アーク3 - 第27章:夜の浄化者たち
(リヴェレンス三、五十九 / 午前4時22分)
黄色い砂が砂丘全体に吹き付けていた。
バンのタイヤはかろうじてインフルエンザ黒いアスファルトの上を走り、運転手はハンドルを死ぬほど強く握りしめていた。丘のように高い砂丘が見え、地平線には太陽はなく、ただ黒一色だった。まるで未知の世界へと車を走らせているようで、星は一向に彼らを見下ろしていなかった。
「うわぁ…これは全く違うペースの変化だね。」
ジャックは革に指を食い込ませた。自分の爪で引き裂きたい衝動に駆られたのだ。右を見回し、左を見渡したが、何マイルも、何マイルも、そしてさらに何マイルも、ただ黒い闇が広がっているだけだった。
「五十マイル以上も町を一つも見ていない。しかもリッジメンテまでまだ半分しか来ていない…いつになったら…」
遠くにようやく明かりが灯り始めた。
鷲のような鋭い目を細めて、彼は時の流れから身を隠している町を見つけた。計器に目をやると、ガソリンの針が4分の1を指していた。ガソリンが少なくなっていたので、簡単な給油でバンは十分だろう。
「間違いなく燃料補給が必要だ。」
三十分後、バンは真っ暗な町を通り抜けた。人影はなかった。通りや歩道には人っ子一人いなかった。動物さえもいなかった。標識が見えたが、ジャックは肉眼ではほとんど見えなかった。舗装されたアスファルトを照らす街灯の光に、ジャックはすぐにガソリンスタンドに気づいた。
給油機に車を停め、ようやくエンジンを切った。車のライトが眠っている彼らの顔に降り注ぎ、皆目を覚まし始めた。うめき声を上げ、つぶやきながら、彼らの目はまつげにぶら下がった、まるで目玉が飛び出しているようだった。
最初に口を開いたルークはあくびをした。
「買えるものは何でも買おうよ。さあ。」
ルークは助手席側のドアを開け、車から降りた。ブーツが滑らかなコンクリートに触れると、彼はドアを閉めた。ジャックもバンから降りた。ジャックが給油機に向かう間、ルークはよろめく足とぬるぬるした膝を抱えながら、後部ドアの方へ歩いていった。
ルークがドアを開けると、ショーン、マイルズ、パシフィカ、ホープは後部座席から飛び出した。ルークの後を追ってガソリンスタンドへ向かう途中、車内に残っていたのはベン、クリスチャン、クリスだけだった。ルナはまだぐっすり眠っていて、口を開けたままいびきをかいていた。ジャックは車の中からその音を聞くことができた。
「ここからでもルナの声が聞こえた…でも、やはり彼女の存在に耐えられるのはルークだけだ。」
町を見渡せば見渡すほど、彼は通り過ぎる数々の標識に気づいた。運転中は全く気に留めていなかった標識に、彼は今、鋭い目で文字をじっと見つめていた。赤く刻まれた獣人シルエットには、×印と照準が付けられていた。
乾いた唾液を飲み込み、ジャックはガソリンノズルを握る手を強く握りしめた。通りを見回すと、あたりは静まり返っていた……セミの鳴き声さえ聞こえないほどだった。
「この町はいったい何なんだ…地図上でも見つけられなかったよ。」
バンの中では、クリスとクリスチャンがベンの方を向いて並んで座っていた。
クリスチャンは胸の下で腕を組み、険しい表情で前を見つめた。乾いた鼻孔から静かに息を吸ったり吐いたりし、喉はまるでサンドペーパーのようにざらざらしていた。
「どうしたんだ?何か言いたいことがあるのか?」
彼は舌打ちをし、眉間に最大限の皺を寄せた。両ブーツをバンの床にしっかりと押し付け、背中を壁に押し付けていた。
「あの時のことだが、君はあの襲撃に悪意はなかった。なぜだ?」
ベンは睨みつけることも、眉をひそめることもなかった。眉間にしわを寄せることもなく、目の前のものよりも地面に視線を落としていた。クリスチャンの無知を気にすることもなく、ブーツに皺を寄せる金属質の地面をじっと見つめ続けた。
彼はつま先を伸ばした。
「サメ人間はみんな悪人だと思うのか?」
「でも、あなたは悪いことをした。あなたの仲間は悪いことをする。だから、なぜ――」
