第一戦
「カードをお願いします」
「自分で引くの?」
「えぇ、カードを混ぜるのは他のディーラーが、それ以外は、私達が、です」
「ふむ、先に引いても?」
「えぇ、私は後でいいですよ」
「そう」
カードの束に手を置く、トリック
………とりあえず、ダイヤのロイヤルストレートフラッシュ
「っ!?」
「どうしましたか?」
「い、いえ、何も」
「そういえばチップを賭けてませんでしたね、いくらから行きますか?」
「そうですね、では一億から」
「そう、はい」
一億のチップ、はぁ軽く飛ぶね
「っ、そんな簡単出されると困るんですがね」
「ちなみ、ここの資金はどれほどなんですか」
「10」
「兆?」
「億です」
「そう」
マイペース、緊張なんてまるでない、こういうタイプ苦手なんですね、言葉での動揺が少ないので、今のカードは、クイーンのスリーカードと9と3、どうしましょうか、なんの行動も取らず、狙ったカードが引けたし、今回は勝てるでしょう、こんなド素人相手、早く終わらせましょう
「もういい?」
「えぇ、カードを見せ合いましょう」
「ダイヤの、ロイヤルストレートフラッシュ」
「っ!?そんな!?」
「?貴方は?」
「く、クイーンの、スリーカード」
「良かったね、狙ったカードが引けて」
っ、この子、イカサマをしてるのを分かって!?わざわざ乗って来たの?それにあの引き、ビギナーズラックってやつかしら、長くは続かない
「次も、一億」
「分かりました、どうぞ」
「簡単そうですね、ここを潰すのは」
「ふふ、舐めていると痛い目を見ますよ」
「そうだね」
「ぐ、ぅぅ、三連続負け」
「舐めてたから、痛い目見たね」
………今は元から持ってた3億チップと、勝って奪った3億チップ、合計六億、相手は7億、レイズで吊り上げてる、でもいいんだけど9と10とJのカードは全部使った、2回目にJ3枚10が2枚のフルハウス、3回目は10と9、8、7、6のストレートフラッシュ、強いカードは5のフォアカードか、ストレートフラッシュさて、どう出る?まぁ
(………今回は)
((相打ちでいいからストレートフラッシュを!))
とか、考えてんのかな、バカバカしい、私は絶対勝てる勝負以外はほとんどするつもりはない
ビー!!ビー!!ビー!!
「?何?この音」
「あぁ、スキル、イカサマを使った愚か者をしらせるのですよ」
「へぇ」
まぁ、貴方に鳴っていないのに、カードが強いのでどうイカサマをしているのか、気になるのですが
「降りたら?貴方じゃ、相手にならない」
ドン!!
「っ!ふざけるな!これでも私はギャンブラー!全負けで降りられるか!」
「そう、じゃあ、頑張ってね」
この!カードは、8が3枚、Kが2枚、何もしてないのにこれはついてる!
「レイズ、3億追加」
「へぇ?そんなに良い手なんだ、いいよ、コール」
どんな手札だろうが交換無しで勝てる訳がない!
ぺら
………ぁ
「ストレート、フラッシュ」
「これで後、4億、ほんと、降りたら?」
「ぐぅ、カードを全て戻してましょう、全部使って、勝負です」
「いいよ、最後の勝負だ」
引いたカードはブタ、でも、関係ない、私は勝てる
「レイズ、カジノの全財産!3億!」
「コール!!」
「ふふ、勝たせて、貰うよ」
「言ってろ」
こっちのカードは、ハートのロイヤルストレートフラッシュ!勝てるわけがない!!
「さぁ」
「「出そうか、カードを」」
さ
「っ!?スペードの、ロイヤルストレートフラッシュ?そんな、こんな、こんなバカな話があるわけ!!」
「これで、全額、弱いねぇお姉さん?こんなんでギャンブラーが務まるの?」
「っ!この!!」
殴りかかってくるディーラーさん
ドン!!!
「!?」
「お客様に、何をしている?」
ディーラーのお姉さんが殴り飛ばされる、あ、壁が壊れてる
「ディーラーが失礼しました、カジノのオーナーのコトスです」




