処理
ガチャ
「「「「「…………」」」」」
部屋の中を見て思ったのは、まずは適当に投げ入れられた仏壇二つ、これはあいつらのだから別になんとも思わないけど、それ以外は臓器や目が入っている瓶だったりいくつかの本、さらに奥に行ける扉、後は、知らない女の人とのツーショット、とりあえず
「えっと、この、何?培養液?保存液?は」
全部の臓器だったり目が入っている
「この臓器は私から出た物だよ、保存しなくても腐らないんだけどね、私は再生能力がすごいけど、本質は適合とか適応に近いんだ、だから菌のせいで腐らないし、他の人に移植すれば確実に適合し、その人の臓器になる」
「じ、じゃあ!目は!?何で何セットも!?」
「あれは、あの黒目が私本来の色、蛇の目に改造された時から赤色になってる」
「え?私達が初めて会った時はもう赤目だったよね?一体いつ」
「2歳の時だったかな?」
「それが、一番最初?」
「いや?生後6、7だっけ?それくらいに、それが最初のはず、まぁそれは、そこの本に全部書いてあるよ、」
「で、でも何で四つも目があるの!?最初の目と蛇の目だけなら二つで!?」
「そこまで何にもならないし、ずっと使ってるからあれだけど、鷹の目みたいに遠くが見えるようにもなってるの、まぁ、本物よりは全然劣るけどね、視力3.0くらい?」
「そ、そうなんだ、それでも三つじゃ」
「その後、二ヶ月ぐらいしてから異常が出てないか見るために抉り取られたのが四つ目」
「じゃあ、あの扉の先は?」
「………………親だって男なんだよ?」
「「「え?いや、そういう?」」」
「「?」」
「ははは、はは、聞かないで」
「じ、じゃあ、その写真は?誰なの?」
「………昔の、信者?」
「「「「信者!?」」」」
「懐かしいですね、久しぶりに会いたいです」
「ね、元気にしてるかな?」
「さぁ?電話してみますか?」
「いまは、いいかな」
「……まぁ、そうですね」
「で、先刺、大丈夫?」
「………いや、うん、大丈夫!その、ちょっとみんなに話した事があるし、本も読みたいから、むらい、ちょっと別の部屋に行っててくれる?」
「私は別にいいけど…………」
「むらい、私も大丈夫」
「そう?なら、私ちょっと、電話してくるね」
「うん」
ガチャ
「で?何でむらいを退室させたの?」
「……私、親が研究者、なんだけど、むらいにお願いして腕と脚、切り落として、貰ったんだ」
「は?どういう事?先刺?」
「狂さん!?おちつい!?ちょ、2人共手伝って!?」
「は、はい!」
「落ち着いて、話出しったって事は覚悟してるはずだから!」
「…………わかった、それで?どういう話がしたいのかなぁ?」
「私が、何も知らずに、むらいを傷つけた事はわかってるんです、でも、どうすればむらいに、許して貰う、いや、少しでも、信じて貰うにはどうしたらいいのか、みんなに聞きたくて」
「むらいに、謝罪はしたの?」
「一応、しました」
「そう」
「どう、したらいいでしょうか?」
「今のままでいいと思うよ、さっき言った事をずっと想い続けていれば、それに信用しなくなったら、普通は近づかないから、尻尾巻きつけてたし、そこまで、だとは思うよ」
「そっ、か」
「さて、獅音?」
「え?はい」
「あの女の人はだれ?」
「あの人は、その、昔ギャングの組織を潰した時の、協力者、です」
「ほんと?」
「はい!」
「…………」
「………………………」
「そう、まぁむらいがツーショット撮るぐらいだから大丈夫か」
((((狂はむらいの事になると、むらいよりも怖い))))
通信器、まだ使える?
『はい』
「どうも、えっと」
『あの時も私が出ましたね、誰かお呼びしましょうか?』
「警視長を」
『わかりました』
ふぅ
『信不さん、どうしましたか』
「あの部屋の物を処理したいので、手伝ってくれますか?」
『わかりました、すぐに行きます』
「お願いします」
ブツ!
よし、みんなにこの事を言わないと
コンコン
「みんな〜?入るよ?」
ガチャ
「ん、本、読んでたんだ」
「うん、これ見てると、結構色々変わってて、目に、髪の毛も変わってたんだ」
「ん」
「凄いね、むらい」
「私って、凄い?」
「そうだよ、むらいは凄い」
「なんか、恥ずかしいな、と、この部屋を掃除するから、そろそろ出ようか」
「わかった」
「みんなも、もう出るよ?」
みんな頷いてすぐに出てくれる、あとは警察の人が来るのを待つだけ




