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蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君  作者: 黒猫キッド
第2章・異世界召喚編
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43・零華のミラクルレスキュー大作戦♪ 2

 三日目の投稿♪ 今回は台詞少な目、地の文多めの話ですわぁ!

 内部に侵入した零華は、理奈から送られてきたラインを見ながら、慎重に進んでいた。LINEには連行されるまでの道筋が記載されていた。

『と言っても、理奈達が連行される時は、ある意味簡単に行けたけど…僕の場合は警備を気にしながら進むから…難易度上昇だよ…』

 幾ら道筋が分かっていても、警備を掻い潜って進むのは、相当骨が折れる作業である。

「!」

 零華は前方の曲がり角から、兵士が近付いている音に気付き、直ぐ傍の通路脇の台の陰に隠れる。すると角から兵士が出てきて、零華が隠れている場所とは、反対側に歩いて行く。その方向は理奈達が捕らえられている場所への道であった。そしてその兵士以外、他に足音は聞こえなかった。

「……」

 零華は台の陰から出ると、ゆっくりとした足取りで兵士の後を歩いて行く。その距離は約二m程。

「……」

それ程迄に近くに居るにも拘わらず、兵士は零華に気付く様子は無い。やがて再び曲がり角がある場所に着くと、兵士は角を曲がるが、零華は違う道の為に、そのまま真っ直ぐに進んでいく。

「次は…こっちか…」

 スマホで道を確認すると、零華は再び慎重に進んでいく。

「!」

 すると今度はT字路の様な場所に出る。零華はスマホのカメラで確認すると、右への通路の先には、警備の兵士が立っている。その兵士は零華が居る方を見ており、反対側を見たりして警戒している。零華が行く方角は兵士が居る方であり、兵士が邪魔で進めない。尚零華は通路の死角に居る為、兵士からは見えない。

 零華は通路を見回して、何か使えるのは無いかと探した。すると通路の脇に甲冑が立っていたのを見つけた。

「あれだ…」

 零華は甲冑に近づき、腕のガントレットの部分を外した。そして再びT字路の場所まで行き、カメラで兵士を確認すると、兵士は零華が居る方とは反対側を見ていた。その瞬間零華は、兵士の居る方とは反対側にガントレットを投げた。


 ガシャン!!!


「!? 何だ今の音は!?」

 零華が素早く身を隠すと同時にガントレットは金属音を立てて落下し、その音に気付いた兵士が反応する。兵士は音がした方へと走り出し、零華はその隙に兵士の居た方へと素早く走っていった。

「もう少しだ…待ってて理奈…」

 零華はスマホで確認しながら、素早く走っていく。

 零華はまるで…気配を消しているかの様である。

 やがて地下へと続く階段を見つけた。零華はLINEでその階段が牢屋への階段だと確認した。

 零華は警戒しながら、少しずつ階段を降りていく。そして着いた場所は牢屋であったが、その中には誰も居なかった。

「!」

奥の方に大勢の人の気配を感じた。零華は奥へと進むと、曲がり角になっていた。その曲がり角の石壁の角から覗き込むと、其処にも牢屋が在り、その中には桜花学園の2―Aの仲間達が収容されていた。そしてその前には一人の兵士が仲間達を見張っていた。


 どうあがいても絶望的なやり方で突破!

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