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1.きっかけは喫茶店㉑

♦嫉妬の後

蓮「綾」

低く呼ばれた名前に、身体がびくっと反応する。


蓮「俺、ちゃんと伝えておく…」

向き合った蓮の瞳は、まっすぐ強く、不安の色をかすかに宿していた。

蓮「おまえに誰が近づこうと、俺は離すつもりはねぇから」

言い終えると同時に、蓮が綾の頬にそっと触れる。

距離が縮まり、

息が触れ合うほど近づいたところでー

’ちゅ’

唇に一瞬のキス。

でもそれは、さっきの嫉妬を隠さないみたいに

甘くて、意地が混じったキスだった。


離れた後、蓮は目を細めて微笑む。

蓮「……こうしておけば、忘れられねぇだろ」

胸が壊れそうなくらい高鳴る。

綾「忘れません…、絶対」


蓮は満足げに手を握り直し、囁く。

蓮「なら、いい」

綾の頬に優しくキスをした。


嫉妬して、拗ねて、

最後には甘くなる蓮が愛おしくてたまらない綾だった。

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