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蒼の瞳の騎士 紅の瞳の姫君  作者: 黒猫キッド
第2章・異世界召喚編
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38・バック・トゥ・ザッ・レスキュー

 久方ぶりの投稿ですわぁ♪

 もう少し長い予定でしたが、間が空き過ぎたので、少々早めに投稿ですわぁ。

 尚、最近投稿が無かったのは、上手く進まなかったのと、別の趣味に勤しんでいたからですわぁ(苦笑)。

 出鱈目に街中を走り続けた零華達八人は、何とか兵士達を振り切る事が出来た。

 全力で疾走した為、零華達は息を切らしていたが、やがて落ち着いた頃、零華が太一に話しかけた。

「太一。一と孝明はどうしたの?」

「…兵士に掴まっちゃった…僕はたまたま離れていたから、逃げる事が出来たんだけど…」

 太一が申し訳なさそうに話した。

「そう…でも太一だけでも無事で良かった」

 零華ななるべく太一を励ます様に言った。

「そうなると、俺達以外、全員捕まったと考えた方が良いかもな」

 修兵がそう言うと、メンバーは暗い表情を浮かべる。

「…助けに行こうよ!」

 理奈がそう叫んだ。

「理奈!? 幾ら何でも無理でしょ!?」

「そうや! 相手さん、どっかの国の兵隊さんやし!」

 灯里と凛が、揃って全否定をする。

「でも、麻美や千秋も捕まったかも知れないんでしょ?」

「それはあくまで、俺の想像だぞ?」

 修兵が理奈を宥める様に言うが、理奈は零華に懇願する。

「零華。零華なら何か良い作戦を考えられない?」

「ええっ…」

 理奈にそう頼まれて、零華は困惑してしまう。

「…いくら僕が頭が良いからって、軍を相手に勝てる策なんて…」

 零華はそう答える。

「……」

 理奈は零華でも助けられる策を考えられないと考え、落ち込む様子を見せる。それを見た零華は、少し考えて言った。

「…とりあえず、僕達が転移された建物の方に戻ってみよう…其処で何か情報を得られるかも知れないし」

「!!!」

 その言葉を聞いて、理奈の表情が輝く。

「ただ戻っても、助けられるかは分からないよ。何も分からないかも知れないし?」

 そう零華は前押しもしておく。

 その後、戻るか反対か話し合った結果、多数決になり『戻る』方が多かった為、一同は戻る事になったのだが、此処で修兵がある事に気付いた。

「なあ零華。戻るのは良いけど」

「んっ? 何?」

「俺達が転移された建物って…何処だっけ?」

「……」

 ベネチアによく似た迷いやすい街な上に、出鱈目に逃げ惑った為に、建物の場所が分からくなっていた。それ処か現在地すら不明であった。


※         ※


「結局、街中を彷徨うしかないって事か…」

 街中を歩きながら、直樹が不満そうに言った。

 尚、ドローンで探すという案を、大輔が出したのだが、バッテリーが勿体無いという理由で、直樹に却下された。

「しゃあないやろ…知らぬ街の上にめっさ遭難しやすい構造の上に、ウチら適当に走り回ったんやから」

 凛が歩きながら直樹に言った。

 尚、隊列的には、直樹、灯里、太一、零華、理奈、凛、大輔、直樹の順に並んでいる。

「まあ兎に角、今は探すしかないよ」

 零華が落ち着いた口調で言った。

「つーか俺達相変わらず目立つな…」

 擦れ違う通行人から、奇異な目で見られている為、修兵が不満気に呟いた。

「あ、そうだ零華! お前女の子のフリして…」

「僕は男だ! 逆ナンして聞き出せってなら、お断りだよ!」

「何だよ! だってモノホンの女子にやらせる訳にはいかないだろ? 此処は美少女風男の娘の零華ちゃんにさ…」

「修兵、そろそろ本気で…」

 怒るよ…と言いかけた零華は言葉を止め、通り過ぎた路地に引き返した。すると其処で小さな女の子が泣いているのが見えた。

「迷子かな…ちょっと聞いて来るよ」

「おい! ガキなんかに構っている場合かよ?」

 修兵が止めようとする。

「だって放っておけないよ! 其処の運河沿いのベンチで待ってて!」

「零華!」

 理奈が叫ぶが、零華は路地に進んでしまう。

「ったく…しょうがないから、少し休もうぜ」

 修兵が零華に言われた通りにベンチで休む事を提案すると、他のメンバーも承諾した。

 ただ理奈だけは、零華が心配であった。


 零華一人だけ別行動、此れがどうなるのか…? 次は何時かは分からないですが、それまでお楽しみに!

『転生したドララー』ですが、最近殺伐とした話ばかりなので、此処でブレイクタイムとして、『ぼのぼの編』と『自衛隊編』の間の事を書くつもりですわぁ♪ まあ色々とアブナイ話ですが、其方もお楽しみに♪

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