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騎士団の騎士 一 【王の責務、五】(1)

「ああああああああああああああああっ!」


シーツの温もりが体を包んでいるのを感じた。ゆっくりと寝室のカーテンを朝日が貫き始め、私は部屋の中を見回した。


額から汗が流れ落ちる。


しばらく呼吸を整えたあと、私はベッドの縁に腰を下ろした。聞き慣れた声が私に話しかける。


[朝っぱらからそんなふうに叫ぶなんて……もう癖になってるわよ。]


まだ息を切らしながら、私は短く答えた。


「ただの悪夢だ。」


[また?]


その声には心配が滲んでいた。


[話したくないの?]


私は機械的に答えた。


「いや、大丈夫。」


何も話せなかった。あの運命の夜以来、私が見る悪夢には、彼女も必ず関わっているのだから。


私は椅子に置かれた服の山へ向かい、Tシャツを脱ぎ始めた。


「着替えるから……」


[はいはい。じゃあ、出ていくわね。]


「チッ。」


以前の彼女はこんな感じではなかった。しかし時間が経つにつれて、彼女は私のそばにいることにどんどん慣れていった。私は別に気にしていなかったが、彼女のためにも、ある程度の距離は保ったほうがよかった。


レナが死んでから、私は声を聞くようになった。最初はただの単純な言葉だった。例えば、穴に足を踏み入れる直前に「気をつけて」と言ったり。時には、誰かが私の背後で何かを話そうとしているときに警告してくれたりもした。


そしてある日、その声は突然、本物の人間であるかのように私に話しかけ始めた。当然、最初は衝撃を受けた。特に、その声が私の記憶にあるレナの声とまったく同じだったからだ。


彼女と親しくなっていくうちに、彼女の名前もレナであることが分かった。ただし、彼女自身も、いつ、どこで、どうしてこんな存在になったのかについての記憶を持っていなかった。


彼女が覚えていた唯一のことは、かつて自分も似たような人生を送っていたということだった。どうやら、それが理由で、彼女はあらゆるものから私を守ることができるらしい。


私は服を着た。動きを妨げない程度にゆったりとした、厚手の黒い布で作られたズボン。そして肩に白いリネンシャツを掛け、真珠貝のボタンを留めていく。


[あの事件の夜のあと、騎士道の理念を熱心に信奉するブリテン公爵は、父との友情への敬意から私を引き取った。


城も、そこに並ぶ豪華な衣服も、私には申し分のないものに見えた。しかし公爵自身は、自分の領地に対する影響力が日に日に弱まっていることを感じていた。


妖精王国群とウルク共和国は、その土地に存在する魔法的性質と伝説を目当てに、彼の領地を欲していた。


そのような争いは私にはまったく関係のないことだった。しかし塔の資源には限りがあり、公爵は家族でもない私を平民でありながら養子として迎え、自分の息子として育てるという危険を冒した。


その事実だけでも、どれほど小さなことであろうと、私には彼をできる限り助ける義務と責任があった。だが……]


私は光るシステムウィンドウをクリックした。


金属的なチャイムが鳴り、別のウィンドウが表示された。


[通知ウィンドウを閉じてもよろしいですか?]


[はい。] [いいえ。]


私は「いいえ」をクリックすると、二つのシステムウィンドウはすぐに消えた。


私は剣を手に取り、鞘をベルトに取り付けた。貴族が実際に戦うことはほとんどなかったが、彼らは皆、塔でもっとも優れた製造者たちによって作られた儀礼用の剣を携えていた。


その理屈は、私にはまったく理解できなかった。


部屋を出る前、腹が鳴る音が聞こえた。


いや、正確には感じたのだ。ヘルメットがほとんどの音を遮っていたからだ。


私は机の引き出しを一つ開け、あらゆる種類の添加物が詰め込まれたシリアルバーを取り出した。それを丸ごと飲み込み、部屋を出た。


経済的な困難を抱えているにもかかわらず、公爵の邸宅は私がこれまで見た中でもっとも壮麗な場所の一つだった。廊下に敷き詰められたペルシャ絨毯には見事な模様が描かれ、背の高い窓の脇に掛けられたカーテンには優雅な刺繍が施されていた。


