99・アーサーの興味
2025年、最初の投稿や♪ 本年もよろしゅうお願いしますわぁ♪
日本で軍師といえば、山本 勘助、竹中 半兵衛、黒田 官兵衛が浮かぶ。その三人とも、それなりの年齢を重ねていた。
だが今目の前に居る、軍師と名乗ったアーサーは、どう見ても自分達と大して歳の変わらない容姿をしていた。
そんな様子に気付いたのか、アーサーが口を開いた。
「まあお前らの感性じゃ、考えられないと思うけど、俺は先生から認められた、正真正銘の軍師だ」
そうアーサーは告げると、教室の前方にある教壇に立った。
「まあとりあえず、適当に座れよ」
何処か適当な感じで言うアーサーに、零華達は戸惑いながらも、それぞれ好きな場所に座った。尚、零華の隣には理奈が座った。
「まあ最初だからな。簡単な雑談くらいにしようか。聞いた話じゃお前ら、二十年前に来た連中と、同じ国から来たとか?」
アーサーにそう尋ねられて、悩んだ末に零華が答えた。
「ええまあ…ただアーサーさん。確かに国は同じですけど、僕達が元居た世界と、二十年前に来た人達とは同じ世界とは限らないんです」
「つまり更に別世界って可能性もあるのか。それと俺に対しては敬語は使わなくても良いぞ。呼び捨てでも構わないし」
アーサーは気怠げにそう言うが、零華は相手がユリアンと同じ隊長という事で、流石に遠慮を感じてしまう。
「ってかアンタ何歳なんだ? 俺らと変わらなそうだけど?」
と、修兵が遠慮なしにタメ口で尋ねた。
「俺は十七だな。今の隊長では最年少だな」
アーサーの言葉で、彼が零華達より僅かに年上である事が分かった。
「まあ気にせず接してくれよ。俺もその方が楽だしな」
そう笑みを浮かべながら言うアーサーに、零華は何処か親しみを覚えた。そしてそれは他の皆も同じ様だ。
「さてと、まあ俺の紹介が終わったところで…」
アーサーはふと、零華の前に来た。
「?」
「お前が広橋 零華…お前本当に男か? どう見ても女の子にしか見えないぞ?」
怪訝そうに零華を見ながら言うアーサー。
「僕は男だ! 軍師なら僕の事を聞いているでしょ!?」
特に隠そうともせずに、自分を女の子呼ばわりするアーサーに、零華は何時もの様にムキになってしまう。
「わりぃわりぃ。一応確認しとこうと思ってな…なあその右目…」
と、アーサーが目の事を小さな声で聞いた。その瞬間、隣に座っている理奈の目が鋭くなる。
「…いや…何でもない。まあ良いか」
それだけ言うとアーサーは、他の生徒の所へと向かった。零華はアーサーが目の何を聞こうとしたのか気になったが、其処にやって来た修兵の言葉で思考は霧散した。
「どうした零華? アーサーにナンパでもされたのか?」
「違うし!」
即座に否定する零華。その隣で理奈が何かを考える様な様子を見せていた。
アーサーは零華の右目の何が気になったんや…?
急いで書いたので、あんまり書けへんかった…。
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