害獣駆除
…………モルモット、か
「黙れ」
「ナンダ」
「オコッタカ」
過去の事は思い出したくないけど、コイツとか、あの女と話すと、嫌でも思い出す
「もう一度言う、黙れ」
「モルモットガ」
「エラソウニ」
「…………」
もう、いい、手早く済ませよう
「むらい、大丈夫だよね」
「うん、大丈夫さ、僕が保証しよう!ははは、はは」
((すっごい心配だ、どれだけ回復が早くても熊相手とか))
(熊、なんか、大丈夫な気がして来た)
(あの熊、むらいの父親、むらいに実験した男が憑依してるかもって家での通話してたし、大丈夫な気がしない、でもなんとなく、あの父親の考えが分かる気がする)
「う、運転しにくい」
「…………」
「師匠」
(お願い、神様、師匠に、むらいにこれ以上、傷を増やさせないで)
(助けないといけなかったのに、あの熊、むらいの親だ、なんであいつの記憶も、一部だ、ほんの一部それでも、色々ひどい、う、気持ち悪い)
(2人は、いや、私以外みんなむらいの事を大なり小なり知ってる、導栞ですら、私は、何も知らないな………)
「ねぇ、みんな」
「「「「?」」」」
「後でさ、みんなが知ってるむらいの事、教えてくれる?」
「「「………」」」
「わかった、僕の知ってる事、話すよ」
「師匠の事、少しだけなら」
「わかった、ありがとう。!警察!?」
「止まれ!パンクした状態で走行なんて!」
「!獅音!?」
「お父さん!?」
「え、あれが娘さんですか、なら、私は警視長の目異不失です!むらいさんから通信器を貰った人はいますか!」
「あ!はい!」
なんとか助かった?
「どうも、改めて目異不失です、警視長です」
「えっと、守子守です、皆さんに近く家族の様に!をモットーにしてる、子守部署所長です!」
「子守部署って、むらいのお母、さん、が所長だった」
「あ!あの女で通じます」
「あの女の部下だった人?」
「はい」
「でも、そんな人がなんでここに、子守部署とは関係ないんじゃないですか?」
「いえ、子供を守るのが、私達の仕事です」
「お父さんはなんでここに?」
「獅音、それは、いやもう黙っておくのも無理か、私もね、あの子を見捨ててしまったんだ、父親、いや他卑に脅されて、助けられたはずなのに、そんな事があった、ここ3人はそう言う人の集まりだ」
「………いろんな人が関わってるんだ」
むらいは、何も言ってなかったな
「ちなみに、そこの猟師さんも?」
「いや彼は違う」
「そう」
「!熊が来ました!」
「むらいは!?」
避ける、離れる、わざと近づく、避けるの繰り返しで移動してるけど、よくコイツずっと追いかけて来るな
「そろそろ、人の多い所に出る、みんなの気配もある」
「フン!!!」
「っ?」
「コンドハツバサヲモイダゾ!」
「コレデモウトベナイナ」
翼は、前は一対ずつだったけど、今は三対ずつ、出してない翼を出せばいいだけ
「一翼もがれてもなんら支障はない」
でも、そろそろ、人前、翼は仕舞わないと
「………よっと」
ここからは、一つのミスが命取り、あいつは私が死ぬ条件を知ってるし、追い込むのも得意だし
「ジカンギレノヨウダナ!」
勘違いしてくれるのは嬉しいね
「フン!」
爪が、牙が、私に襲いかかって来る、まぁでも簡単に避けれる
「そこ」
もう片方の足にも杭を刺す
「ッ!ヒルムカ!」
「っ!」
あっぶな、ちょっと回避が遅れたら頭潰されてたな、両目が潰されたけど、回復、あれ?もうしてる、………人間離れして来たな
「ナンダ?」
「ニゲルダケカ!」
杭は後一つ、でも、もう着いた、後は害獣駆除の専門家に任せよう
バン!




