心・技・体
………あ、そういえば、この時期は
「…………ねぇ、むらい?」
「なに?」
「アレは、一体何?」
図書が指を差した先には、暴徒、特に女性が暴れていた
「「あ〜、そうかクリスマス過ぎたから」」
狂も獅音も、またか、みたいな反応だし
「「「?」」」
こっちに住んでなかった3人はわかってない
「あれは、そうだね、聖夜に孤独だった人達の暴走だよ、あ、女性がよく狙われるから気を付けて」
「……わかっ」
あぁ、遅かった…
「お前らの腹をガキが産めなくなるまで蹴り付けてやるぅ〜〜!!」
この人、7年前も居たな、確か、この暴徒が仲間を襲わないのは、19〜22歳、この人の歳が19からだとしたら、もう26歳か、こんな事して無ければ普通に付き合えそうなぐらい綺麗なのに、あれだ、残念美人、先刺と同じ
「なんか、今、凄く心が痛んだな、あ、涙出て来た」
………やっぱり残念美人
「え、どうしたらいい?」
「……まぁ、すぐ警察が来るよ」
あ、言ってる側から、パトカーとメガホン持った警察が
〈いいか!そんな事をしても!何も変わらない!自分を磨き!マッチングアプリでも使って!相手を見つける努力をしろ!〉
「え、あんな事言ったら」
「うん、すぐに向こうに群がるだろうね、さ、帰ろう」
「え、あれ放置で大丈夫?僕は助けた方がいいと思うんだけど」
「あの警察の2人はベテランだから大丈夫、私が5歳の頃から暴徒を誘導し続けた、プロだから、私達が行っても邪魔なだけ」
「「えぇ〜?」」
あ、人がパトカーに
「ほら、帰ろ」
「………そうね、そうしましょう、はぁ、この街、治安が」
そらねぇ、私が治安維持して無かった時は警察なんか、毎日子供の捜索や、やばい奴らの確保でてんやわんや、パトカーの音が聞こえない日は無いくらいだったし、子供の死が一番多かったけど、その次に警察の過労死が多かったみたいだし、今は、過労死は聞かないし、仕事は減ったみたい
……たぶんそろそろ、情報は届いただろうし、どうにか、なるといいなぁ
「そういえばさぁ〜?」
「?」
「むらいは、僕に、稽古?つけてくれないよね、もしかして〜僕に負けるのが怖いのかな〜?」
「はぁ、一応、私が育てたい要素を鍛える事はしてるんだけど」
私が、教えたいのは気配を読む事と反射神経を鍛える事…………よし
「仕方ない、両方やろうとしたのが失敗だね、一つづつ鍛えよう」
「ふふん!どんとこい!これでも相当獅音に鍛えて貰ったから軽い力じゃなんともない!」
「ちなみに、師匠、力は全然ないですよ?多分、この中だと、導栞さんよりも、弱いと思います」
「へ?」
「心技体、これは1人が精神、技術、体力がバランスよく!って感じらしんだけど、このメンバーだと、私が体力、体だね、でむらいが技術で技」
「てなると、精神が先刺?」
「なんか、そう言われると、なんか」
「うん、ショボい」
「酷い!!僕だって頑張ってるのに!!」
「それで流せるなら精神は確実に先刺のだから誇りなさい」
「み、認められた!やった〜〜!!」
「………」
「あれ、ししょ、!?」
ヒェ!?手刀!?な、なんで
「気配も読めてないし、反射神経もないし、私が寸止めにしたけど、攻撃見るどころか、気づいてもない、次から真正面からやるから」
「ひゃい」
師匠は、人が力を出すのが難しいポーズを取らせたりそもそも気づかせないから、ほんと、技術が怖い
あ、着いた
「図書、ありがと、すぐにでも、免許証取るから」
「私のアイデンティティが消える!やめて!」
「…………わかった」




