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消える謎の男と契約



俺は逃げようとしたが間に合わず、降ってきたそれに激突する。

辺り一面軽い地響きと広大な砂埃が舞った。


砂埃が晴れて落ちたそれの姿が現れる。

空から降ってきたそれは実は《《人》》だった。


「マジかよ、限度ってのを考えれないのかサレンの奴」

空から落ちてきたその男はケロッと起きたかと思うと、地べたに腰を下ろし、片足座りで文句を呟いていた。


男は異様な程に傷も砂一つ付いていなかった。

まるで何もなかったかのように。


そいつは俺の上に座っていたことに気づいた。

男はそのまま起き上がり俺の様子を見た。


当の俺は衝撃で苺ジャムみたいになっている。

モザイク必須なレベルで。


その男は一瞬息を飲んだ。

だが次の瞬間、特に慌てる様子もなく立ち上がり、俺のぐちゃぐちゃになった体を一瞥した。


「あぁやばいかも、こんなことで人を殺した事を堅物のルーヴァスや捻くれ馬鹿のアランに知られたらめんどくせ」


次に俺の状況を考えたのか、彼は少し顔をしかめる。

「かと言って生き返らせるようなでかい規模の能力使ったら確定でルーヴァスにはバレるな」


深いため息をつき、男はゆっくりと指先を切った。小さな赤い血が指から滲む。


「俺の魂を混ぜた血をやる」

彼は微かに形を保ったままの俺の口元にその血を差し出す。

ゾイの体は潰れ、意識は飛んでいる。それでも男は構わず血を垂らした。


そしてほんの一瞬の静寂の後、男は空に向かって跳び、あっという間に消えていった。

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