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52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった  作者: よっしぃ@書籍化


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第65話:新たな日々

◆ バハムートの家


数日後――


バハムートの家が、完成した。


街の外れ。


広い場所。


竜形態になっても、大丈夫なように。


大きな家。


シンプルだが、頑丈。


バハムートは、家を見た。


「……立派だ……」


「……ありがとう、康太郎……」


おっさんは、微笑んだ。


「……気にするな……」


「……仲間だからな……」


バハムートは、涙を流した。


「……仲間……」


「……何百年ぶりだろう……」


「……そう言われたのは……」


おっさんは、バハムートの肩を叩いた。


「……これから、よろしく頼む……」


バハムートは、頷いた。


「……ああ……」


「……この命、お前に預ける……」



◆ ゴードンの回復


ゴードンの邸宅。


ゴードンは、ベッドから起き上がっていた。


まだ、完全ではない。


でも――


動ける。


真理が、そばにいる。


蒼を、抱いている。


ゴードンは、蒼を見た。


「……大きくなったな……」


真理は、微笑んだ。


「……はい……」


「……すくすく、育っています……」


ゴードンは、蒼の頭を撫でた。


「……良かった……」


そして、真理に言った。


「……心配かけた……」


真理は、涙を流した。


「……もう、無理しないでください……」


ゴードンは、真理を抱きしめた。


「……ああ……」


「……約束する……」



おっさんが、訪問した。


「ゴードン、調子はどうだ?」


ゴードンは、微笑んだ。


「……だいぶ、良くなった……」


「……もうすぐ、工房に戻れる……」


おっさんは、頷いた。


「……無理するなよ……」


ゴードン「……分かってる……」


そして、聞いた。


「……ドラゴンは……?」


おっさんは、説明した。


「……バハムートっていうんだ……」


「……仲間になった……」


「……今は、人の姿で街に住んでる……」


ゴードンは、驚いた。


「……人の姿……?」


おっさん「……ああ……」


「……古代竜の力らしい……」


「……会わせるよ……」



◆ バハムートとゴードン


数日後――


ゴードンは、バハムートに会った。


バハムートの家。


バハムートは、人間の姿。


銀髪の中年男性。


ゴードンは、驚いた。


「……本当に、人の姿だ……」


バハムートは、頭を下げた。


「……初めまして、ゴードン……」


「……康太郎から、話は聞いている……」


「……魔道具使いだと……」


ゴードンは、頷いた。


「……ああ……」


バハムートは、続けた。


「……すまなかった……」


「……お前を、傷つけてしまった……」


ゴードンは、首を振った。


「……いや、もういい……」


「……それより……」


ゴードンは、バハムートに聞いた。


「……お前、古代竜だろ……?」


「……古代の知識は、あるか……?」


バハムートは、頷いた。


「……ああ……」


「……何千年も、生きてきた……」


「……多くを、見てきた……」


ゴードンは、目を輝かせた。


「……それなら……」


「……魔道具について、教えてくれないか……?」


「……古代の魔道具とか……」


バハムートは、微笑んだ。


「……もちろんだ……」


「……喜んで……」


二人は、意気投合した。



◆ バハムートの知識


数日後――


バハムートは、ゴードンの工房を訪れた。


ゴードンは、もう回復している。


工房で、魔道具を作っている。


バハムートが、言った。


「……ゴードン、その魔道具……」


「……もっと効率的にできるぞ……」


ゴードンは、驚いた。


「……どうやって……?」


バハムートは、説明した。


「……古代では、魔石の配置を工夫していた……」


「……こうすれば、魔力の流れが良くなる……」


ゴードンは、試してみた。


すると――


魔道具の効率が、上がった。


ゴードンは、感動した。


「……すごい……!」


「……これは、革命的だ……!」


バハムートは、微笑んだ。


「……古代の知識だ……」


「……役に立てて、嬉しい……」


ゴードンは、バハムートに頭を下げた。


「……ありがとう……」


「……これから、色々教えてくれ……」


バハムート「……もちろんだ……」



◆ バハムートと住民


バハムートは、街に馴染んできた。


市場で、買い物をしている。


住民たちが、声をかける。


「バハムート様、こんにちは!」


「今日は、いい天気ですね!」


バハムートは、微笑んだ。


「……ああ……」


「……いい天気だ……」


商人が、野菜を渡す。


「バハムート様、これ、サービスです!」


バハムートは、受け取った。


「……ありがとう……」


「……でも、お金は払う……」


商人「いいんですよ!」


「街を守ってくれたんですから!」


バハムートは、涙ぐんだ。


(……優しい人たちだ……)


(……ここは、いい街だ……)



公園で、子供たちが遊んでいる。


子供たちが、バハムートに近づいた。


「バハムートおじさん!」


「遊ぼう!」


バハムートは、微笑んだ。


「……ああ……」


子供たちと、遊ぶ。


鬼ごっこ。


バハムートは、ゆっくり走る。


子供たちが、逃げる。


笑っている。


バハムートも、笑っている。


(……楽しい……)


(……何百年ぶりだろう……)


(……こんなに、楽しいのは……)



