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花嫁騎士 ~勇者を寝取られたわたしは魔王の城を目指す~  作者: クラン
第四章 第三話「永遠の夜ー⑦千年の都ー」
1748/1769

Side Vlad.「凡夫のための言葉」

※ヴラド視点の三人称です。

 壁に囲まれた都市、グレキランス。早朝の街路にまとまった靴音が鳴り響く。冷えた石畳が夜の名残の一部として、ヴラドの足裏に冷気を届けた。今しも闊歩(かっぽ)している北門からの大通りを含め、各門からまっすぐに延びる道は商家や宿が(つら)なっている。逐一(ちくいち)確認したわけではないが、先遣隊(せんけんたい)として送り込んだ何匹もの蝙蝠(こうもり)の目により街の構造は早い段階で把握していた。もっとも、砲台が健在だった時期は監視そのものが実現しなかった。亡きレミントンが砲台をほぼ壊滅させてはじめて、斥候(せっこう)を潜入させた次第である。


 昨晩もそうだったが、こうして日が昇っても壁内に人影は見出(みいだ)せない。どこの民家もカーテンを締め、扉を施錠(せじょう)している。一睡も出来ずに震え続けた者は少なくないだろう。今も同じ、いや、より恐怖の度は強いはず。交信魔術こそ()えているが、東西南北いずれの門も破壊されたのだ。門に近い家々に住まう人間は絶望に呑まれているに違いない。姿こそないものの、あちこちに大小様々な魔力があり、いくつかは室内を動き回っている。右往左往している。戸惑い、途方に暮れながら、逃げ場はないかと必死で思考している。にもかかわらず表に出ないのは、グレキランスに住まう者の精神的な特徴だろうか。妥当性はないが、この地について詳しいわけでもないヴラドは(つね)のごとく結論を出さず保留した。


 先頭を歩むバルクハルトの巨大な背を眺めながら、やはり時間をかけ過ぎたかと思う。本来ならば夜間――すなわち魔物がいるうちに門を突破する算段だった。砲台がふたつまで減った段階で強行策に出る選択肢はあったものの、さして後悔はしていない。むしろ最小限の犠牲で済んだのだから(あやま)ちはなかったと感じている。時間と人員を天秤にかけて後者を選んだだけのこと。


 東から差し込む曙光(しょこう)に目を細めることさえなく、ヴラドは無表情に歩みを進めた。


 部隊がグレキランス地方に足を踏み入れて、これで十一日目になる。(あた)う限り慎重を期して、二週間にも満たない。こんなものか、と(あなど)る気はなかった。メフィストは、オブライエンの血を継ぐ者が壁内にいると言っていたのだ。ヴラド自身もその可能性を高く見積もっている。ゆえに壁内がもっとも過酷な戦場になると推測していたのだが――今のところはなにひとつ危険を感じない。だからこそ(かえ)って警戒してしまうのがヴラドの性質である。この点、部下にもよくよく言い含めてあるので誰ひとり無駄口を叩かなかった。


 砲台は壁内の上空まで射程に入れることが可能だが、壁から突き出して配置された兵器だからこそ、壁より低い位置に広がる蝙蝠には対応出来ない。それゆえ、どこであれヴラドの監視下にある。千の蝙蝠の視界を並行処理するための道具――脳兵(ラム)が全滅したのは忌々(いまいま)しいが、取り戻せないものに執着するのは馬鹿馬鹿しい。


 北門の遥か後方――メフィストどもに視界のひとつを固定せざるを得ないのも、やむえないと割り切っていた。今のところ連中はなんの動きも起こしていない。仲良く休息している風情(ふぜい)。シャオグイの姿がないのは気がかりのひとつだが、彼女ひとりでこの状況を打開するのは不可能だ。


 街の中心部に(そび)える城に現実の目を向け、ヴラドは誰にも悟られぬよう歯の裏を舌で撫でた。千年続いた不法国家に誅罰(ちゅうばつ)を与えるといった意志は欠片も持ち合わせていない。ただ、グレキランスの王や家臣どもはそれなりの値段になる。千年前の遺恨をいまだに抱え続けている富豪や貴族にとっては垂涎(すいぜん)の商品だ。


 警戒態勢を維持しつつ城へと向かう。それがひとまずの目標である。オブライエンの縁者がどこに潜んでいるにせよ、王を捕らえて口を割らせるのが第一。そこまでにどれほどの障壁があるかだが、今のところそれらしいものはない。


 グレキランスの中心地に近付くにつれ、ヴラドは内心で疑いを濃くした。


 東西南北の大通りはもちろん、路地に至るまで広げた監視の目を次々と切り替えているというのに、ひとりの人間も見当たらない。


 門の護衛に全勢力を(そそ)いだ?


