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花嫁騎士 ~勇者を寝取られたわたしは魔王の城を目指す~  作者: クラン
第四章 第三話「永遠の夜ー⑥宵闇の狩人達ー」
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Side Johann.「道化師エール」

※ヨハン視点の三人称です。

 魔術製の黒煙のなか、ヨハンはヴラドの上方に意識を向けつつ、魔力を隠蔽(いんぺい)して歩んでいた。クロエたちが一斉攻撃を仕掛ける危険域から早々に脱し、左方へと。


 クロエを含め、ヴラドに相対(あいたい)している四名には耳打ちを送ってある。ほぼ同じタイミングで類似の内容――ヴラドを襲撃せよ、と。それとは別にアリスおよび後方で待機しているベアトリス軍と煙宿の兵員数名にも同種の命令を下した。これで左方と後方の血族は対処を余儀(よぎ)なくされる。多くの血が流れるだろうが、必要経費だ。


 夜会卿ヴラドへの接触がいかに膨大(ぼうだい)なリスクを(はら)んでいるかは織り込み済みである。それでもなお敢行(かんこう)するほかなかった理由は二点。


 一点目はヴラドの本意を探るため。すなわちオブライエンへの執着度合いである。


 成果は上々。奴はオブライエンを自分の手で始末しなければ気が済まないほど憎んでいる。当然だ。それはラガニアを壊滅状態にした罪の清算を求めるものではなく、もっと個人的な理由。


 誰もが不死を喜ぶわけではない。オブライエンのように不死を礼賛(らいさん)し、それを手にして千年()っても喜悦(きえつ)渦中(かちゅう)にいるような精神は(まれ)だ。ヴラドは死ねない身体を快く思っていない。王家の血を引くイブが、アルテゴ拡散の翌日に血族たちの暴行に()ったように、ヴラドの人生も悲惨ではある。


 アスターでの革命に備えてヴラドの過去に関し徹底的に調べたときは、人々の心性に反吐(へど)が出そうだった。長期間におよぶ拷問。見世物小屋。ようやく自由を得てからヴラドが最初におこなったのが溶岩への身投げである。


 アスターを()べ、発展させるまで途方もない時間が必要だったわけだが、それでもなおグレキランスに侵攻するだけの期間はあった。


 ヘルメスの忠告で侵攻を控えていたと答えたわけだが、虚実(きょじつ)半々だ。ヴラドの権力ならば、ヘルメスの反対を押し切ってでも侵略は可能。毒色原野に蔓延(まんえん)する毒の周期も判明しているし、ヴラド単体であれば毒霧を無視して進行出来る。それをしなかったのは――。


「挨拶もなしに消えるなんて薄情じゃないか、メフィスト」


 立ち止まり、振り返る。そこにいるのが誰か、ヨハンはよく知っていた。煙幕の先で巧妙に隠蔽(いんぺい)された魔力の具合からも、何者かは知れている。


「こんな危険地帯に(とど)まってはいられませんからね、早々に消えたいんですよ。我が身が一番大事ですから。貴方もそうでしょう? エール」


 道化師エールは煙の先で一笑した。


「ああ、そうさ。俺は俺が一番大事だ。だからテメーを逃がすのはナンセンス。俺の出世に響くだろうがよぉ。それに、テメーをいじめるのが個人的に好きなんだ」


 軽薄を(よそお)っているが、口調や態度がコロコロ変わるのはこの男の処世術だ。(つね)にひとの顔色を(うかが)い、最適解(さいてきかい)を選んで綱渡りをする性癖とも換言(かんげん)出来る。それだけならただの俗物だが、エールはあらゆる意味で優秀だ。突出した能力――異能こそ持たないが、魔術師としては高等な部類に入る。


「出来れば貴方とは関わりたくないですねぇ。嫌な記憶が蘇るので」


「そうかい。そりゃ困った。俺はヴラド様からテメーの排除を命じられてる。もちろん、殺しはしない。契約違反になるからな」


「はぁ。排除ですか。そいつは厄介だ」


 エールが煙のなかから一歩踏み出した。佇立(ちょりつ)するヨハンをじっと見つめるその瞳は、嘲弄(ちょうろう)の色で染まっている。


「煙幕が()かれてから俺の耳に交信が届いたんだよ。ヴラド様の声で。器用だなぁ、メフィスト。テメーはどうしても俺と一対一になりたかった。そうだろう?」


 擬態(ぎたい)した交信程度、エールにはお見通しか。それと分かって乗り込んでくるあたり、絶対に勝てる自信があるのだろう。敗北が許されない立場だというのに。


 エールは気付いているだろうか。こちらの手のひらが彼へと向いており、すでに遅延領域(レント・メモリア)(ほどこ)されていることを。間延(まの)びした時間に閉じ込められたエールを眺めて思うのは、皮膚を食い破られる痛みだ。




