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52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった  作者: よっしぃ@書籍化


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第72話:脅威の到来

◆ 侵攻開始


数日後――


ヴァルハイム王国が、動いた。


国境。


エドワード王国の国境領地。


突然、ヴァルハイム軍が侵攻してきた。


数千の兵士。


騎兵。


魔法使い。


圧倒的な戦力。


国境を守っていたエドワード王国の守備隊。


数百人。


到底、太刀打ちできない。


守備隊長が、叫んだ。


「持ちこたえろ!!」


「援軍が来るまで!!」


でも――


ヴァルハイム軍は、強かった。


魔法が、飛んでくる。


炎。


氷。


雷。


守備隊が、次々と倒れる。


城壁が、崩れる。


守備隊長が、絶望した。


「……無理だ……」


「……逃げろ……!!」


「……王都に、知らせろ……!!」


守備隊は、撤退した。


国境領地は、あっという間に陥落した。



◆ 連鎖的な敗北


数日後――


ヴァルハイム軍は、進撃を続けた。


次々と、領地を奪っていく。


国境に面した領地。


全てが、陥落した。


エドワード三世の軍が、応戦した。


でも――


勝てない。


ヴァルハイム軍は、強すぎる。


数も、多い。


装備も、良い。


魔法使いの数も、多い。


エドワード王国の軍は、敗走を続けた。


王都まで、迫ってきた。


もはや、王都とその後ろしか残っていない。


エドワード三世は、焦っていた。


「……どうする……」


「……このままでは、王国が滅ぶ……」



◆ グリーンヘイブンへの要請


王都。


王宮。


エドワード三世は、急使を送った。


グリーンヘイブンへ。


康太郎伯爵への要請。


「すぐに、来てほしい」


「戦況が、危ない」



グリーンヘイブン。


伯爵の館。


おっさんは、急使から手紙を受け取った。


読んだ。


顔色が、変わる。


「……国境領地が、全て陥落……」


「……王都まで、迫っている……」


おっさんは、すぐに決断した。


「……行く……」


「……すぐに、準備しろ……」



◆ 出陣


数時間後――


おっさんは、出陣した。


バハムート。


ガーディアン10体。


若者たち(ダニエル、アレクサンダー、ロバート)。


ダリウスと、グリーンヘイブンの兵士たち。


総勢200人。


セシリアも、一緒。


治癒と光の祝福のため。


おっさんは、セシリアに言った。


「……危険だ……」


「……留守番していてくれ……」


セシリアは、首を振った。


「いいえ」


「私も、行きます」


「みんなを、守ります」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……ありがとう……」


希望と光は、館に残した。


メイドたちが、見守る。


おっさんは、希望に言った。


「……いい子で、待っててくれ……」


「……パパは、すぐに帰ってくる……」


希望は、涙を流していた。


「……ぱぱ、がんばって……」


おっさんは、希望を抱きしめた。


「……ああ……」



バハムートは、竜形態。


巨大。


おっさんとセシリアが、乗っている。


バハムートが、言った。


「……康太郎、行くぞ……」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


バハムートは、飛び立った。


空高く。


ガーディアンと兵士たちは、地上を進む。


王都へ。



◆ 王都到着


数時間後――


王都に、到着した。


バハムートが、王宮の前に降り立つ。


住民たちが、驚く。


「竜だ!!」


「康太郎伯爵が来た!!」


おっさんは、バハムートから降りた。


セシリアも、一緒。


エドワード三世が、出迎えた。


「康太郎伯爵!!」


「来てくれたか!!」


おっさんは、深く頭を下げた。


「……陛下……」


「……遅れて、すみません……」


エドワード三世は、首を振った。


「いや、来てくれただけで十分だ」


「頼む、力を貸してくれ」


おっさんは、頷いた。


「……もちろんです……」


「……戦況を、教えてください……」



◆ 戦況説明


作戦室。


地図が、広げられている。


エドワード三世が、説明した。


「国境領地は、全て陥落した」


