1059.「夜間防衛 ~北の次期騎士団長と東の双子~」
王都の夜間防衛に加わるのはいつぶりだろう。
夜の入り口でそんなことを思う。
自問する以前に答えは出ている。ニコルと結婚が決まった日以来だ。
「今の王都は圧倒的に兵力が不足しております。ここ数日は近衛兵やハルキゲニアの人々にご協力いただいておりますが、本来は騎士団の仕事です。どうでしょう、この際、騎士に復帰するというのは」
北門の外で、じき現れるであろう魔物を待ちながら、隣で言ったのは騎士団ナンバー6のローランだ。
先の戦争で騎士団はほぼ壊滅している。なんとか人材を集めて育成しているらしいが、前線に出られるのは少なく見積もって一年か半年だろう。
「騎士団に入るのは、ごめんなさい。でも王都にいるときはなるべく夜間防衛に参加するわ。それでいい?」
「もちろんです」
柔和な笑顔を浮かべるローランは、次期騎士団長としてゼールから業務の引き継ぎを受けているらしい。忙殺されていると聞いたばかりだ。それでもこうして戦場に立つのは、深刻な戦力不足ゆえである。
わたしとローラン以外にも、十数名の騎士の姿があった。大した実力を持っていないと一目で分かる。無策に戦えばこのうちの半数は朝陽を拝めないだろう。ローランの指揮があってはじめて、全員が生き残れる。
「そういえば、グレガーさんにも夜間防衛に参加していただいています」
「そうなのね。あなたが呼びかけたのかしら」
「いえ、ありがたいことに自ら志願してくださいました」
数日前の、玉座での一件を思い出す。
ノックスは会うや否や抱きついてきて、『平気だった?』とか『怪我はない?』などと聞いてきたが、それらを言うべきはわたしのほうだ。彼が危機に陥ったのをよく知っている。彼は自分の活躍が地上のスクリーン映し出されていたと知り、大層はにかんだ。
『金色の獣人はどこにおられますか?』
間を縫ってグレガーはそのように問い、しかしノックスにも行方は分からないとのことである。白イタチの獣人に伴われてユランが去ってすぐ、ゾラとエルダーは回廊へと消え、以後、誰もその姿は見ていないという。地下王都の中心で戦っていた獣人も、オブライエンの居城に潜入した他種族たちも行方不明。
おおかたウィンストンが地下に匿っているのだと思うが、憶測の域を出ない。
ゾラが不在と知り、グレガーは『鏡の森』へ帰還する旨を述べたが、すぐに撤回された。無骨な斧を抱えた美青年を目にしたからだ。
『彼は……?』
『セロ。僕の友達』
それを聞いたセロが『ともだち。よろしくねえ』と言い、ニコニコとわたしたちを見やる。
顔立ちや骨格こそグレガーと異なるが、長い白髪を持っている点は二人に共通していた。
『しばしグレキランスに残ります。帰還の話は一旦ご放念ください』
なにがグレガーの心を刺激したのだろう。よほど問いかけたかったが、ヨハンが話を変え、玉座の雰囲気は一転して真面目な方角に向かってしまった。
「グレガーって戦えるのかしら」
率直な疑問をこぼす。それに対し、ローランは糸目をさらに細めて笑み、頷いた。
「素晴らしい戦いぶりでしたよ」
なかなか想像出来ない。グレガーが得意としているのは錯覚魔術やら洗脳魔術の類だと思っているのだけれど、それ以外にも得手があったのか。
