だらけた今日と明日
え、僕、なにされるの?え、こわい、た、助けて!
「落ちるまで、限界周回と行こうか」
「ぁ、」おわった
クレイジーがブチギレた時にしてるアイテム集め強制参加の限界周回、休憩なし300層のダンジョンを回復手段自動回復のみの地獄、アレをされると自動回復スキルが無かった子が、大まで一日で強化されたと言う、助けて、は!そうだむらいに!
「むらいにダンジョン攻略を頼ろうとしてもダメだよ〜?」
「はい」
「むらいもね?」
「はい…………そのダンジョンって、どこにあるの?」
「シルクの街の二つ先、谷中の石街って所、かなり、地形が酷い、ボスフィールドも、その分ボスは弱いよ」
「なるほど、?海、じゃないの?」
「あ〜実はね、あそこって二つのステージに行けるんだ、海と谷」
「谷の方は何も聞かないんだけど、どうなの?」
「僕も行った事ないな〜、教えて?」
「行き止まりみたい、もしかしたら何かあるかもだけど、高難易度ダンジョンと上位鉱石が採れるだけみたい?」
「「へ〜、そこら辺どうなの?」」
こういうのは情報屋に聞いてみよう、あ、ゲーム内でお金払わないと
「私達も見て周りましたけど、特には、あっちの住民なら何か知ってるかもなんですが、聞いても、結果は、ね」
「あ、ん?どうかな、岩にさ、剣とか弓とかのマークの建物が刻まれてた、何か、あるかな?」
「ギルドじゃないの?」
「ギルドはギルドでも、職業ずつのギルドの可能性があるの、もしかしたら今のアップデートで追加されるかも」
「へー、意味ある?」
「冒険者ギルドとリンクするなら得意な依頼をしやすくなる、とか?」
「……必要かな?」
「初心者さんなら?」
「私は必要ないよ?」
「「「「……………?」」」」
「?」
「確かにむらいには必要ないかも」
「いやいやいやいや!なんでむらいが初心者判定!?おかしいでしょ!」
「私も初めてたてだけど」
「ん〜!!!!それは初心者!」
「実力は、もうトップなのにね。お姉ちゃん、さっき言ってたスキルの詳細とか、ある?」
「え?あぁ、あるわよ、まずは死者の指揮者は解体のスキルで出る死体を操るスキルで軟弱植樹は名前通り弱い木の苗を植えるスキル、どっちも、ほとんど使い道の情報はないけど」
「むらいが使ったらバカみたいな性能になりそう」
「10冊のスキルブックを所有してる愛信もなかなかですね、私達も少し周回しましようか」
「えぇ〜」
「次は、フギに剣でも学ぼうかな〜」
(これ以上強くなられたら、僕達愛信の威厳が消えるな)
「………」
「あれ?どうしたの?」
「いや、これ以上強くなるとトップクラス全部の威厳が消えそうだからやめとこ」
「………」
これはこれでいやだなぁ
「むらい?」
「なに?」
「一応聞くんだけどさ、僕達愛信に入る気、ない?」
「ないよ、それは絶対にない」
「だよね〜」
「入ったら、乗っ取っちゃうからね」
「………くっそ、なんか妖艶なんだよな〜〜!!」
「分かる」
「狂!分かるか!?すっごいよね!?」
「分かる!!!!」
このアホの子ども、はぁ、私の所為?