 アスターの監獄に囚われていたヨハンは、日々、趣向(しゅこう)()らした拷問を受けていた。決して命を奪わない(たぐい)の拷問である。


 その日、常のごとく獄吏(ごくり)に連れられたのは、血が染み込んだ広間だった。見飽きた場所である。二階には回廊がめぐらしてあり、一階部分は収容者を拷問する部屋だ。一階の出入り口は鉄扉ひとつ。ヨハンは珍しく手足の拘束を()かれ、獄吏が無言で鉄扉の先へ消えるのを目にした。逃げようと思わなかったのは、どう足掻(あが)いても脱出不可能な構造だからだ。広間以外は魔術の行使が出来ない。加えて、一階も二階も、何枚もの頑強(がんきょう)な扉があり、日夜屈強な獄吏が見回りをしている。広間では魔術を使えるといっても、転移魔術や交信魔術などは行使不可能。床も天井も壁も、魔術を通さない構造になっている。


『やあ、メフィスト。今日の拷問担当は俺だ。名前はエール。よろしくな。おいおい、そんなふうに睨むなよ。俺だって望んで仕事を()()ったわけじゃないんだ。拷問するのは今日がはじめて。だから、そんなにひどくいたぶったりしないよ』


 二階の手摺(てす)りから身を乗り出して笑うエールは、人畜無害に見えた。このときは。


『俺には得意な魔術があってね、夜霧の庭園(フォッグ・ガーデン)って知ってるかい? ハハハ、少しは反応してくれよ。寂しいじゃないか。夜霧の庭園(フォッグ・ガーデン)ってのはだな、空間の一部を丸ごと隠す魔術さ。夜霧の庭園(フォッグ・ガーデン)に包まれた場所には一切触れることが出来ない。なにが隠されているのかも分からない。上等な部類になると、魔術の痕跡(こんせき)すら消せる。面白いだろ? で、だ。今キミのいる場所には夜霧の庭園(フォッグ・ガーデン)が仕掛けられてる。なにが隠されてるか想像してご覧よ。ハハハ、それじゃ、またあとで』


 言って、エールは回廊から姿を消した。それから()もなく夜霧の庭園(フォッグ・ガーデン)が解除され、現れたのは無数の蟲である。相当飢えていたのだろう、皮膚という皮膚が連中の食い物にされた。皮下の神経もだ。眼球や臓器に損傷がなかったのは、あらかじめそのように蟲たちが操られていたからだろう。洗脳魔術や盲点(ロスト・ポイント)など、実現するための魔術はいくつかある。


 目を覚ましたときには、硬い寝台の上だった。いつもの治癒魔術師が治したらしく、肉に欠損はない。ただ、皮膚がひどく弱っていて、寝返りを打つだけで激痛が走った。咳をすると口から蟲の欠片が飛び出して、嘔吐(おうと)した記憶がある。


 もう二度とエールに会いたくない。本心からそう思ったが、アスターの監獄での願いは決して叶えられないと相場が決まっている。


 翌日も、翌々日も、拷問担当はエールだった。




 遅延領域(レント・メモリア)にかかったエールを間近で見つめ、拳を握った。一発くらい殴っておこうか。こいつにだけは拷問の借りを返したい。


 ヨハンはため息とともに首を横に振った。そして手を伸ばす。エールの心臓へと。


 指先が触れるか触れないかといったところで、腹部の痛みと衝撃がヨハンを貫いた。身体が吹き飛ぶ。逆流した血が口から(ほとばし)る。蹴り飛ばされたのだと気付くまで、そう時間はかからなかった。


 地面に転がったヨハンは素早く立ち上がり、荒く呼吸する。


「なあ、メフィスト。テメーに出来ることは俺にも出来るんだよ。遅延領域(レント・メモリア)は俺も使える。使えるってことは、簡単に解除出来るって話だ。で、俺の心臓を狙ったな? 仮死魔術でも使おうって腹だろ? 残念だったなぁ。テメーは俺に指一本触れられやしねぇ」


 優秀だ、と思う。そして性根(しょうね)が悪い。嫌というほど知っている。


「さすがですね。ですが、お気を付けください。私は貴方が思ってるほど甘くないので」


 エールの声で、奴の位置は割り出せる。先ほどの場所から一切動いていない。こちらが密かに縮小吸入瓶(プラナ・ボトル)を落としたことには気付いていないだろう。盲点(ロスト・ポイント)縮小吸入瓶(プラナ・ボトル)のみ、エールの意識の範囲外に指定したのだから。