「彼も騎士団にスカウトしたのですが、残念ながら貴女と同じ返事でした」
「帰る場所があるのよ」
『鏡の森』では、バンシーたちが王様の帰りを待っているだろう。
やがて一体のグールが現れ、ローランが息を吸う。すでにわたしは疾駆していた。
魔術ではない純粋な剣技でグールの胴を横薙ぎにする。すぐに霧散したが、次々と涌く魔物を出現から五秒以内に屠っていく。キマイラも同じだ。敵の懐に潜り込んで四肢を切断し、首を落として終わり。タキシムも出たが、高速の呪力球をサーベルで跳ね返して頭を飛ばした。
「素晴らしい働きですね」一段落して振り返ると、ローランが苦笑していた。「ですが、単独行動が過ぎます。少し休んでいてください」
そう言うなら、一旦魔物は任せよう。ローランの能力はよく分かっている。彼自身はさほど強くないし魔具も持っていないが、指示はいちいち適切だ。それでいて最前線でリスクを負う。そんな騎士だと記憶していた。
十数体のグールはもちろん、キマイラでさえ集団で討ち取るのを眺める。
ローランは弱い。彼ひとりならキマイラを倒すにも随分骨が折れるはずだ。マグオートで瀕死の目に遭ったと聞いているし、完治していないのだからなおさら単独での戦闘は困難だろう。にもかかわらず、徒党を組んで魔物を次々と倒していく姿に、これかもしれないと思った。
強さ以外のもので敵と同等以上の力を発揮しているローランは、わたしとは明らかに強さの種類が異なっている。騎士たちが彼に従うのは人望あってのことだろう。
共闘以上のものがここにある。騎士たちの統率された動きはすべて、ローランの命令によるものだ。つまり彼は、騎士から信頼を勝ち取るだけのものを持っている。
「急報! 東門にケルベロス出現! 余力のある者はすぐ向かうように!」
壁上の交信魔術師が叫ぶ。
ローランが振り返ることなく言った。
「クロエさん! 救援に向かってください!」
「分かった」
言うよりも早く駆け出していた。考える前に身体を動かすのは、このところ意識している。かつてのわたしがそうだったから。
東門。夜会卿第二部隊、鳴禽卿メルキュールにより蹂躙された場所だ。生き残った者曰く、ひどい戦場だったらしい。水中での戦闘を余儀なくされ、死闘の果てに騎士団ナンバー7のエイダが攫われた。死者は数え切れないほど多かったと聞く。
たどり着く頃には、ちょうどケルベロスが霧散しつつあった。小さな影が、無言でその様子を見据えている。当のケルベロスの前で。
宙に浮いた無数のナイフが、影の正体を物語っている。
「遅いよ、オネーサン。あと、壁の上の奴に伝えてよ。ケルベロスくらいどうにでも出来るって」
東門の生き残り。ハルキゲニアで騎士をしていた黒兎が、ツンと口を尖らせてそう言った。
彼ひとりで討ったわけではあるまい。
壁上の魔力にひとつ、尋常でないものがある。
長銃を手にしたドレスの少女、白兎。彼女もケルベロス討伐にあたって援護したに違いない。銃口に魔力の残滓があった。
彼女は北門の生き残りだ。片腕こそ失ったが、早々に回復して夜と対峙している。
「あなたたちは帰らないの?」
「……ごめん、もう一回言って。まだ鼓膜が治ってないんだ」
「あなたたちは、帰らないの?」
「そのうち帰るよ。僕以外は」
ん?
彼は残るの?
