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蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君  作者: 黒猫キッド
第2章・異世界召喚編
58/133

57・美少女風男の娘が入ってきたら、とても戸惑う!

 前回の続きや! 書いていて思った…あんまエロくないな…。

 零華が浴場に入ると、数人がそれに気づいて、そして時間差で浴場全体に広がり、全員から視線を向けられる。それはそうだろう。どう見ても美少女にしか見えない子が、全裸で浴場に入ってきたのだから。浴場に居るのは殆どが男子生徒だが、僅かに兵士も混ざっている。

「…はぁ…」

 零華は溜息を吐きながら、洗い場へと向かう。頭を洗っていた孝明の隣が丁度空いていた為、零華はその横の椅子に腰を掛けた。

 孝明は頭の泡を流すと、隣の零華の存在に気付いた。

「うぉ!? って零華か…目は閉じているんだな」

「頭を洗うまでだよ…ってか孝明。今僕の姿に驚いたでしょ?」

「ああまあ…何時の間にか隣に居たからな…」

「…絶対嘘だ」

 別の理由で驚いた事等、零華にはお見通しであった。零華は気にせずに頭を洗う為に、置いてあった洗面器に湯を入れて、頭から被った。プラチナブロンドか亜麻色の髪が湯に濡れて、何処か妖艶な雰囲気を醸し出す。

「零華…お前、小さいな」

と、突然隣に居る孝明が呟いた。

「? そりゃあ僕はクラスで一番小さい上に、孝明がクラスで一番長身だからでしょ?」

 孝明はクラス一の身長の為、大柄な大作を除けば、クラス全員孝明より低身長である。

「いやそうじゃなくてな…」

「?」

「それ…」

 孝明が視線で伝える。濡れた髪の雫を垂らしながら、零華は孝明の視線を追った…視線の先は零華の足の間である。つまり…

「!!! 馬鹿孝明! 何処を見ているんだよ!?」

 反響する浴場にて大声を出し、目の前のシャワーで湯を孝明に浴びせる零華。あまりの大声にその場に居た全員が振り向いた。

「熱ちちち! 悪かったって零華!」

 慌てて逃げていく孝明。そんな孝明を左目で暫く睨むと、零華はようやく頭を洗い出した。そして泡だらけになった髪を湯で流すと、持ってきていたタオルで普段と同じ様に右目を隠す様に巻いた。

 そして体を洗い終えて、大きな湯船へと向かい湯に浸かった。すると修兵がやって来た。

「何だ零華。右目は風呂の間は閉じているから、隠さないんじゃないのか?」

「ずっと目を閉じているのは、結構疲れるんだ。この状態なら開けるし」

「…別に外しても良いと思うけどな」

 修兵はそう呟いたが、零華は聞こえないフリをした。

 暫くゆっくり浸かっていると、兵士の人達が零華を見ながら、コソコソと何かを話している。

「あれ絶対、お前の事を話しているな。すっごい美少女が入浴しているって…」

「僕は男だし…ってか普通に考えて混浴じゃないだから、女の子が居る訳ないと思う」

「男でも構わないとか? まあ襲われない様に気を付けろよ」

「縁起でもない事言わないでよ」

「まああの軍団長とタイマン張って互角にやりあった零華なら、まず負けないだろうけど」

「……」

 そんな修兵の言葉を聞きながら、湯に浸かっていた零華。

 尚その後、修兵達数名が、女湯を覗こうとして兵士に怒られたが、『零華で我慢するか♪』と言い、零華にも怒られた。



 零華は小柄の上に、アレの小さいんやで!

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