「ユイの嘘」その2
「スクリューブロウ!!」
逆巻く風を纏いグーさんは咄嗟に防御したけど大きく飛ぶ、私も何度斬り掛かっても弾かれ投げ飛ばされる。
ユイさんも加わるが吹き飛ばされて中々前進しない。
でもなんか違和感を感じる、二人は大きく吹き飛ぶのに私だけ近くに投げられるだけ、私は一度踏み止まった次の瞬間、ユーゴ君は目の前に穴を開けて消えた。
「ぐっ!?」
誰かにお腹を掴まれ大穴に引きずり込まれた!?
☆★☆★
「くっ、離して!!」
暗い穴に引きずり込まれ、地面に叩きつけられた。
私は直ぐ体制を立て直そうととしたが辺りを見回してもそこには誰もいない、足音が凄く遠い場所から聴こえる。
「何も聴こえない・・・な、何なの!?」
でも“視線”が感じる、誰もいないはずなのに、恐怖がどんどん募って早くここから出たいのに視線が気になって仕方ない。
「No.2317」
ユーゴ君らしき声が聴こえる、私はその声が聴こえた瞬間に私は化け物の姿を捉えた。
影しか見えないが私の数億倍はある巨大な何かの背中に七本の剣が差し込まれている。
一本、また一本抜かれる度に何かが私に近づいて来てる気がする。
「ユカリ、目ぇ覚ましてやっからな」
私はどうにか逃げ道を探そうとするも行く先は闇、遂に最後の一本が抜かれた瞬間に私の身体は簡単にバラバラになった。
あれは何だったのか、それすら考える暇もなかった。