◆ バハムートとおっさん


夜。


おっさんとバハムートは、バハムートの家にいた。


二人で、酒を飲んでいる。


魔獣の肉を、つまみに。


おっさんが、言った。


「……街に、馴染んできたな……」


バハムートは、頷いた。


「……ああ……」


「……みんな、優しい……」


「……最初は、怖がられると思ってた……」


おっさんは、微笑んだ。


「……いい街だろ……」


バハムート「……ああ……」


「……本当に、いい街だ……」


二人は、しばらく飲んだ。


そして――


バハムートが、聞いた。


「……康太郎……」


「……お前は、なぜ俺を助けた……?」


「……殺せたのに……」


おっさんは、少し考えた。


そして――


答えた。


「……殺す必要が、なかったから……」


「……お前も、生きたかっただけだろ……」


「……なら、一緒に生きればいい……」


バハムートは、涙を流した。


「……ありがとう……」


「……康太郎……」


「……お前に、出会えて良かった……」


おっさんは、バハムートの肩を叩いた。


「……こちらこそ……」


「……これから、よろしく頼む……」


バハムート「……ああ……」


「……この命、お前のために使う……」



◆ 古代の歴史


バハムートが、話し始めた。


「……康太郎、聞いてくれ……」


「……俺が、何千年も生きてきて……」


「……見てきたものを……」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


バハムートは、語った。


古代の王国。


栄えていた時代。


魔法が、発達していた。


でも――


戦争が起きた。


王国同士の争い。


多くの命が、失われた。


そして――


魔法の暴走。


大地が、荒れた。


魔境が、生まれた。


バハムートは、その全てを見てきた。


「……悲しかった……」


「……人間たちが、争うのを見るのは……」


おっさんは、頷いた。


「……そうか……」


バハムート「……でも、お前は違う……」


「……お前は、人を救う……」


「……争いを、避ける……」


「……だから、俺はお前についていく……」


おっさんは、微笑んだ。


「……ありがとう……」



◆ 希望と光


翌日――


おっさんは、家族と過ごしていた。


希望と光。


希望は、2歳。


よく話すようになった。


「ぱぱ、あのね」


「バハムートおじさん、やさしい」


おっさんは、微笑んだ。


「……そうだな……」


「……優しいな……」


光は、1歳になった。


立てるようになった。


よちよち歩く。


「あー、うー」


セシリアが、光を支えている。


おっさんは、家族を見た。


幸せそう。


(……平和だ……)


(……この日々が、続けばいい……)



◆ フィリップ侯爵の訪問


数週間後――


フィリップ侯爵が、訪問した。


「康太郎殿!!」


「ドラゴンを仲間にしたと聞いた!!」


「本当か!?」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


「……バハムートだ……」


「……会わせるよ……」


バハムートが、現れた。


人間の姿。


フィリップは、驚いた。


「……これが、ドラゴン……?」


バハムートが、言った。


「……侯爵……」


「……初めまして……」


そして――


竜形態になった。


巨大な竜。


フィリップは、腰を抜かした。


「……す、すごい……!!」


バハムートは、また人間に戻った。


「……普段は、この姿だ……」


フィリップは、感心した。


「……素晴らしい……!!」


「……康太郎殿、あなたは本当にすごい……!!」


「……国王陛下に、報告しないと……!!」



◆ 国王への報告


数週間後――


フィリップ侯爵は、国王に報告した。


「陛下、康太郎殿がドラゴンを仲間にしました」


国王は、驚いた。


「……ドラゴンを……?」


フィリップ「はい」


「バハムートという古代竜です」


「今は、人の姿で街に住んでいます」


国王は、感心した。


「……康太郎殿は、本当にすごいな……」


「……魔境を開拓し……」


「……街を作り……」


「……そして、ドラゴンを仲間に……」


フィリップ「はい」


「彼は、王国の宝です」


国王は、頷いた。


「……その通りだ……」


「……康太郎殿を、もっと支援しよう……」



◆ 平穏な日々


グリーンヘイブン。


バハムートが、仲間になった。


街は、さらに発展している。


バハムートの古代の知識。


ゴードンの魔道具開発に、役立っている。


住民たちも、バハムートを受け入れた。


みんなで、協力している。


平和な日々。


おっさんは、街を見回った。


満足そう。


(……いい街になった……)


(……みんな、幸せそうだ……)


(……これからも、守り続ける……)



セシリアが、そばに来た。


「コウタロウさん」


おっさんは、セシリアを抱きしめた。


「……ああ……」


セシリアは、微笑んだ。


「……幸せですね……」


おっさんは、頷いた。


「……ああ……」


「……本当に、幸せだ……」


二人は、街を見た。


バハムートが、子供たちと遊んでいる。


ゴードンが、工房で働いている。


真理が、蒼を抱いている。


若者たちが、訓練している。


令嬢たちが、お茶をしている。


家臣たちが、仕事をしている。


住民たちが、笑っている。


全てが、平和。


おっさんは、微笑んだ。


(……守り続ける……)


(……この街を……)


(……みんなを……)



グリーンヘイブン。


バハムートが、新たな仲間になった。


古代の知識が、街を発展させる。


平和な日々。


幸せな日々。


おっさんの物語は、続く。



(次回:第66話「新たな挑戦」に続く)

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