自身の女性への偏見を紐解く
私は女性に対して「変な人が多い⋯?」という偏見を持っている。
これは本当に不思議なことだ。
私はきちんと、男性にも変な人が多く、女性という性別に変な人間が偏っているわけではないことを知っている。
以下は、私が出会ってきた変な男の人の“極一部だ”。
・小学生を驚かすおじさん
・自慰を見てほしいおじさん
・GEOで女性にSEXの動作を繰り返すおじさん
・あまりに適当すぎる不動産屋
・いつも看護師にブギギレながら診察する医師
・女性の顔を何度も壁に叩きつける細い優男
・あ、あと人を食べ物と認識してしまった私
もちろんこうした男たちとは違う、まともな男性が多いこともわかっているし、女性もそうした状況であることもわかってる。
みんな事情を抱えて、最善の選択を選びながら生きてることも知っているけれど、こうして文章で整理してみても、やはり私の心は「女性には変な人が多い」と言っている。
なんだこれ。
◇
私が出会ってきた変な女性を書いてみる。
・パーソナリティ障害者の母
・灰皿そのもののようなタバコ臭の女性
・人のいないホームで身体を擦り付けてくる婦人
・三年間、「手紙届きました?」と言っていたのに送っていない女性
・会社で使うような輪ゴムで、上向きの2つ結びを作りずっと話しかけてくる女性
・付きまといをしてきたサングラスの女性
これらも極一部に過ぎないが、私は性別に関係なく、変な人間に遭遇している。しかし私は、女性には変な人が多いと感じてしまう。
これはおそらく『被害の深度』が影響しているのだと思う。
パーソナリティ障害者の母は語るまでもないが、身体を擦り付けてきた婦人は「(は!?痴漢とか叫ばれたらやばくね!?)」という恐怖を一瞬で感じた。
「手紙届きました?」と三年間聞いてきた女性は、そもそも送っていないのに聞いてきていて、サイコホラーのようだった。
眼科で遭遇した輪ゴムで2つ結びをしていた女性は、ピッチピチのピンクのTシャツに、べったりとした口紅をつけ、2つ結びも「\ /」こんな感じで、看護師さんに注意されてもずっと話しかけてきて、だいぶきつかった。
付きまといをしてきた女性は、そんなことをされるとは思っていなかったから、車の影に隠れていたときには心臓がバクバク鳴っていた。
こうした変な女性たちのエピソードは、私自身と直接関係したものであり、女性の頭を壁に叩きつける優男やGEOのおじさんは、私自身に危害を加えているわけではない。
そうした『自身への被害と、その深度』による感じ方の違いが、私の女性に対する偏見を作り出しているのだと感じる。
つまり私は、女性に対してトラウマを抱えていると言えるのかもしれない。
◇
男性にも変な人間がいるし、女性にも変な人間がいる。
これはあくまで持論だが、性別と変な行動は関係なく、“社会への適応度”が変な行動を引き起こしていると私は思う。
以前、『道を譲らないのは女性か?男性か?』ということを考えたときに、どちらも関係なく、社会経験や集団・グループ経験の有無がそうした行動を作り出しているという仮説を立てた。
そうした対人経験や規範意識は、経過した時間ではなく、体験の濃さと気質の組み合わせによって伸び縮みするために、性別や年齢、経験年数に関わらず、自分とは違う人もいるだろう。
日本の人口は、1億を超えるのだから。
つまり私は、そうしたスキルの習熟が足りていない変な女性から直接の害を加えられる経験が多く、それによるトラウマが「女性は変な人が多い」と叫んでいるということなのかも知れない。




