彼女は二十代に見え、頭に押し上げたサングラスをかけていた。おそらく髪を留めるためだろう。絹のように滑らかな長く細い黒髪が背中と肩に垂れ、子供のような大きな目で部屋を見回していた。
彼女は黒いドレスパンツと黒いシャツを着ており、開いた襟の上部は白いネクタイで留められていた。
もう一人は彼にはずっと若く見える男だった。
もしあんなに不気味な視線でなければ、グー・ルオは同い年だと思うかもしれなかった。おそらく高校三年生だろう。
厚い髪が顔にかかり、それでも長いまつげが見え、魅惑的な視線を作り出していた。彼も黒いドレスパンツを穿いていたが、コバルトブルーのシャツには分子模様があった。
ネクタイがないことで親しみやすい印象を与え、それが彼の視線と鋭く対照的だった。
きっと女の子にかなりモテるんだろうな。
それがその時グー・ルオが思ったことだった。
若い女性は祈るように両手を組み、前に向かってお辞儀をした。
「重ね重ねすみません!」
医者は自分に向けられた謝罪に戸惑いながら立ち上がり、椅子を二つ机の近くに引き寄せた。
「いえいえ、どうぞ。お掛けください」
二人が席に着くと、新しく来た二人は自己紹介をした。
「こんにちは、グー・ルオ。私はレオリア先生です。グー・ルオって正しく発音できてる?」
グー・ルオが外国人を見たのは初めてだった。しかし、特に気にする様子もなく、彼女がとても上手に中国語を話すなと思っただけだった。
「気にしません」
視線は次にレオリアの連れに向けられた。
「よお! 俺のことはワン・ジュンジェって呼んでくれ」若い男の顔に大きな笑みが浮かび、そんな予想外の表情を前に、グー・ルオも思わず笑みを浮かべずにはいられなかった。
よく分からない理由で、グー・ルオはすぐに彼のそばで極めて心地よく感じた。
「僕はグー・ルオです!」
二人は大きな笑みを浮かべて見つめ合った。
「まあ、方向音痴なのを除けば、社会的にはまともってことね」
レオリアが言った。
ワン・ジュンジェは挑発されたと感じ、すぐに言い返した。
「どういう意味だよ?!」
「あんたが案内するといつも遅刻するじゃない」
「現代の教育施設のレイアウトが直感的じゃないのが俺のせいか? 刑務所みたいなんだよ」
「あんたみたいな馬鹿を閉じ込めておくために設計されたんでしょ」
ワン・ジュンジェの顔は大げさな嫌悪の表情に変わった。
「おおっ! 中学生みたいな態度の教師に言われたくないな」
「私が中学生? 自分のこと見た?」
医者は状況が手に負えなくなっているのを感じ、机に突っ伏して仲裁に入った。
「もういい、やめなさい! ここはグー・ルオの件を話し合うために来ているんだぞ」
二人の変わり者は落ち着き、医者はジャケットとバッジを直しながら再び座った。
「グー・ルオ」
レオリアが彼を呼んだ。
グー・ルオは彼女の方に向き、女性の視線が完全に真剣さを取り戻し、まっすぐに自分の目を見ていることにすぐ気づいた。
グー・ルオの注意を引いたのを確認して、レオリアは続けた。
「VEILって聞いたことある?」
グー・ルオは頷いた。
VEILが警察の部門の一つであることは知っていたが、それ以上の詳細は知らなかった。しかし、その名前が自分の面前で言及されるのを聞くだけで、彼はぎくりとした。
何か悪いことをしたのだろうか?
父に通報されるのだろうか?
「VEILについて、具体的に何を知っている?」
グー・ルオは唾を飲み込んだ。
「警察の方ですか?」
レオリアはワン・ジュンジェを一瞥してから続けた。
「VEILは警察の一部じゃない。私たちは非政府の軍事組織よ。そして今日はあなたに会いに来たの。ああ、こういうのをどう伝えればいいかいつも分からない!」
グー・ルオは彼女の突然の口調の変化に驚いた。
レオリアは深く息を吸った。
「急に思えるかもしれないけど、他に言いようがないの。たぶんもっと上手く扱う人もいるだろうけど、私はあなたに正直でありたい。だから言うわね。VEILは世界の『不条理』を規制することを目的とした組織よ。運命を予言できるという占い師や、死んだ場所に出る幽霊の話を聞いたことある? もちろん、こういう話のほとんどは完全に嘘で、金儲けのために存在するけど、どんな伝説であれ、必ず真実の一部を含んでいる。どんな神話であれ、その根は現実にある。VEILは、現実の正常性を妨げるそれらの不条理に対処するためにここにあるの」
レオリアは自分自身とワン・ジュンジェを指さした。
「私たちはVEILの魔法学校の工作員よ。私たちはいわゆる物語に出てくる魔法使いってやつ。VEILの使命は、地球全体を昼夜監視し、あらゆる不条理な活動に対処して、この世界を普通の人々の目から隠しておくこと。そして……私たちがここに来た理由は……」
レオリアは唾を飲み込んだ。どうやら複雑なことを話すのは本当に難しいらしい。彼女は人々が非常に敏感だと思うタイプに違いない、とグー・ルオは思った。
「……あなたが不条理だから」