 起爆は簡単だ。ごく小規模の火の魔術で済む。


 轟音が響く。衝撃が空気を散らす。新たに出現したキマイラはエールを高々と吹き飛ばしただろう。


「甘いぞ」


 背後で声がした直後、側頭を蹴り飛ばされた。


 再び地面を転がりながら思うのは、やはり優秀で性根が悪いという感慨である。声の位置も気配も、その気になればいくらでも(いつわ)れるわけだ。

発言や単語が不明な部分は以下の項目をご参照下さい。



・『夜会卿ヴラド』→黒の血族の公爵。王都の書物でも語られるほど名が知られている。魔王の分家の当主。キュラスの先にある平地『毒色原野』を越えた先に彼の直轄地アスターが存在する。極端な純血主義であり、自分に価値を提供出来ない混血や他種族は家畜同様に見なしているらしい。不死の力を持つ。詳しくは『幕間.「魔王の城~ダンスフロア~」』『90.「黒の血族」』『幕間.「魔王の城~尖塔~」』『565.「愛の狂妄」』『927.「死に嫌われている」』にて


・『アリス』→魔銃を使う魔術師。ハルキゲニアの元領主ドレンテの娘。実は防御魔術のエキスパート。王都の歓楽街取締役のルカーニアと永続的な雇用関係を結んだ。ラガニア随一の魔術師ヘルメスに弟子入りし、影の魔術を会得。詳しくは『33.「狂弾のアリス」』『Side Alice.「ならず者と負け戦」』『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』にて


・『煙宿(けむりやど)』→王都の北に広がる湿原の一角に存在する宿場町。ならず者の理想郷とされ、出自を問わず暮らすことが出来る。ゆえに人探しはご法度。要人や富裕層の住む『不夜城』と、一般的なならず者の住む『ほろ酔い桟橋』に区分されている。詳しくは『第二章 第四話「煙宿~①ほろ酔い桟橋~」「煙宿~②不夜城~」』にて


・『ベアトリス』→ラガニアの地下都市ヘイズの長であり、バーンズの子孫。黒の血族で、ラガニアの男爵。誠実な男。祖先の恨みを晴らすべく、夜会卿への宣戦布告を目論んでいる。鎧をかたどった貴品『虚喰』により、無形の靄を自在に操ることが可能。ただし、力を使えば使うほど鎧の内部は空洞化する。戦争にて竜人と組んで人間側につくことを誓った。同じく戦争に参加したイアゼル侯爵の異父兄弟。詳しくは『第四章 第一話「祈りの系譜」』『第四章 第三話「永遠の夜ー④銀嶺膝下マグオートー」』にて


・『オブライエン』→身体の大部分を魔力の籠った機械で補助する男。王都内の魔具および魔術関連の統括機関『魔具制御局』の局長。自分の身体を作り出した職人を探しているが、真意は不明。茶目っ気のある紳士。騎士団ナンバー1、紫電のザムザを使って『毒食の魔女』を死に至らしめたとされる。全身が液体魔具『シルバームーン』で構築された不死者。かつてのグラキランス領主の息子であり、ラガニアの人々を魔物・他種族・血族に変異させ、実質的に滅亡させた張本人。外界で活動しているのは彼の分身『二重歩行者』であり、本体は一切の魔術的干渉を受けない檻に閉じ込められている。詳しくは『345.「機械仕掛けの紳士」』『360.「彼だけの目的地」』『間章「亡国懺悔録」』にて


・『ラガニア』→かつてはグレキランス同様に栄えていた地域、と思われている。実際はグレキランスを領地として治めていた一大国家。オブライエンの仕業により、今は魔物の跋扈する土地と化している。魔王の城は元々ラガニアの王城だった。初出は『幕間.「魔王の城~書斎~」』。詳しくは『間章「亡国懺悔録」』より


・『イブ』→魔王の名。ラガニア王の三女だった。ラガニア王直系の生き残りは彼女のみ。肉体は成熟した女性だが、精神は幼い状態のまま固定されてしまっている。魔物を統率する力を有する。詳しくは『間章「亡国懺悔録」』にて