「ヴァルハイム軍は、ここまで迫っている」


地図の上で、王都のすぐ近く。


「もはや、王都とその後ろしか残っていない」


「明日にも、王都が攻撃されるだろう」


おっさんは、地図を見た。


「……敵の兵力は?……」


エドワード三世「約5000」


「騎兵、歩兵、魔法使い」


「我が軍は、約2000」


「数で、劣っている」


おっさんは、考えた。


「……分かりました……」


「……俺が、前線に出ます……」


「……バハムートと、ガーディアンで……」


エドワード三世は、驚いた。


「本当か!?」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


「……この街を、守ります……」



◆ 前線へ


翌朝――


おっさんは、前線に向かった。


バハムートに乗って。


セシリアも、一緒。


ガーディアン10体。


若者たち。


ダリウスと兵士たち。


エドワード三世の軍も、ついてくる。


前線。


王都から、数キロ。


ヴァルハイム軍が、陣を張っている。


おっさんは、敵軍を見た。


多い。


圧倒的な数。


でも――


おっさんは、何かに気づいた。


最前線。


ぼろぼろの服を着た人々。


武器を、持たされている。


でも――


兵士ではない。


おっさんは、顔色を変えた。


「……あれは……」


「……奴隷……!?」


エドワード三世も、気づいた。


「……そうだ……」


「……ヴァルハイム軍は、奴隷を最前線に配置している……」


「……盾として……」


おっさんは、怒りを感じた。


拳を、握りしめる。


「……許せない……」



◆ おっさんの激怒


おっさんは、馬を降りた。


前に、出る。


大声で、叫んだ。


「ヴァルハイム軍!!」


「聞こえるか!!」


ヴァルハイム軍の将軍が、前に出た。


鎧を着た、中年の男性。


名前は、グスタフ将軍。


傲慢そうな顔。


「何だ、貴様は?」


おっさんは、怒りを込めて言った。


「康太郎だ!!」


「グリーンヘイブンの伯爵だ!!」


グスタフは、笑った。


「ほう、噂の康太郎伯爵か」


「魔道具職人だと聞いている」


「ちょうどいい」


「その技術を、我が国に渡せ」


「そうすれば、命は助けてやる」


おっさんは、拒否した。


「……断る……」


グスタフは、眉をひそめた。


「なら、死ぬぞ?」


おっさんは、最前線の奴隷たちを指差した。


「……その前に、聞く……」


「……なぜ、奴隷を最前線に配置している……!?」


グスタフは、当然のように答えた。


「決まっているだろう」


「盾だ」


「奴隷など、消耗品だ」


「死んでも、構わない」


その瞬間――


おっさんの怒りが、爆発した。


「……ふざけるな……!!」


おっさんの体が、光った。


希望の力。


全開。


周囲の味方の士気が、高まる。


力が、満ちてくる。


おっさんは、叫んだ。


「……全軍、聞け…!!」


「……奴隷たちは、殺すな……!!」


「……拘束するだけに、とどめろ……!!」


「……狙うのは、正規兵だ……!!」


「……特に、将官を狙え……!!」


「……奴隷を盾にする卑怯者どもを……!!」


「……許すな……!!」


エドワード三世の軍が、応えた。


「了解!!」


おっさんは、バハムートに叫んだ。


「……バハムート……!!」


「……頼む……!!」


バハムートは、咆哮した。


「グオオオオ!!」


竜形態。


巨大。


空を、飛ぶ。


グスタフは、驚愕した。


「……竜……!?」


「……ありえない……!!」



◆ 戦闘開始


おっさんが、剣を掲げた。


「……突撃……!!」


エドワード三世の軍が、突撃した。


ガーディアンも、前進する。


巨大なゴーレム。


10体。


ヴァルハイム軍に、向かう。


ヴァルハイム軍は、迎え撃つ。


「撃て!!」


矢が、飛んでくる。


魔法が、飛んでくる。


でも――


セシリアが、光の祝福を展開した。


「光の大結界!!」


光の壁が、味方を守る。


矢と魔法が、防がれる。


おっさんは、最前線に突入した。


奴隷たちの前。


おっさんは、大声で叫んだ。


「……奴隷たち、聞け…!!」


「……俺たちは、お前たちを殺さない…!!」


「……武器を捨てろ…!!」


「……地面に伏せろ…!!」


「……そうすれば、助ける…!!」


奴隷たちは、戸惑っている。


でも――


おっさんの言葉に、希望を感じた。


一人の奴隷が、武器を捨てた。


地面に、伏せる。


それを見て、他の奴隷たちも次々と武器を捨てた。