「むらい」
「導栞、何?」
呆れてる、凄っい呆れてる
「ちょっと、ゲームで渡したい物が有るの、受け取ってくれる?」
「物次第」
「なら、安泰だね」
「そうなの?まぁ、楽しみにしてる」
「任せて、さらに強くする」
「………なんか、お姉ちゃんって感じだね」
「私はずっと妹だったから、姉ぶりたいの!」
「そう、言ったら意味ないよ?」
「うん、でもなんか、違ったからいいかなって」
「そんな物なの?」
「なんとなくだけどね〜、むらいはそういう事ないの?」
「今でも親みたいな事するし、みんなに甘やかされてるからね」
「確かに」
「でも、でも!、本当は、あんなのじゃなくてもっと、もっとまともな親に、甘えたかったな、ちょっとだけ趣旨がずれるけどね」
「………そうだよね、欲しいよね」
「欲しかったら、あげられるなら小さい子に与えたい、でも、それは僕達には、どうしようもない、か」
「…………」
「狂さん?」
「ん?何?」
「いや、その、何か考えてるのかなって」
「………………あいつらは、死んでもむらいを苦しめるんだなって、イラついてる、でも何もできない私にも、同じ、いやそれ以上にね」
「……同じなんですね」
「獅音と?」
「はい、私は、どうかな、多分、むらいの家の事を一番知っていると、自負してます、だから、知ってたはずなのに、気付けなかった事に、イラついています」
「…………今思えば、私達姉妹はむらいに一番近かったはずなのに、何も知らなかった」
「僕、ちょっと出かけて来る」
「?先刺、お出掛け?」
「うん、ちょっと行って来るね、むらい」
私はなるべく、ゆっくり包み込むように頭を撫でる
「〜〜♪行ってらっしゃい」
「行って来まーす!」
………はぁ、何してるんだろ、僕
「逃げた所で、なにも変わらないのに」
逃げても、私の心が楽になる訳じゃないし、むらいの心の隙間に愛を注げる訳でもない、親族でダメなんだから、周りの人にも無理、なんだろうな、大切なのはむらいの心持ち、か
「あんな目に遭ってる子に、これ以上なんて」
クソが!何落ち込んでる!!私は最年長!!!こんな事!なんとか、なんとか、っ!
「?」
ピク!
「むらい?」
「今、」
むらいが壁を見てる、まぁ、私には見えないだけでむらいは何かを見てる
「………」
黙って何かを感じてる?何を…
「?、??」
「どうしたの?」
聞くのが、一番早いよね
「…………いや、まためんどくさい事が起こりそうだからね、また、警戒しないと」
そんな事言って、また1人で
「むらい」
「狂、いい?今日から、そうだね、三つ、三つは、私の言う事を守って?いい?」
「…………わかっ、た」
「一つ、夜に、私が逃げて!とか、獅音の近くに居て!って言ったらその通りにして」
「うん」
「二つ、これは今日から四日は守って」
「うん」
「三つ、緊急自体になったら、先刺と獅音の言う事を聞いて、わかった?」
「………」コクコク
「ありがとう、みんなにも、伝えておいてくれる?」
「うん」
少しだけ、むらいのお願いが優しくて、私達の為だと分かって安心してしまった、あのお願いにむらいの安全が入ってないのに
それからの事は、何も、頭に入って来ない、頭が冴えたのは、次の日の朝、寝起きだけど、昨日の昼よりは、冴えてる
「おはよ〜」
「おはよう、どうやら、頭は冴えてるみたいだね」
「先刺、そんなに昨日はボーとしてた?」
「うん、心配になったよ」
「そっか、そんなに」
「うん、それで?むらいは、何を感じ取ったと思う?」
「………多分、私達が傷つくかもしれない事」
「だよね、あの子はそういう子だもん、もっと、大人を、頼れれば、いい、のに」
「先刺、泣いてるの?」
声が
「僕は、ずっと、そんな事を思ってた、でも、あの子を一番傷つけたのは、一番、信用できて、安心できる、親だった、そりゃ、信じられる訳、ないよね、僕は、それに気づいて無かった、わかった気になってた、あの子を一番傷つけたのが大人で、あいつらと他が違うってちゃんと線引きできてる、でも、あの子はさ、子供なんだ、親から何も学んでない、いや、学んではいる、でもちゃんと情緒を学んでないんだよ、でもね?あの子は、私に、獅音にもだけど、狂の事を任せてくれた、だから成長してて嬉しい、でも、無理してないか、心配なんだ、心配するのは、駄目かな?」
「全然、私も心配だもん、でも成長も嬉しい」
「………そう、だね、まずは喜ばないと!」
「そうそう!」
「今日は何をするのかな?」
「さぁ、でもなるべく何もないと嬉しいなぁ」
「分かる、あんな事言われたらね〜」