・『アルテゴ』→オブライエンの発明した兵器。『固形アルテゴ』『液化アルテゴ』『気化アルテゴ』がある。詳しくは『間章「亡国懺悔録」 幕間37.「アルテゴ」』にて


・『固形アルテゴ』→オブライエンの発明した兵器。固形。詳しくは『間章「亡国懺悔録」 幕間37.「アルテゴ」』にて


・『液化アルテゴ』→オブライエンの発明した兵器。液状で、外気に触れると『気化アルテゴ』となる。詳しくは『間章「亡国懺悔録」 幕間37.「アルテゴ」』にて


・『気化アルテゴ』→オブライエンの発明した兵器。『液化アルテゴ』が気化したもの。膨張を繰り返し、急速に広がる。吸引した人間は多くが魔物となり、一部が他種族に、ごくごく一部が『黒の血族』へと変異する。オブライエンは双子の兄であるスタインの体内に『液化アルテゴ』を設置し、生命活動の停止に伴って外気に触れるよう仕組んだ。スタインが処刑されたことにより、ラガニアは滅亡することとなった。詳しくは『間章「亡国懺悔録」 幕間37.「アルテゴ」』にて


・『黒の血族』→魔物の祖と言われる一族。人間と比較して長命。もともとは王都の敵国であったラガニアの人々のごく一部が、オブライエンの生み出した『気化アルテゴ』によって変異した姿。詳しくは『90.「黒の血族」』『間章「亡国懺悔録」』にて


・『アスター』→夜会卿ヴラドの統べる街。グレキランスよりも広く、発展している。金貨に代わる貨幣制度として、ドラクル紙幣が使用されている。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』『第四章 第三話「永遠の夜ー④銀嶺膝下マグオートー」』にて


・『グレキランス』→通称『王都』。周囲を壁に囲まれた都。また、グレキランス一帯の地方を指して用いられる。詳しくは『第九話「王都グレキランス」』にて


・『ヘルメス』→かつてのラガニアでトップクラスに優秀だった魔術師。ねちっこい性格で、人付き合いの苦手な男。もともと魔術学校で講師をしていたがクビになり、一時期ガーミール公爵に雇用されていたが、彼が零落したことでドラクル公爵に鞍替えした。オブライエンの犯罪的魔術を看破し、彼の右腕と左足を木端微塵にした過去を持つ。血族化して以降は夜会卿に仕えていたが、ニコルによる襲撃以降、四代目となるガーミールに鞍替えした。死を契機に、事前に契約を交わした相手に成り変わることで不老不死を実現する異能を持つ。対象者はヘルメスの記憶と肉体と魔力をコピーした、ヘルメスそのものとなる。その際、相手の持つ魔力も上乗せされる。夜会卿の支配地であるアスターに訪れたルイーザの精神を叩き折って泣かせた過去を持つ。ヨハンの提案により、オブライエン討伐ならびに戦争での人間側の勝利後には、四代目ガーミールの部下とともにグレキランスに残り、アルテゴのワクチン研究をすることに合意。オブライエン討伐を見届けるべく、アリスの片目を介してウィンストンと視覚共有をしている。詳しくは『間章「亡国懺悔録」』『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』にて


・『毒色原野』→人も血族も住まない荒廃した土地。グレキランスの人間は『中立地帯』と呼んでいる。夜会卿の統べる都市とキュラスとの中間に広がった荒野を指す。常に濃い靄に覆われており、毒霧が発生しているとの噂がある。霧は一定周期で晴れる。詳しくは『616.「高貴なる姫君」』にて


・『メフィスト』→ニコルと魔王に協力していた存在。ヨハンの本名。現在はクロエと契約し、魔王討伐に協力している。初出は『幕間.「魔王の城~尖塔~」』


・『遅延領域(レント・メモリア)』→遅延魔術の正式名称。生物ないし魔術に対してのみ有効。有効範囲は狭く、同時に複数回の使用は出来ない。詳しくは『530.「ひとり五十発」』にて


・『転移魔術』→物体を一定距離、移動させる魔術。術者の能力によって距離や精度は変化するものの、おおむね数メートルから数百メートル程度。人間を移動させるのは困難だが、不可能ではない。詳しくは『4.「剣を振るえ」』にて


・『夜霧の庭園(フォッグ・ガーデン)』→対象の領域を感知不可能な仮想空間にする魔術。術者の任意の対象のみ、領域内へ入れる。『毒食(どくじき)の魔女』の邸もこの魔術で隠匿されていた。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー②隠れ家と館ー」』にて


・『洗脳魔術』→魔術の分類のひとつ。読んで字のごとく、対象を洗脳するための魔術


・『盲点(ロスト・ポイント)』→対象の一部分を周囲の人間から認識されなくする、強力な隠密魔術。詳しくは『Side HAL.「アイズ・ノット・シャット」』にて


・『仮死魔術』→一時的に心臓を止めて死を偽装する魔術。詳しくは『第四章 第三話「永遠の夜ー⑤霧海の繋ぎ手ー」』にて


・『キマイラ』→顔は獅子、胴は山羊、尻尾は蛇に似た大型魔物。獰猛で俊敏。詳しくは『100.「吶喊湿原の魔物」』『114.「湿原の主は血を好む」』にて

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