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帝国新英雄物語  作者: 黒騎士
第一章 門出
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最強はどちらだ?

「両者…準備はいいか?」


「ルーク、セバスに頼んでここに医療班を向かわせろ。大至急だ。」


「なんでだ?シュミレーションだぞ?」


「いいから、言う通りにしろ!」


「答えろ。オレだけ蚊帳の外にするな!」


「ちょっとこい。」





「エドワードが使徒様?それまじかよ。」


「彼が短期決戦すると言ったのは、スキルをフル活用するという意味で、それが長引けば体を酷使する。陛下も以前、吐血された。何が起きるか分からん。頼む。」


「分かった。俺も知り合いの医師に連絡する。彼を頼むぞ?」


「分かった。大至急頼む。」



「では、開始だ!」





俺は、シュミレーション開始と同時にスキルを3つとも発動させた。


ゲラール司令官を捕捉すると同時に、コックピット向けて超至近距離で狙い撃った。


だが、寸でのところで機体を傾けて致命傷を避けた。至近距離で仕留めきれないということは、こちらが圧倒的に不利になるということ。


俺は、機体の限界フルパワーでその場から離脱した。


「流石だ!あの一瞬で狙ってくるとは。それに…逃げ足も一級品と来た。だが、軌道はまだまだだな。」


銃弾がどういうわけか俺が逃げる方向に飛んでくる。


これが…経験。撃墜王の由来か…




戦闘開始から10分…

ゲフッ…不意に出たものを拭うと血だった…


スキルの多用には体に負担が大きいようだ。

もうここで決めるしかない。


1回限りの賭けだし、成功するかは、運次第。だが、何もせず負けるのはごめんだ。


俺はわざと司令官に向かって飛行した。


予想通り銃弾が雨あられのように飛んでくる。俺はそれを致命傷にならないように回避しながら突貫し、命中させた…


そして…吐血し、意識をなくした…

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