「お前はバカだ。」
膝に体重をかけ、肘を突き出すように力を入れた。背中を丸めながら、ゆっくりと顔を上げた。クリスチャンはようやく彼の顔を見ることができた。頬は暗く曇り、目は疲労困憊していた…。
一滴の汗が流れ落ちた。
「誰しも悪事を働く可能性を秘めている。獣人族は憎しみに満ちていると思うのか?」
「私はそんなことは言っていません。」
「では、その理由を教えてください。」
彼はついに組んでいた腕をほどき、両手を太ももに置いた。言葉だけで打ち負かされた彼は、嘲笑を浮かべ、黒く塗られた床に目を落とした。
「え、何だって……まあ、好きにしちゃいけないんだろうな……」
彼はガスがカチッと音を立てるのを聞いた。
タンクからノズルを引き抜くと、彼はそれを元の場所に置いた。すでに顔が焼けつくような暑さだったが、オーブンのような熱は夜になっても消えなかった。まるで標高の高い場所ではなく、低い砂漠にいるかのような暑さで、地面が冷える暇もなかった。
「なんてひどい砂漠なんだ…標高の高い砂漠もひどいと思っていたけど…’
彼の耳がぴくりと動いた。
何か音が聞こえ、右耳に響いた。彼は東の方角を向く前に、アスファルトの上を岩や小石が転がるのを見た。数人の男女が通りを歩いていた。皆黒いローブをまとい、フードは上向きに尖っており、縁には青い線が引かれていた。
「ああ、まさかこの町が…」
そして、その集団の中央には、他の者とは異質な人物が一人いた。手足は縛られ、口には動物の毛皮が詰め込まれていた。
彼のつま先は古い舗装路を擦り、下の小さな穴で爪が欠けていた。よだれが唇から垂れ、彼は何も身につけていなかった。服はなく、毛皮だけが彼の股間を隠していた。彼の背中は…彼の背中は傷跡で赤くなっていた。切り傷。乾いた血が毛皮にこびりつき、白い色素が彼の脚に散らばっていた。
彼の髪はなくなっていた。
頭蓋骨が突き出ているように見える彼の頭頂部は、短剣で切り裂かれていた。文字通り骨まで剥がされた頭皮から、新鮮な血が額と頬を濡らしていた。一行がようやく落ち着いた頃、彼は獣のような人間らしい古い荷物を下ろした。
「おいジャック、それは――」
ルークも、他の全員も、ぴたりと足を止めた。
ローブをまとった男の一人が前に進み出ると、ブーツが地面を力強く叩いた。手が届くところまで来ると、彼は手を伸ばし、動物の毛皮らしきものをつかんだ。それは……なんと、彼自身の髪の毛だった。
「助けて!助けて!」
「沈黙。」
男の腹にブーツを叩きつけると、男の肺の中の空気がすべて抜け落ちた。下唇から唾液が噴き出し、ローブを着た男は右手を突き出した。
そして彼の頭を掴み、指を頭皮を剥がされた部分に食い込ませた。
「日が暮れた後は獣人族は立ち入り禁止だ。ここは浄化者の町だぞ、息子よ。」
彼はもう一方の手でそれをポケットに押し込み、綿に指の関節をこすりつけた。小さな金属製の梨を取り出すと、その反射光に獣人は涙を流した。獣人は背中を弓なりに反らせ、不気味な目で身をよじり、喘ぎ声をあげた。
「さて、息子よ、どのホールにするか。選択肢は二つだ。」
「だ、だ、だめだ!」
「君はルールを知っていた。この街のことも知っていた。これはまさに自然淘汰の極みだ。」
彼は肩を引っ張られるのを感じた。
振り返ると、一人の女性が彼の注意を引いた。彼女は左手に聖書を持ち、それをリーダーの方へ素早く押しやった。まるで異物であるかのように、リーダーは黒く塗られたその本から目を離さなかった。
彼はその洋ナシ型の物体をポケットに押し戻すまでそうしていた。
「彼がこれを持っていたのか?」
「ええ。最近、その男性のジャケットの中から見つけました。」
「そうなると状況が変わる…」
彼は聖書を落とし、それは下の砂の上にぽとりと落ちた。そして右足で踏みつけ、押しつぶし、ページ一枚一枚が干しぶどうのようにしわくちゃになるようにした。
彼はまだポケットに手を入れたまま、再び金属製の物体を取り出した。今度は、より大きく、よりはっきりとした形状で、鼻先が突き出ていた…。
