初恋泥棒
「男3人を軽々、すごいね?」
「ほんとにね」
………グラタン、沢山作らないと
「すみません!戻りました!」
疲れた様子のない獅音が戻ってきた
「ん、ついて来て」
「「はい!」」
「なんというか、カルガモの親子みたい」
「ちょっと思ったけど、私は親でもなければそんな感じもないでしょ」
「「「?」」」
「…………」
「あ!そういえば、なんで私を探しに来てくれたんですか?」
「家に泊まるの拒否して外で野倒れ死んでましたは、精神がね」
「なるほど」
「そういえば名前聞いてないね?聞いてもいいですか?」
「あ、確かに、私は棘針先刺といいます」
「よろしくね」
「はい、はい?よろしく?」
「貴方の会社、寮なんてないみたいですよ」
「…………もしかして、泊めていただけます?」
「えぇ、ちゃんとお金は入れてくださいね?民泊のような物ですから」
「あ、それはもちろんです!」
「いいなぁ〜、師匠!私も!」
「獅音は家あるんじゃないの?」
「いやぁ〜、そうなんですけど」
「?まぁ、住むなら、棘針さんと同じね」
「ありがとうございます、荷物を、取って来ていいですか?」
「いいよ、でも棘針さんと同じ部屋になるけど」
「私は泊めていただくのでそれで構いません」
「私もです!」
「そう、着いた、どうぞ」
「「お邪魔します」」
「グラタンを温めるから待ってて、狂、部屋に案内してあげて」
「うん!こっちです!」
3人とも2階に行ったしグラタンのおかわりも準備してっと
「ここです!」
「おお〜結構広いですね、ありがたいです」
「しんぷさんに感謝しないと」
「そういえば、獅音さんはなんでむらいの舎弟に?」
「いやぁ〜その、なんといいますか、は、初恋で」
「「!?」」
「実はしんぷさんが狂愛さんの事を命懸けで守ってるのを見て、私も守って欲しいなぁ〜って思ったんですけど」
「けど?」
「守って貰った事があって、その時に何か違うなって思って近くに居れば分かるかなって」
「それで?わかったの?」
「はい、しんぷさんの事を守りたかっただなって」
「へぇ?」
「命懸けで守って凄いと思ったんですけど私は守られるだけじゃなくて、しんぷさんが辛い時に守れたらなって」
「……………」
「あ、なんかすみません、昔からの幼馴染にこんな事」
「いや、その通りだよ、私、ずっと守って貰ってたから、私はむらいの事を守ってるって思ってた、思ってただけだったけどね」
「なんかほんとにすみません」
「私、空気ですね〜仕方ないですけど」
「すぐにでもむらいの魅力に気づきますよ?」
「同じく!そう思う!」
「そうですかね?」
「うん!」
「はい!」
「みんな〜?晩ご飯食べるよ〜」
「「「は〜い!」」」