 可能性はゼロではないが、現実的ではない。壁内にいくらかの兵を残しておくのが妥当だ。でなければ門をひとつだけ突破された時点で詰む。特に西門の状況を(かんが)みるに、壁内になんの警備も置かないのは不自然でしかない。西に配された兵が雑魚ばかりであるのは蝙蝠の目により把握している。しかも、昨晩は戦闘さえ発生しなかったのだ。人間側の裏切り者によって早々に陥落(かんらく)したのである。


 すると、機を待っているのか。充分な勢力を(たくわ)えてこちらを一網打尽にしようと画策している。そちらのケースのほうが理にかなっている。


 西の第一部隊と、本隊はほぼ(ひと)しく歩んでいる。このままいけばグレキランスの中央で合流出来るだろう。


 東の第二部隊はやや遅れているが、こちらも進行という意味では問題ない。メルキュールの部隊員からの交信によると、簒奪卿(さんだつきょう)を配下に加えたとの話だ。実際、蝙蝠の目でも彼女の姿は確認出来る。懸念(けねん)材料のひとつと数えていい。前線基地に差し向けた愚図(ぐず)どものおかげで、簒奪卿の裏切りは蝙蝠の目にはっきりと映ったのだ。シフォンの生存も。両者ともに人間に加担している。


 メルキュールによると簒奪卿はこちらに全面協力を申し出たとのことだが、信用に足らん。真実は逆だろう。簒奪卿がメルキュールを屈服させ、表向き軍門に下ったよう見せかけているだけ。おおかた獲物を横取りする腹だろう。事が露見(ろけん)したあかつきには捕縛すれば済む。なんなら殺してもいい。彼女のラガニアでの蛮行(ばんこう)は死に(あたい)する。しかしながら、それは壁内の完全制圧が成立したあとの話だ。どこに潜んでいるかも(さだ)かではない敵を仕留めてからでなくては。


 それはさておき、南のレンブラントには罰が必要だ。門を開けただけで、壁内に踏み入らずに門前で(とど)まっている。こちらから交信を送っても無視。反逆行為に限りなく近い。腹心が前線基地に送られたのを根に持っているわけではなかろう。奴の心性が(けが)れているのは承知しているが、一応は服従の態度を(たも)っている男だ。戦時中の背反(はいはん)も革命も禁じてある。ジーザスの持つ契約の異能で縛り付けてあるのだから、こちらに刃を向けることはない。契約違反にならない程度の反抗というわけだ。開門は必達事項。それだけ済ませて、壁内制圧には手を貸さない。だが、苛立(いらだ)ちはなかった。負け犬の(うな)りなど意識するだけ無駄だ。(かえ)ってこちらの狭量(きょうりょう)さを示す材料にもなりかねない。制圧後に粛々と(ばっ)せばいいだけ。


 東西南北の大通りが行き着く先。噴水広場を蝙蝠の目で俯瞰(ふかん)し、先頭のバルクハルト含め、全軍に交信を送った。一応、南の負け犬にも。


『警戒しろ。敵影だ』


 広場付近の建造物から、銀髪の小柄な男が姿を見せたのをヴラドは見逃さなかった。


 ヴラドが即座に交信魔術によって全軍に情報を送った点に過ちはない。銀髪の男を敵と断定したのも適切。警戒心の賜物(たまもの)だろう。ただ、足りなかっただけだ。自分が相手にしようとしている者の強大さに()して、多くの不足があっただけである。蝙蝠の目が限られていた状況は無論影響しているが、たとえ万全だったとしても(おく)れを取ったに違いない。


 後方で(うめ)き声が上がる。


 周囲で一斉に音が鳴った。ガラスの割れる音、ドアを乱暴に突き破る音、壁を破壊する音。


「敵襲!」


 誰かが叫んだとき、ヴラドはすでに魔術を展開していた。最高出力の闇色の剣。十数本を標的に向けて一気に放つ。しかし敵の動きのほうが速かった。


 銀の短髪が紫電(・・)と化して空を駆け、こちらを翻弄(ほんろう)している。バルクハルトの剣さえ回避する速度。幾条(いくじょう)もの雷が本隊の人員を襲う。精鋭たちの悲鳴が重奏(じゅうそう)となる。