首を傾げて見せると、黒兎は苦々しく言った。
「借りを返さなきゃいけないひとがいるんだ。騎士団のエイダ。知ってるだろ?」
「ええ。攫われたって聞いてる」
「エイダには借りがある。だから絶対に……」
そこで言葉を切り、沈黙が広がった。
変わったな、と率直に思う。ハルキゲニアで戦ったときの黒兎とはまったくと言っていいほど違っていた。情け容赦なく弱者をいたぶり、どんな卑劣な手段を使ってでも勝利しようとした昔の彼とは大違いだ。力量が上がっているのは、ナイフに籠もった魔力の質で把握出来る。
彼の変化は、おそらくエイダによるものだ。出会って間もない者に助けられ、黒兎は格段に強くなったのだろう。
この強さにも繋がりがある。
「ここは大丈夫だから、南門に行きなよ」
確かに。黒兎は大して疲労していないし、壁上の白兎の魔力も充分余力がある。もしケルベロスが同時に二体出ても、彼らならなんとかするだろう。
「分かった」
それだけじゃ物足りない気がして、言葉を添える。「あなたが動けば、きっとエイダに再会出来るわ。でも独りじゃ駄目。それはあなた自身よく分かってるでしょ?」
黒兎の返事はない。だから手応えは不明だが、言うべきことを言ったはずだ。
発言や単語が不明な部分は以下の項目をご参照下さい。
・『ニコル』→クロエの幼馴染。魔王を討伐したとされる勇者だが、実は魔王と手を組んでいる。黒の血族だけの世界を作り上げることが目的。光の魔術を介せる剣の魔具を所持。クロエの最終目標はニコルと魔王の討伐。詳しくは『875.「勇者の描く世界」』にて
・『ノックス』→クロエとともに『最果て』を旅した少年。魔術師を目指している。星で方位を把握出来る。『毒食の魔女』いわく、先天的に魔術を吸収してしまう体質であり、溜め込んだ魔術を抜かなければいずれ命を落とす。王都襲撃ののち、王位を継いだ
・『セロ』→ノックスにより処刑人の任を解かれ、王の守護者兼、友人となった。王家の血を引いている。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー③赫灼の赤き竜ー」』にて
・『ゼール』→騎士団長。王都の騎士を統括する存在。双剣の魔具『凍剣蓮華』と『風雷万華』の使い手。実はシフォンの養父。戦争において北門の指揮官を任じた。バルクハルトとの戦闘で片足を失い、それでもなお彼に勝利した。詳しくは『幕間.「魔王の城~記憶の水盆『外壁』~」』『第九話「王都グレキランス」』『幕間.「王都グレキランス~騎士の役割~」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて
・『不滅のローラン』→紫の長髪の優男。騎士団ナンバー6。剣と盾で戦うスタイル。常に敬語なのは、冒険譚の影響。魔具も魔術も扱えないが、指揮官としての能力に優れている。己の弱さに自覚的だが、決して心折れずに騎士で在り続けた男。マグオートでイアゼル侯爵の洗脳にかかるも打ち破り、彼を撤退させるだけの一撃を与えた。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー③赫灼の赤き竜ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー④銀嶺膝下マグオートー」』にて
・『魔眼のエイダ』→騎士団ナンバー7の女性。無愛想な性格。シフォンのかつての友達で、右目を失明している。グローブ型の魔具『双拳狐狼』と義眼の魔具『天眼球殿』を所持。戦争でメルキュールに敗北し、拉致された。詳しくは『幕間「或る少女の足跡」』『第四章 第三話「永遠の夜ー③赫灼の赤き竜ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて
・『ウィンストン』→『毒食の魔女』の邸で執事をしている魔術師。丁寧な口調の壮年男性。ジェニーとは犬猿の仲。昔から魔女の命を狙って暗殺を繰り返している。魔女を殺害したオブライエンの討伐を成し遂げ、地下の番人に成り代わった。詳しくは『第八話「毒食の魔女」』『279.「物好きな主人」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑦千年の都ー」』にて