地面に、伏せる。


グスタフが、怒鳴った。


「……何をしている…!!」


「……戦え…!!」


でも――


奴隷たちは、もう戦わない。


希望を、見つけたから。



おっさんは、正規兵に向かって走った。


ミスリルの剣を、構える。


希望の力で、強化されている。


正規兵が、向かってくる。


おっさんは、剣を振るった。


「うおおお!!」


正規兵が、次々と倒れる。


おっさんの力は、圧倒的。


バハムートも、空から攻撃している。


炎のブレス。


正規兵の陣営に、降り注ぐ。


「うわあああ!!」


正規兵が、燃える。


ガーディアンも、暴れている。


巨大な拳で、正規兵を殴る。


「ドゴオオン!!」


正規兵が、吹き飛ぶ。


ヴァルハイム軍は、混乱している。


グスタフが、叫んだ。


「……くそ…!!」


「……何だ、この力は…!?」



◆ 将官狙撃


おっさんは、グスタフを見つけた。


「……あれが、将軍か……」


おっさんは、走った。


グスタフに、向かって。


グスタフの護衛が、立ちはだかる。


「将軍を、守れ!!」


おっさんは、護衛を次々と倒した。


剣を、振るう。


希望の力で、強化されている。


圧倒的。


グスタフは、後退した。


「……くっ……!」


「……撤退だ…!!」


「……全軍、撤退…!!」


ヴァルハイム軍が、撤退を始めた。


逃げる。


おっさんは、追わなかった。


奴隷たちを、保護することが先。



◆ 奴隷の保護


戦闘が、終わった。


ヴァルハイム軍は、撤退した。


奴隷たちは、地面に伏せたまま。


おっさんは、奴隷たちに近づいた。


優しく、声をかける。


「……大丈夫だ……」


「……もう、安全だ……」


「……立て……」


奴隷たちは、恐る恐る立ち上がった。


ぼろぼろの服。


痩せている。


傷だらけ。


おっさんは、涙を流した。


「……ひどい……」


セシリアが、奴隷たちを治療した。


光の祝福。


傷が、癒えていく。


奴隷たちは、感動している。


「……ありがとうございます……」


「……ありがとうございます……」


涙を、流している。


おっさんは、奴隷たちに言った。


「……お前たちは、もう奴隷じゃない……」


「……自由だ……」


「……グリーンヘイブンに来い……」


「……俺が、保護する……」


奴隷たちは、さらに涙を流した。


「……本当ですか……?」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


「……約束する……」



エドワード三世も、近づいてきた。


「康太郎伯爵、素晴らしい戦いだった」


「敵を、撤退させた」


おっさんは、頷いた。


「……でも、終わりじゃありません……」


「……奴らは、また来ます……」


エドワード三世は、真剣な顔になった。


「……そうだな……」


「……どうする?……」


おっさんは、考えていた。


(……このままでは、また同じことを繰り返す……)


(……ヴァルハイム王国を、変えないと……)


(……でも、どうやって……?)



おっさんは、窓の外を見た。


夕日。


戦場。


血が、流れた場所。


(……戦争……)


(……俺は、避けたかった……)


(……でも……)


(……奴隷を盾にする国……)


(……このままでは、また犠牲者が出る……)


(……どうすればいい……?)



グリーンヘイブン。


ヴァルハイム王国との戦い。


初戦は、勝利した。


奴隷たちを、保護した。


でも――


これは、始まりに過ぎない。


おっさんの、新たな戦いが続く。



(次回:第73話「逆襲」に続く)

【作者からのお願い(※絶対に読んでください!)】


いつも応援ありがとうございます!

毎日たくさんの方に読んでいただけて本当に嬉しいのですが、実は現在、本作の「評価ポイント」が伸び悩んでおり、このままではランキングの海に沈んでしまいそうです……!


もし「面白い!」「続きが読みたい!」と少しでも思っていただけたら、ページの一番下にある【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして、どうか本作を応援していただけないでしょうか?

皆様のその「星」一つ一つが、私の執筆のモチベーションであり、この物語を完結まで書き切るための命綱です!


たった数秒で終わります!どうか、どうか皆様の力を貸してください!よろしくお願いいたします!!

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