 ヴラドは本隊が瞬時に包囲されたことを把握した。蝙蝠による俯瞰で。


 このとき、西の第一部隊も、東の第二部隊も同様の不意打ちに()っていた。


 敵を侮っていたわけではない。あのオブライエンの継承者だ。砲台と白銀猟兵(ホワイトゴーレム)だけではないのは勘付いていたものの、未知の脅威は想定のおよぶものではない。


 容姿も体格もまったく同じ雷の魔術師が、血族を囲っている。肉体を複製する魔術はあれど、これほどの物量を均質(きんしつ)な魔力含有量で実現するのは不可能だ。


 このときヴラドは、ラガニア城で見た『記憶の水盆(すいぼん)』を思い出した。


 不可能。


 その言葉は凡人のためにある。


 天才にとって常識など紙切れ同然に破り捨てられるものなのだ。

発言や単語が不明な部分は以下の項目をご参照下さい。



・『夜会卿ヴラド』→黒の血族の公爵。王都の書物でも語られるほど名が知られている。魔王の分家の当主。キュラスの先にある平地『毒色原野』を越えた先に彼の直轄地アスターが存在する。極端な純血主義であり、自分に価値を提供出来ない混血や他種族は家畜同様に見なしているらしい。律儀で、礼儀を重んじる性格。不死の力を持ち、血液を資源とした魔術を扱う。肉体の大部分を蝙蝠の魔物に提供しており、攻撃を受ければ自動的に蝙蝠が反撃する。ヨハンと契約を結んでおり、アスターの人々は彼を殺すことが出来ない。詳しくは『幕間.「魔王の城~ダンスフロア~」』『90.「黒の血族」』『幕間.「魔王の城~尖塔~」』『565.「愛の狂妄」』『927.「死に嫌われている」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『グレキランス』→通称『王都』。周囲を壁に囲まれた都。また、グレキランス一帯の地方を指して用いられる。詳しくは『第九話「王都グレキランス」』にて


・『レミントン』→黒の血族。戦争において夜会卿の本隊に所属。射撃王の異名を持つ弓の名手と呼ばれてはいるものの、実はスカーレットのサポートがなければ命中しない。白兎の一撃で落命。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『バルクハルト』→黒の血族。戦争において夜会卿の本隊に所属。全軍で唯一軍馬を用いる容貌魁偉な猛将。末広がりな大剣二本を所持。戦争においてゼールに腕を斬られ、自ら敗北を認めた。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『メフィスト』→ニコルと魔王に協力していた存在。ヨハンの本名。現在はクロエと契約し、魔王討伐に協力している。初出は『幕間.「魔王の城~尖塔~」』


・『オブライエン』→身体の大部分を魔力の籠った機械で補助する男。王都内の魔具および魔術関連の統括機関『魔具制御局』の局長。自分の身体を作り出した職人を探しているが、真意は不明。茶目っ気のある紳士。騎士団ナンバー1、紫電のザムザを使って『毒食の魔女』を死に至らしめたとされる。全身が液体魔具『シルバームーン』で構築された不死者。かつてのグラキランス領主の息子であり、ラガニアの人々を魔物・他種族・血族に変異させ、実質的に滅亡させた張本人。外界で活動しているのは彼の分身『二重歩行者』であり、本体は一切の魔術的干渉を受けない檻に閉じ込められている。詳しくは『345.「機械仕掛けの紳士」』『360.「彼だけの目的地」』『間章「亡国懺悔録」』にて


