最後の部屋
「あ、そうだ」
「ん?なになに?」
「夢でね、尻尾が増えたりさらに長くなってたりしてたんだ」
「何それ、気になる」
「えっとね、夢だと耳がなかったから、耳を引っ込めて尻尾に集中すれば………できた!」
尻尾が伸びた!かわいい!!
「んん〜〜!」
「猫又じゃん!」
尻尾が増えた!え!?どれだけ増えるの、ちょっと!?
「尻尾が10本」
「これなら全員に巻き付けられる」
「へ?」
「ん?」
「なんかこっちに飛び火してない?」
「くすぐったくしないでね?」
「僕は締め付けがキツくなければいいよ〜」
みんなオッケーが出たから巻き付けましょう!
「わっ!?」
みんなに尻尾が巻き付いてくる、腕とか足、あ、先刺はお腹、先刺のお腹はモチモチしてそうな感じなんだよね〜
「先刺のお腹凄いモチモチ」
あ、ほんとにモチモチなんだ
「えへへ、みんな、捕まえた!」
私はやっぱり首なんだ
「………そうだ」
「?導栞、どうしたの?」
「この家でさ、一部屋だけ入って無いんだけど、あそこって入っていいの?」
「階段横の?」
「そう」
「………………まぁ、いいけど」
「え、本気ですか?」
「「「「?」」」」
「本気だよ?ただ、見たら、色々酷い事になるかもしれないけど」
「そんなに?」
「まぁ、見ればわかるよ、見れば」
そんな事を言いながら扉に近づいて行くむらい
「ガキとかは、してないの?」
「してない」
ガチャ
「ほらね?」
「なんともまぁ、ずさんというかなんというか」
「ほら、覚悟あるならおいで」
「ふ〜は〜、よし」
「覚悟なら最初からあるよ?僕は今無敵になった気分だし、大丈夫、大丈夫」
「たぶん無理な言い方だけど、ほんとに大丈夫?」
「もちろん!師範こそ大丈夫なのかな〜?」
「一応?」
「熊に襲われた後だから、大丈夫、たぶん」
「むらい、手握っててくれる?」
「もちろん、狂おいで」




