訓練場でのひと時 ②
「俺も次は止められても戦いにいくからな」
ぶっきらぼうな声が頭のすぐ後ろから聞こえる
振り返るとイルが立って俺を見下ろす
「あとでテルや総長に怒られようが関係ない」
俺の右手をとり、状態を確かめるように自分の指で撫でる。く、、くすぐったい
「あんたに怪我させるくらいならどんな罰もうける」
「イ、、イル」
いつもふざけた様子はなく
真っ直ぐに見つめてくる瞳に少し動揺してしまう
でも、なんだそうだったのか、、、
拗ねていたんじゃない
右手を触るイルの手に左手を重ねた
「ありがとうイル。沢山心配してくれたんだな」
「、、、、」
イルは目を見開き、動きを止めた。
っと思ったら大きなため息を吐き自分の髪をかき上げた
「はあーーーーっ、、くそっ」
「イル?あれ?どう、、「次!!同じような事あったらって、ねえけど!!させねーけど!!俺マヂで怒りますから」」
ひぃいいい
なんかあれ?やっぱ拗ねてない?あれれ
イルは膝を曲げ俺の目線に合わせてきた
「次は守りますから」
「う、、うん」
なんか恥ずかしいーーーーっ/////
表情に出さないようにするのが精一杯だった
ってか俺元々25歳成人男性だぞ
乙女みたいに動揺するなよ、なんだこれ
ぐるぐる思考を抱えていた脇でテルが横から入ってきた
「話はまとまったみたいですね」
「うるせー、余計な事いいやがって」
兄弟のいつもの会話にシルスは安堵した
よかった、いつものイルだな




