38・バック・トゥ・ザッ・レスキュー
久方ぶりの投稿ですわぁ♪
もう少し長い予定でしたが、間が空き過ぎたので、少々早めに投稿ですわぁ。
尚、最近投稿が無かったのは、上手く進まなかったのと、別の趣味に勤しんでいたからですわぁ(苦笑)。
出鱈目に街中を走り続けた零華達八人は、何とか兵士達を振り切る事が出来た。
全力で疾走した為、零華達は息を切らしていたが、やがて落ち着いた頃、零華が太一に話しかけた。
「太一。一と孝明はどうしたの?」
「…兵士に掴まっちゃった…僕はたまたま離れていたから、逃げる事が出来たんだけど…」
太一が申し訳なさそうに話した。
「そう…でも太一だけでも無事で良かった」
零華ななるべく太一を励ます様に言った。
「そうなると、俺達以外、全員捕まったと考えた方が良いかもな」
修兵がそう言うと、メンバーは暗い表情を浮かべる。
「…助けに行こうよ!」
理奈がそう叫んだ。
「理奈!? 幾ら何でも無理でしょ!?」
「そうや! 相手さん、どっかの国の兵隊さんやし!」
灯里と凛が、揃って全否定をする。
「でも、麻美や千秋も捕まったかも知れないんでしょ?」
「それはあくまで、俺の想像だぞ?」
修兵が理奈を宥める様に言うが、理奈は零華に懇願する。
「零華。零華なら何か良い作戦を考えられない?」
「ええっ…」
理奈にそう頼まれて、零華は困惑してしまう。
「…いくら僕が頭が良いからって、軍を相手に勝てる策なんて…」
零華はそう答える。
「……」
理奈は零華でも助けられる策を考えられないと考え、落ち込む様子を見せる。それを見た零華は、少し考えて言った。
「…とりあえず、僕達が転移された建物の方に戻ってみよう…其処で何か情報を得られるかも知れないし」
「!!!」
その言葉を聞いて、理奈の表情が輝く。
「ただ戻っても、助けられるかは分からないよ。何も分からないかも知れないし?」
そう零華は前押しもしておく。
その後、戻るか反対か話し合った結果、多数決になり『戻る』方が多かった為、一同は戻る事になったのだが、此処で修兵がある事に気付いた。
「なあ零華。戻るのは良いけど」
「んっ? 何?」
「俺達が転移された建物って…何処だっけ?」
「……」
ベネチアによく似た迷いやすい街な上に、出鱈目に逃げ惑った為に、建物の場所が分からくなっていた。それ処か現在地すら不明であった。
※ ※
「結局、街中を彷徨うしかないって事か…」
街中を歩きながら、直樹が不満そうに言った。
尚、ドローンで探すという案を、大輔が出したのだが、バッテリーが勿体無いという理由で、直樹に却下された。
「しゃあないやろ…知らぬ街の上にめっさ遭難しやすい構造の上に、ウチら適当に走り回ったんやから」
凛が歩きながら直樹に言った。
尚、隊列的には、直樹、灯里、太一、零華、理奈、凛、大輔、直樹の順に並んでいる。
「まあ兎に角、今は探すしかないよ」
零華が落ち着いた口調で言った。
「つーか俺達相変わらず目立つな…」
擦れ違う通行人から、奇異な目で見られている為、修兵が不満気に呟いた。
「あ、そうだ零華! お前女の子のフリして…」
「僕は男だ! 逆ナンして聞き出せってなら、お断りだよ!」
「何だよ! だってモノホンの女子にやらせる訳にはいかないだろ? 此処は美少女風男の娘の零華ちゃんにさ…」
「修兵、そろそろ本気で…」
怒るよ…と言いかけた零華は言葉を止め、通り過ぎた路地に引き返した。すると其処で小さな女の子が泣いているのが見えた。
「迷子かな…ちょっと聞いて来るよ」
「おい! ガキなんかに構っている場合かよ?」
修兵が止めようとする。
「だって放っておけないよ! 其処の運河沿いのベンチで待ってて!」
「零華!」
理奈が叫ぶが、零華は路地に進んでしまう。
「ったく…しょうがないから、少し休もうぜ」
修兵が零華に言われた通りにベンチで休む事を提案すると、他のメンバーも承諾した。
ただ理奈だけは、零華が心配であった。
零華一人だけ別行動、此れがどうなるのか…? 次は何時かは分からないですが、それまでお楽しみに!
『転生したドララー』ですが、最近殺伐とした話ばかりなので、此処でブレイクタイムとして、『ぼのぼの編』と『自衛隊編』の間の事を書くつもりですわぁ♪ まあ色々とアブナイ話ですが、其方もお楽しみに♪
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