・『脳兵(ラム)』→夜会卿ヴラドの私兵。意識を持たず身体を動かすことも出来ず、しかし脳だけは生きている状態に改造された血族。ヴラドの使役する蝙蝠の魔物の得た情報を処理するためだけの存在。ヨハンによって全員逝去した。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『シャオグイ』→生息圏、風習、規模も不明な他種族である、オーガのひとり。かつて存在した町、千夜王国の主。『緋色の月』に所属しながら『灰銀の太陽』への協力を誓った。一時期シャルという偽名を使用し、有翼人をそそのかした。生命を犠牲にして力を得る丸薬を所持。武器として鉄扇を扱う。身体能力が並外れて高い。メフィスト(ヨハン)に執心している。かつて夜会卿に囚われていた頃、隣の牢屋にいたヨハンに恋をしたのがきっかけ。戦争においてバルクハルトと戦うも勝利には至らず、撤退。詳しくは『748.「千夜王国盛衰記」』『750.「夜闇に浮かぶ白い肌」』『886.「かつての囚われ人たち」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『鳴禽卿(めいきんきょう)メルキュール』→夜会卿の第二部隊長。黒の血族で、ラガニアの伯爵。水の魔術を記憶した貴品(ギフト)水殿の王笏(アロン・マイム)』を所持。水の都スィーリーの領主兼教師だったが、簒奪卿シャンティの侵略により、やむなく夜会卿ヴラドの所有地で暮らしている。戦争において東門をほぼ制圧するも、シャンティに横槍を入れられる。しかし当のシャンティからスィーリーを返すと言われ、懐柔された。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『簒奪卿(さんだつきょう)シャンティ』→黒の血族で、ラガニアの子爵。過剰な装飾と肉体改造を施した、傲慢で残虐な女性。同族の土地へと侵略を繰り返す様から、簒奪卿の異名がつけられた。固有の異能である液体操作を持つが、有機物に限っては相手の意識がなければ操れないという制約がある。加えて、スライムを使役する。リクの腹違いの姉。戦争において前線基地を襲撃したが、シフォンの裏切りにより全軍壊滅。王都東門でメルキュールを圧倒し、スィーリーを返還する代わりに自分とリクの領地であるマナスルとブロンの保護を依頼。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『前線基地』→王都北東の山脈にほど近い場所の山岳地帯に作った、戦争における要衝。血族の侵入経路と王都を直線上に結ぶ位置にあるため、全滅は必至であり、足止めの役割がある。総隊長としてシンクレールが配備されている。簒奪卿シャンティおよびシフォンの襲撃によりほぼ壊滅した。詳しくは『第四章 第二話「幻の森」』『第四章 第三話「永遠の夜ー①前線基地ー」』にて


・『シフォン』→ニコルと共に旅をしたメンバー。元騎士団ナンバー2。戦争において簒奪卿の部隊に配属されたが裏切り、血族も人間も殺戮した。自分の感情も思考も持たず、ニコルに従っている。前線基地にてクロエに敗北し、彼女の命ずるまま、現在はシンクレールに従っている。風の魔術の籠もった貴品(ギフト)『シュトロム』を所持。実は騎士団長ゼールの養子。シンクレールの塩オムレツを気に入っている様子。詳しくは『43.「無感情の面影」』『幕間.「魔王の城~記憶の水盆『外壁』~」』『幕間「或る少女の足跡」』『幕間「前線基地の明くる日に」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『ラガニア』→かつてはグレキランス同様に栄えていた地域、と思われている。実際はグレキランスを領地として治めていた一大国家。オブライエンの仕業により、今は血族の土地と化している。魔王の城は元々ラガニアの王城だった。初出は『幕間.「魔王の城~書斎~」』。詳しくは『間章「亡国懺悔録」』より


・『レンブラント』→黒の血族。戦争における夜会卿の第三部隊長。身体強化魔術のエキスパート。見た目は四十代のおじさんだが、血族としては高齢。夜会卿の領地アスターでカジノのオーナーなどをしている。本業は革命屋であり、夜会卿の転覆を狙っているが、同時に夜会卿に拝跪してもいる。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』にて


・『ジーザス』→勇者一行のひとりであり、ヨハンの兄。黒の血族と人間のハーフ。ヨハン同様、契約の異能を持つ。夜会卿に仕えている。彼に下賜された手袋型の貴品(ギフト)無慈悲な強奪者(ブラッディ・ハンド)』を所持。戦争において夜会卿第一部隊に所属。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」』にて


・『白銀猟兵(ホワイトゴーレム)』→人を模した、ずんぐりとした物体。オブライエンの量産している兵器。指令を送ればその通りに行動をすることが出来る。動きは機敏で、硬度は高い。破壊時に自爆する。詳細は『幕間.「白銀空間~潜入~」』『幕間.「白銀空間~白銀猟兵と一問一答~」』『幕間.「白銀空間~魔具制御局~」』にて


・『黒の血族』→魔物の祖と言われる一族。人間と比較して長命。もともとは王都の敵国であったラガニアの人々のごく一部が、オブライエンの生み出した『気化アルテゴ』によって変異した姿。詳しくは『90.「黒の血族」』『間章「亡国懺悔録」』にて


・『記憶の水盆(すいぼん)』→過去を追体験出来る魔道具。魔王の城の奥にある。詳しくは『幕間.「魔王の城~記憶の水盆『王城』~」』にて

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