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蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君  作者: 黒猫キッド
第3章・エグ・マリン王国での生活
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95・伝説の聖剣(偽物)使わなくても、厳しい戦闘

 連日投稿したいけど、寝不足なってまうの、現状このペースや!

 剣を構えたアストルが、零華に向かって切り込んでくる。


 ギィンンンン!!!


 零華は持っていた剣で、アストルの剣をガードする。

「くっ…」

 零華は剣を弾いて、後ろに後退する。

『あの人の剣…重い…ユリアンさん時より強い…』

 零華は今の一撃で、このアストルという隊長が、最初に戦ったユリアンより強者だと判断出来た。

「おいおい、ユリアンや暮羽の時は、もっと積極的に攻撃していたんだろ? もう少し楽しませろよ?」

と、好戦的な笑みを浮かべて、零華を挑発するアストル。すると零華は、口元に笑みを浮かべて言った。

「…そうですか…なら遠慮なく行かせてもらいます!」

 その言葉を言い切ると、零華は体勢を低くしてアストルに突っ込んでいく。そしてアストルの懐に飛び込むと、剣を下から上に上げる様に、アストルに斬り掛かった。それは逆袈裟斬りと酷似した攻撃だった。

「ぅお!?」

 しかしアストルは、体を仰け反らせる事で攻撃を回避した。

「……」

 零華は素早く跳び退き、橋の欄干の上に着地した。

『…これじゃ五条大橋の戦いじゃないか…まさしく義経(牛若丸)だよ…』

 今現在、大きな橋の上で戦っている為、この間のユリアンとの戦いの時に、義経みたいと言われていた事を思い出し、自分でもそうだと思ってしまう零華。

『あっでも…確かそれをモチーフにしたシーンが、RPGにあったな…偽物の聖剣使ってた人絡みで…』

 そんな事を考えていると…。

「やるなお前…確か名前は、広橋 零華だっけか…? 思ってたんだけどよ、お前本当に男なのか? どう見ても女にしか見えないぞ?」

 余裕が有るのか分からないが、アストルは零華に尋ねてきた。

「僕は男ですよ。ユリアンさんや他の兵士の方々から、聞いてないんですか?」

 何時もの事なので、零華は特に警戒もせずに返答した。

「まあ聞いているけどな、一応聞いてみたんだよ。リーネはお前の事が、かなり気になってたけどな」

 アストルの口から出たリーネという名前、それは前日に会った三番他隊長を務めていた、軍医である露出度の高いエルフの女性だと、零華は覚えていた。

「あのエルフの隊長さんがですか…?」

 零華は若干、リーネに対して苦手意識を抱いていた。リーネはエルフの為か美人で自分より年上であったが、あの時の彼女の行動を気にしていた。

 リーネは誰かの名を呟いて、右目を隠している布を外そうとした。それにより事情を知っている理奈の怒りを買う事になったが、それ以上に零華は気になっている事があった。

『あの人…僕の顔を見て誰かの名前を呟いていた…僕に誰かの面影を見たのかな…?』

 あの時リーネは、零華の顔を真近で見て、『…ノア』と呟いていた。

 その僅かに聞こえた名で、零華が思いつくのは二人だけ居た。

 一人は自分の母親である、広橋 里乃(リノ)亜(ア)。もう一人は今自分達が居るエグ・マリン王国の騎士団最強の兵士であった、リノア・エルトリオン。

『…リーネ隊長は母さんの事は知らないから、そのリノアっていう兵士の事かな…どういう人だったんだろ…』

 それが気になった零華は、アストルに尋ねる事にした。

「あのアストルさん…リノア・エルトリオンって知ってますよね?」

 橋の欄干から降りながら、零華は尋ねる。勿論警戒は緩めていない。

「ああ、知ってるぞ。ってかこの国の誰でも、名前だけは知っているけどな。二十年前に存在していた兵士だな」

 アストルはそう答えるが、此方も警戒を緩めていない。

「そのリノアさんって人の、詳しい話は?」

「…ああぁ悪い。俺は其処迄詳しい話を知らないんだ。そういうのはアーサーにでも聞いてくれ」

「アーサー? 誰ですかそれ?」

 聞いた事ない名に、零華は聞いた。

「まだ会った事ないのか…アーサーは二番隊隊長でエグ・マリン王国の軍師だ。アイツなら相当知っているぞ」

 そうアストルは零華に告げた。

 その様子を少し離れた所で見ている人影。

「俺に押し付けるなよ…」

 気怠そうに呟くその人物、それは今アストルが言った、二番隊隊長で軍師である、アーサー・エンフィールドであった。


 タイトル程戦闘を行わんかった…。

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