「ここは、みんなで仲良く歌って変化を起こせるような町じゃない。神様なら、この町の人々を救って、発展を促してくれると思うかい?」
ローブを着た男の一人が、剥ぎ取られた動物の毛皮の切れ端を手に取り、男の口に押し込んだ。男は自分の髪の毛でむせびながら、涙を流しながら必死にもがいた。なぜなら、リーダーが持っていた金属製の物体が……彼に向けられたからだ。
「じゃあ、彼は今どこにいるんだ? 君たちは愛や家族について説いているが、もし君たちがただの役立たずなら、一体何の意味があるんだ?」
彼が指を横に添えると、金属の光沢がようやくシンプルな拳銃の輪郭を浮かび上がらせた。
ローブを着た他の二人の男がその男の両腕をつかみ、押さえつけている間に、リーダーが指を動かした。引き金に指をかけたまま、リーダーは立ち尽くし、夜の闇の中で顔はほとんど赤みを帯びていなかった。
「上からの支配とは異なり、我々が誰を生かし、誰を死なせるかを決める。弱者を粛清する権利を行使することは、我々の仕事であり、夜の浄化者にとっての市民としての義務だ。我々は自らの運命、自らの宿命を創造する……我々は自らの神なのだ。」
彼はその哀れな男から何かひどい臭いがした。尿か、もしかしたら糞かもしれない。それが何であれ、彼の鼻と頬はしわくちゃになった。銃口を男の額に突きつけ、彼は男の毛並みと、その恐怖をじっくりと観察した。
その間ずっと、ルークと彼の仲間たちは黙って見守っていた。
「だから、お前が来た穴にでも戻れ。」
銃声が空気を切り裂いた。
銃身から煙が立ち上る中、彼はすぐに銃をホルスターに収めた。新鮮な死体を地面に落とすと、彼らは手を叩き、毛皮を砂の上に散らかした。
そして、その同じ砂の中で、冷血な血が深く、あまりにも深くまで踏み込んだ。
彼らは通りを歩きながら、まるで鷹の群れのように歩道やアスファルトをパトロールしていた。ダークエンジェルズなど気にも留めず、彼らはごく普通の人間であり、面倒なことや攻撃を受けるに値しない人々だった。町も砂漠も静寂に包まれ、誰も口を開かず、息を呑む音さえしなかった。
—一体ここは何なんだ…
その一つの考えがルークを苦しめ、彼は思わず両手を握りしめた。
彼らがバンに持ち込もうとしていたお菓子は、ブーツのそばに散乱していた。アスファルトにはビールの缶が溢れ、ポテトチップスやクラッカーはひび割れに砕け散っていた。彼らは皆、あまりの惨状に呆然としていた。自分たちが引き起こした惨状を片付けることさえできなかった。
彼らは別のローブを着た人物に気づくまで、そのことに気づかなかった。
荒涼とした暗闇の中を歩いていた彼の顔は隠れていたが、他の誰もが彼を見た。あまりにも影が濃く、肉眼では捉えられなかったが、彼は砂に埋もれた聖書のそばで立ち止まった。
—彼は一体何者なのか…
両手を体の横に下ろし、右手の指は聖書を指していた。まるでファンタジーの世界から抜け出してきたかのようだった…。
砂は形作られ、彼の手のひらに盛り上がった。彼は聖書を砂粒で覆い、それをつかんだ。すると、生き生きとした砂はあっという間に落ちていった。周囲の視線が彼を見つめる中、彼は右をちらりと見て、彼らが呆然と見つめる様子を眺めた。
「彼らが歩くことを許すだろう。ダギーは言った私もそれに対して。」
彼は聖書を手に持ち続け、それをローブの一番深いポケットに押し込んだ。そして暗闇に包まれた……。二人は二人きりになった。
バンの中から、クリスチャンとクリスは窓の外からその出来事を見守っていた。クリスチャンは頬をしかめ、片方の手が握りしめられ、もう片方の手がぴくぴくと動くのを感じた。
「これは差別なんかじゃない…これは紛れもなく悪だ…」
クリスチャンは後ろをちらりと見て、ベンの目に虚ろな光が宿っていることに気づいた。話をする準備ができていない、あるいは話すことすらできない様子だったので、クリスチャンは右手を緩めた。
画面が暗転した。
「このクソみたいな状況は一体どれくらい前から続いているんだ…?」




