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ヤクザ同士の抗争

「おはよう」

「おはよう〜!なに作ってるの?」

むらいがいつも通り料理作ってる、今日は何かな〜

「今日は、爆弾おにぎり、と味噌汁」

「珍し!?え、具は?」

「なんだろうねぇ?」

「ハズレとか、ある?」

「それは僕も気になる!」

「ハズレ………具なし?」

「「それは〜、ハズレだ」」

こんな会話もいいね

「おはよ」

「おはよう」

「ご飯、食べる?」

「「もちろん」」

「好きなの取って食べててね」

「?どこか行くの?」

「ん?あぁ、ちょっとね警察署に」

「そっか、まぁ気をつけてね?」

「むらい、変な依頼受けて来ないでよ?」

「わかってるよ、狂」

「ならよし!気をつけて」

「はーい」


「大丈夫だと思うけど」

心配だなぁ

「大丈夫だよ、むらいはいい子だし、それに狂ちゃんがクギを刺したしね」

「大丈夫大丈夫、あの子はいい子」



「それで?なんの用で?」

「抗争です、ヤクザ同士の」

「別に珍しい事でもないでしょ?」

「それそうなんですが」

「今までと何か違うの?」

「規模が規模、民間人に被害が出る可能性が高くてですね、警戒をお願いしても?」

「…………家族との約束で、変な依頼を受けるなってクギを刺されてるので」

「そうですか」

「それに、それ以上の事も、起きそうですし」

「!」

「それじゃ、失礼します」


「それ以上の事」

信不さんが言うなら、起こるだろうし、パトロールを増やしておこう


ヤクザ共の抗争、そこまで興味はないんだけど

ん?

「銃声、はぁ、始まってるよ」



「!?銃声!?」

「先刺、落ち着いて」

「狂ちゃん落ち着き過ぎじゃない!?」

「な、なんでこんな状況で落ち着けるの?」

「大丈夫ですよ、多分ヤクザ同士の抗争でしょう」

「まぁ」

「「そこまで変ではないよね?」」

「「「絶対変!!!」」」

ここ住みの人にはこれ普通なんだ、そっかぁ〜


「………」

………確かに規模は大きいな、でも民間被害はなし、建物に穴が空いてるくらいか

「ん?」

女の人、民間人、じゃ、なさそう

「はぁ、はぁ、はぁ」

「大丈夫ですか?」

「!?あなた、ここは危険よ、逃げなさい」

「……私は大丈夫ですかと聞いたんですが?」

「………」

え、何この子

「えっと、そこの包帯だけ取ってくれると嬉しいんだけど」

「………」

「え、手当てはしなくて大丈夫です!」

「…………」

え、この子ほんと何?

「おい!そこのガキ!」

「組長の娘に何してる!!」

「あ、あなた達!今治療を」

「離れろ!!お前の頭ぶち抜くぞ!!」

「あぁ!?おい!あそこにも残党が居るぞ!!!」

「行くぞ!!!」

「「はい!!」」

まずい4人、言い方的に敵

「ん?」

「あ、」

?何が、この子を見た途端に、攻めるって気迫が消えた

「おい!敵だ!撃て撃て!!」

「やめなさい!!!」

「しかし!」

「いいからやめなさい!!」

「「「はい」」」

「よし、終わったよ」

「あ、ありがとう」

「そこの4人!」

「「「「はい!!?」」」」

この子、ほんとに何者?

「ボス、分かるな?」

「「「???」」」

「あ、はい!!すぐ呼んできます!!」

「よろしい」

…………………?どういう?え?

「なんで抗争中に組長の娘が戦場のど真ん中に?」

「そ、その、私〜家出中で、組員が探しに来てて、それが島の偵察だと思われたみたいで、あ!島って言うのは」

「テリトリーでしょ?」

「え、えぇ」

「ん、来た」

「久しぶりやのう」

「偉くなったね〜?」

ドン!!!!

「ゴホ!?てめ、いきなり」

「何?まだ殴られ足りない?」

「ちっ、で?なんの用や、それに、そいつは」

「はぁ、ほら!説明!」

「え、あ、はい!」

うんうん、ちゃんと説明してるし、大丈夫、だといいな



「なるほどなぁ、そりゃあ勘違いで悪かったのう、だがなぁ?立場も含めて生きなあかん、お前の所為で双方被害は甚大や、どう落とし前付けるつもりなんや?」

「それは、その」

「…………はははははは!なに冗談やお前さんにそんなん無理な事ぐらいわかっとるわ!」

「え、えぇ?」

「まぁ、それは、お宅らの、いや、あんたの親と話し付ける事にしよか」

「え」

「娘と家族が、世話になった」

「お父さん!?」

「………」チラ

へぇ、あの子、まさかヤクザのボスにねぇ?

「おう、あんたがボスかいな」

「そうだ」

「こっちも早とちりしてもうたのは、悪う思っとる、ただなそっちのもんのカッコ、せめてどうにかするべきだったな?」

「そうだな、それで?文句以外は何もないのかい?」

「せやな、特には、でもなぁ?こっちの部下はようさん亡くなってもうた、どう落とし前を付ける?」

「はぁ、さっさと手ぇとって握手しろ、ごめんなさい、それで終わり、これ以上ここを物騒にするな」

「「!?」」

(このガキ、やっぱりいけすかん、こいつはあの場所から移動してないのに、別の奴と話し出したらもう気配が読めん、それに、憎たらしいがワイらこいつの気分で生かされとるだけや、こいつが7ん時にウチん組は壊滅したんやからな)

「信不さん、おひさしゅう」

「あの時の子供が、今じゃボスねぇ?」

(なんや知り合いかい、こりゃまずいで、こいつは公平なもんやない、こっちが不利や)

「ほら、手をとる」

「ちっ、ほら、さっさと手ぇ出さんかい」

「………」

ガシ!

「謝る!」

「…………」

「…………」

「すまんかった」

「こちらも配慮が足りなかった、すまなかった」

「よろしい、解散!」

…………うん、これでよし


「ふぅ、あのガキが出て来ると、めんどうや、でもなぁ、簡単には殺せん、家族人質にしようもんなら、一瞬で全滅、まぁ、今、あいつが手ぇ出してこんならえぇ……………本来ならムショ居る所を街のおもりすることでシャバに居るんやし、あいつらも、わかったやろうな、このこじにがいのトップはあのガキや、ワイらでもサツでもましてや市長ですらない、信不無頼ちゅうバケモンや」

一歩間違えば、ワイら全滅やったやろなぁ

「おお〜恐ろし」

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