76・合同訓練
ちょっと開いてもうた(焦)!。
そろそろまた、『転生したドララー』を更新しようか…皆さんもシャロンやヨハンに、会いたいやろうな…僕もドララーやし♪
「今日は合同訓練を行ってもらう」
翌日、訓練場に集められたA組一行は、開口一番にユリアンにそう告げられた。
「合同訓練って…ユリアン隊長の部隊の兵士とですか?」
来季が尋ねた。
「いや。五番隊とだ」
「五番隊…そういえば、この騎士団って何番隊迄存在しているんですか?」
今度は零華が尋ねた。
「九番隊までだな…ただ近々、十番隊を設立するという話もある」
そうユリアンは告げたが、仮所属している自分達には、十番隊の事は関係ないだろうと零華は判断した。
「じゃあ此れから、五番隊の兵舎に向かう」
ユリアンはそう告げると、数名の兵士と共にA組一行を連れて、訓練場から移動を開始した。
『…悪いな零華…』
移動しながら、ユリアンは心の中で零華に謝罪する。
訓練場から出て暫く歩くと、四番隊の兵舎と同じ構造の建物に着いた。
「此処が五番隊の兵舎だ」
「ユリアンさんとこと、殆ど同じ建物じゃん」
修兵が兵舎を見ながら、素直な感想を述べた。
「そりゃあ、騎士団の兵舎なんだから、格差は無いだろ?」
と、修兵の言葉に、ユリアンは返す様に告げた。そしてそのまま進むと、やはり同じ様な訓練場に着いた。其処には兵士が何十人も居たが、ユリアンの所の兵士より装備が軽装に見えた。
「ユリアンさんの兵士より、装備が少なくないですか?」
零華が尋ねた。
「ああ。言ってなかったが、五番隊は暗殺・諜報を主に行う部隊だ。だから俺の部隊より身軽なんだ」
そうユリアンは告げたが、A組一行は此処の兵士が『暗殺を行う部隊』と聞き、恐怖心を感じてしまった。
「…やっぱり軍だから、敵に対しての諜報活動等は行いますよね…」
そんな中、零華だけが冷静に答えた。その言葉にA組一行は驚く。
「あっ…母さんから聞いた話だよ。何でそんな事を言ったのか、分からないけどね…」
苦笑しながら弁解する零華。
すると五番隊の兵士達の中から、一人の人物が出て来た。
「よく来たな。私はエグ・マリン王国騎士団・五番隊隊長の小桜 暮羽だ」
鋭い目つきでA組一行を見ながら、自己紹介をする暮羽。その姿を見たA組一行の反応は様々だった。
見た目は自分達と同じ日本人の様に見えたり、やや軍人気質に感じたり。特に多く思ったのは、目つきは鋭いが黒髪で整った顔立ちの美人である事尚且つ、その目つきが顔全体とマッチしている事。そして何より、アメリカンスリーブを思わせる服と肘から手まで隠した袖が、何処となく妖艶な雰囲気を醸しだっている事であった。
A組一行は暮羽の姿に様々な印象を浮かべながらも挨拶をした。
「さて早速だが…先日其処のユリアンが、お前達の中の一人と戦ったそうだが…それは誰だ?」
鋭いながらも好戦的な雰囲気を放つ目つきをしながら、暮羽はA組一行に問いかけた。A組一行はその視線に戸惑いながらも、一人の生徒を見た。
「…僕です」
零華である。
「お前が…? 名は?」
「…広橋…零華です」
「広橋? 何処かで聞いた気が…いや良い…それにしてもユリアン、お前はこんな小娘に負けたのか?」
呆れる様な表情をしながら、ユリアンを見つめる暮羽。
「負けてない。それに零華は男の子だぞ?」
「何…?」
ユリアンに零華の性別を告げられ、暮羽は再び零華を見つめる。
「…どう見ても小娘にしか見えないが…まあ良い…その右目の布は何だ?」
暮羽は零華の右目の布を指摘した。
「…これは昔事故に遭って、その時に失明をして、その目を見られたくない為、隠しているんです」
零華は先日ユリアンに説明した事と、同じ様な事を話した。
「そうか…すまなかった…」
零華の表情に、暮羽は零華にとって言いたくない事であったと判断し、謝罪を述べた。
「ところで何故今日、私の部隊に呼ばれたか分かるか?」
「? 合同訓練と聞いていますが?」
先程ユリアンから聞いた事を話す零華。
「…それは建前だ。本当の目的は…広橋、私がお前と戦う為だ!」
そう鋭いながらも好戦的な目で、零華を見ながら宣言した。その目はまるで、獲物を狙う捕獲者の様な眼であった。
先に行っておきますが、暮羽はヒロインやないで!
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