そのため、私は邸宅の廊下を歩くときは、いつも時間をかける習慣が身についていた。


私は廊下の突き当たりまで進み、外からの光をすべて取り込めるガラスドームを頂いた、大きな二重螺旋階段を下りていった。


階段にはクリスタルや様々なガラス細工が埋め込まれており、上から差し込む光を反射するようになっていた。


太陽が移動し、その前を雲が流れていくたびに、光はクリスタルの上を走り、互いに光線を反射し合った。その幻想的な光景は、階段全体を神秘的な輝きで包み込んでいた。


階下に着くと、私はラウンジの扉を開けた。そこには、今では叔父と考えている公爵が、彼の大臣たちに囲まれて座っていた。


「ああ! カエル、そこにいたか!」


叔父は私を手招きし、隣に座るよう促した。


私は裕福な大臣たちが座る大きなアームチェアを回り込み、叔父の右隣の席に腰を下ろした。


そして、叔父の左側にも目を向けた。


彼はそこにいた。


兄だ。


公爵の正当な息子。


金髪の下には真剣な表情が浮かんでいた。上半身には白いシルクのシャツをまとい、ズボンも間違いなく塔でも最高峰の職人たちによって仕立てられたものだった。


叔父が私の左肩を軽く叩き、囁いた。


「会議に来てくれて嬉しいよ、分かっているだろう……」


「えへん!」


財務大臣のヒルベルトだった。


「会議を再開してもよろしいでしょうか、公爵閣下。時間が限られております。」


兄が顔をしかめた。


「チッ……」


公爵の輝いていた顔が再び曇った。


「よかろう。それでは続けよう。」


私は議論には参加せず、注意深く話を聞いていた。普段、私はこのような会議に出席することすらなかった。そのことに、叔父の大臣たちのほとんどは大いに苛立っていた。


一方、セバスチャンは政府の会議には必ず出席しており、大臣たちのほとんどから好意的に見られていた。


私については、欠席が多かったこともあり、そのほとんどが私を大した存在とは考えていなかった。


ただ一人、ヒルベルトを除いて。


彼は心の底から私を嫌っているようだった。


私と視線が合うたび、彼の小さな灰色の目は、高価な絨毯に泥の染みを見つけたかのように細められた。彼は邸宅における私の存在を決して受け入れなかった。


彼にとって私は、ただ同情から拾われた平民であり、ブリテン王国という名に付随する、もう一つの負担に過ぎなかった。


おそらく、彼は完全に間違っていたわけではない。


ヒルベルトは分厚い書類をローテーブルの上に置いた。革張りの表紙は端が擦り切れており、中の書類は完璧に整えられていた。


「先ほどの中断の前にも申し上げましたが……」


彼は私のほうへわずかに首を向け、尊大な視線を送った。


「東部領地からの収入が、前回の周期から二十七パーセント減少しております。」


公爵は眉をひそめた。


「二十七……」


「はい、公爵閣下。それも楽観的に見積もった数字に過ぎません。先週の輸送隊襲撃以降、商人たちはモルネセル街道を避けるようになっております。」


ラウンジに重苦しい沈黙が落ちた。


セバスチャンは腕を組んだ。


「また盗賊か?」


ヒルベルトは首を横に振った。


「生存者たちは最初、そう証言しておりました。しかし、護衛たちに見つかった傷は通常の武器によるものとは一致しておりません。」


彼は書類の束から一枚の紙を取り出し、テーブルの上を滑らせた。


「遺体には内部から焼かれたような火傷がありました。鎧の外側は無傷のままです。」


公爵は姿勢を正した。


「魔法か?」


「おそらく。」


[嫌な感じがする。]


私はレナに答えなかったが、視線は紙の上に固定されたままだった。


そこには粗雑なスケッチが描かれていた。地面に横たわる死体。その胸部の鎧は開かれている。金属の内側は黒く焦げており、まるで鎧のすぐ下で火が燃え上がったかのようだった。


背筋に悪寒が走り、私は肘掛けを握る指にわずかに力を込めた。


また炎だ。


私は紙から目を逸らした。


[カエル……]


「大丈夫だ。」


気づかないうちに、私は声に出して呟いていた。


「何か言ったか?」


ヒルベルトが疑わしげな視線を向けてきた。


「いえ、すみません。少し気が散っていました。」


セバスチャンは数秒間私を見つめてから、再び書類へと視線を戻した。


「もしウルク共和国がこれに関与しているのなら、国境条約を破ったことになる。」


丸顔の禿げた大臣が咳払いをした。ウルク出身のイーゴルは、狂王の大飢饉の際に国を逃れてきた人物だった。


「まず調査もせずに誰かを非難するのは賢明ではありません。今のところ、証拠はありません……」


「証拠が出てくるまで待ち続けているから、こうなっているんだ!」


セバスチャンが鋭く言い返した。


「その間にも奴らは我々の街道を少しずつ侵食し、商人を買収し、我々の防衛力を試している。」


公爵は手を上げ、彼を落ち着かせた。


「セバスチャン。」


兄は黙ったが、その表情には険しさが残っていた。


時々、私は彼が羨ましかった。


その爵位でも、服でも、ましてや公爵の左側の席でもない。


実際、私が公爵の右側にいることは、明らかに叔父が私を贔屓していることを示していた。そして、そんな特別扱いが私を居心地悪くさせていることも認めざるを得なかった。


だが……


私が彼を羨ましく思うのは、彼が自分の居場所を知っているからだった。


彼は後継者だ。


彼は叔父の正当な息子だ。


この部屋に彼がいることには、ちゃんとした意味がある。


それに対して、私は……


ただ、そこにいるだけだった。


生存者。

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