・『白兎』→ハルキゲニアの元騎士。魔術師。本名はルカ。『黒兎』の双子の姉。ハルとミイナによって撃破された。以降は『黒兎』とともにハルキゲニアの夜間防衛をしている。戦争でグレキランスの援軍に加わり、長銃の魔具『天穹謳砲』を授かった。レミントンとスカーレットとの戦闘で片腕を失うも、実質両者を討ち取った。詳しくは『112.「ツイン・ラビット」』『164.「ふりふり」』『Side Alice.「卑劣の街のアリス」』『幕間.「それからの奇蹟~ある日のハルキゲニア~」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて
・『黒兎』→ハルキゲニアの元騎士。ナイフを複製する魔具『魔力写刀』の使い手。残忍な性格。本名はクラウス。『白兎』の双子の弟。戦争において騎士団のエイダと共闘した。詳しくは『127.「魔力写刀」』『Side Alice.「卑劣の街のアリス」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて
・『幻術のグレガー』→かつて騎士団のナンバー2だったとされる男。不死魔術の研究により、王都から追放された。『鏡の森』でバンシーを従え、不死魔術を維持していた。洗脳などの非戦闘向けの魔術に精通している。勇者一行であるゾラとの面識あり。ゾラの記憶する限り、グレガーはかつて騎士団の頂点に座していた。詳しくは『205.「目覚めと不死」』『868.「若年獣人の長き旅⑥ ~奪取~」』にて
・『ゾラ』→別名、『獣化のゾラ』。勇者一行のひとりであり、『緋色の月』のリーダー。獣人(タテガミ族)の長。常に暴力的な雰囲気を醸している。恋愛に関しては極度に潔癖な一面もある。勇者一行でありヨハンの兄でもあるジーザスと契約し、人間殲滅を目的とした戦争への参加を余儀なくされている。クロエに敗北し、ヨハンの提示した戦争での役割を受け入れることとなった。すべての種族が争いなく共生する世界、『ユグドラシル』を理想としている。しかしながら過去、人間との交流によって失意を味わい、結果、人間に対する愛憎の念を抱くようになった。詳しくは『287.「半分の血」』『336.「旅路の果てに」』『702.「緋色のリーダー」』『790.「獣の王」』『Side Grimm.「獅子のひとりごと」』にて
・『エルダー』→トロールの族長。名称不明の鉄槌の魔具を所有している。魔具は激突すると魔力を吸収・蓄積し、次の一撃で放出させる。下手に扱えば蓄積した魔力が逆流し、当人魔力を枯渇に追い込む欠陥品。詳しくは『745.「円卓、またはサラダボウル」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑦千年の都ー」』にて
・『赤竜卿ユラン』→黒の血族で、ラガニアの公爵。自称、ウルトラ・ドラゴン卿。情熱的で正義感の強い青年だがセンスは壊滅的。代々ドラゴンを使役するとされているが実際に目にしたものはおらず、虚言卿や嘘つき公爵と囁かれているが本人は意に介していない。実態は使役というより、ドラゴンと一体化している。肌はドラゴンのそれと同等の堅固さを持つ。身体状況により形状が変化する貴品『貴人の礼装』を所持。グレキランスがラガニアの領地であると認めさせるために単身で戦争に参加した。王城にてヨハンに説得され、オブライエン討伐部隊に加わることに。ゾラやニコルとは友人関係にある。血族の撤退宣告後、ヴラドの命令を受けたジーザスによって生きたまま細断された。詳しくは『幕間「ウルトラ・ドラゴン卿」』『第四章 第三話「永遠の夜ー③赫灼の赤き竜ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑦千年の都ー」』にて
・『鳴禽卿メルキュール』→夜会卿の第二部隊長。黒の血族で、ラガニアの伯爵。水の魔術を記憶した貴品『水殿の王笏』を所持。水の都スィーリーの領主兼教師だったが、簒奪卿シャンティの侵略により、やむなく夜会卿ヴラドの所有地で暮らしている。戦争において東門をほぼ制圧するも、シャンティに横槍を入れられる。しかし当のシャンティからスィーリーを返すと言われ、懐柔された。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて
・『夜会卿ヴラド』→黒の血族の公爵。王都の書物でも語られるほど名が知られている。魔王の分家の当主。キュラスの先にある平地『毒色原野』を越えた先に彼の直轄地アスターが存在する。極端な純血主義であり、自分に価値を提供出来ない混血や他種族は家畜同様に見なしているらしい。律儀で、礼儀を重んじる性格。不死の力を持ち、血液を資源とした魔術を扱う。肉体の大部分を蝙蝠の魔物に提供しており、攻撃を受ければ自動的に蝙蝠が反撃する。ヨハンと契約を結んでおり、アスターの人々は彼を殺すことが出来ない。戦争で実質的にニコルに裏切られたことにより、ラガニアに反旗を翻す心算。詳しくは『幕間.「魔王の城~ダンスフロア~」』『90.「黒の血族」』『幕間.「魔王の城~尖塔~」』『565.「愛の狂妄」』『927.「死に嫌われている」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑦千年の都ー」』にて
・『オブライエン』→王都内の魔具および魔術関連の統括機関『魔具制御局』の局長。騎士団ナンバー1、紫電のザムザを使って『毒食の魔女』を死に至らしめた。全身が液体魔具『シルバームーン』で構築された不死者。かつてのグラキランス領主の息子であり、ラガニアの人々を魔物・他種族・血族に変異させ、実質的に滅亡させた張本人。外界で活動しているのは彼の分身『二重歩行者』であり、本体は一切の魔術的干渉を受けない檻に閉じ込められている。魔女の執事ウィンストンにより討伐された。詳しくは『345.「機械仕掛けの紳士」』『360.「彼だけの目的地」』『間章「亡国懺悔録」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑦千年の都ー」』にて
・『近衛兵』→グレキランスの王城および王を守護する兵隊
・『錯覚魔術』→洗脳魔術の一種。記憶や印象の刷り込みをする魔術。術者の魔力への依存度が高く、対象の精神状態も関係するので効果のほどを定義することは困難。詳しくは『207.「聖樹の正体」』にて
・『洗脳魔術』→魔術の分類のひとつ。読んで字のごとく、対象を洗脳するための魔術
・『魔具』→魔術を施した武具のこと。体内の魔力が干渉するため魔術師は使用出来ないとされているが、ニコルは例外的に魔術と魔具の両方を使用出来る。詳しくは『間章「亡国懺悔録」』にて
・『呪力球』→呪力の塊を放つ攻撃手段。魔物が使用する
・『グール』→一般的な魔物。鋭い爪で人を襲う。詳しくは『8.「月夜の丘と魔物討伐」』にて
・『バンシー』→人の上半身のみを持つ魔物。人語を解し、人を騙すほどの知性がある。『鏡の森』のバンシーは例外的に無垢。詳しくは『198.「足取り蔦と魔樹」』にて
・『キマイラ』→顔は獅子、胴は山羊、尻尾は蛇に似た大型魔物。獰猛で俊敏。詳しくは『100.「吶喊湿原の魔物」』『114.「湿原の主は血を好む」』にて
・『タキシム』→人型の魔物。全身が黒い靄に覆われている。指先から高速の呪力球を放つ。警戒心の強い魔物で、なかなか隙を見せない。詳しくは『341.「忘れる覚悟」』にて
・『ケルベロス』→三つの頭を持つの魔犬。機動力が高く、火炎を吐く。詳しくは『286.「魔獣の咢」』にて
・『ハルキゲニア』→『最果て』地方の北端に位置する都市。昔から魔術が盛んだった。別名、魔術都市。詳しくは『第五話「魔術都市ハルキゲニア」』にて
・『鏡の森』→ハルキゲニアの北に位置する海峡を渡った先の森。初出は『104.「ハルキゲニア今昔物語」』
・『王都』→グレキランスのこと。周囲を壁に囲まれた都。詳しくは『第九話「王都グレキランス」』にて
・『グレキランス』→通称『王都』。周囲を壁に囲まれた都。また、グレキランス一帯の地方を指して用いられる。詳しくは『第九話「王都グレキランス」』にて
・『マグオート』→文化的、経済的に成熟した街。王都から流れてきた富豪が多く住む。トムとマーチの故郷。別名『銀嶺膝下』。ラガニアの辺境である地下都市ヘイズと、転送の魔道具によって接続されている。詳しくは『第四章 第一話「祈りの系譜」』にて




