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魔女と哲人王子  作者: フジリナ
第三部・故郷での日々

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番外短編;子どもたちとの交流

フジリナです。

子どもたちと、異世代間交流をするお話です。

若干、ジェネギャを感じますね。

 僕は、職員室で仕事をしていると、小学校3年生ぐらいの男の子がここにやってきた。

「ナカムラ先生!」と男の子が喜んでやってきた。「あのさ、流行っているものがあるんだよ」

「何が流行っているんだい?それを教えてくれるのか?」

「スクイーズとかだよ!」と男の子は喜んで言う。

「スクイーズって?」

「あのもちもちしたやつで、ぎゅーってすると、やめられないんだ!」と喜んでいう男の子。

「あの、それもいいけど、宿題やってね?」僕は呆れて言う。

(もし、小学生に戻って、スクイーズにハマってたら、まぎれもなく、うちの父親が、『そんなので遊ぶな!』って叱るし、『ロバート。勉強してね?』って言われるしさ。)

 僕の父親、ヘンリー・マイケルはかつてはPTA会長を努めたぐらいで、あのハンドスピナーが大流行したときは、「ハンドスピナーを学校に持っていくな。あと、遊ぶやつは取り上げろ!」って激怒したことがある。極めて厳格で、子どもたちのしつけや教育に厳しいが、その分愛情のある、不器用な父親だ。


 あとは、やはりアニメが人気で、その話をする子も多いが…。

「…オレには関係ないや。もうさ、日本のアニメや漫画で喜ぶ年齢じゃないし」

 僕には遠い世界だ。大人でも好きな人もいるが、僕が10歳ぐらいになると、おもちゃは卒業。そしてアニメや漫画は、18歳の成人祝いパーティー(アメリカでは、日本のような成人式という厳格な行事はないがね)をしたのを境に、だんだんと離れていったのだ。

「もうオレは喜ぶ年じゃないからな。」

 でも、隣には某海賊王の漫画のグッズや、某Bのアイドルのフィギュアを飾る、男性教員がいるが。それを、うちの祖父や、父が見たらなんとも思わないが、母方の曾祖父で、明治末期生まれの中村伝次郎が見たら、

「教師は、子供の玩具を飾るな」とめちゃくちゃ注意するかも。

 というのも、明治末期の日本は、教員は神聖なるもの、聖職だというが、あれは東アジア圏の伝統の「儒教」の影響が非常に強い。


 それで、女の子だと、

「メイクとか好き!」というが…。

 レディ・クラリスが見たら、「子どもが化粧するのはダメ!」と叱る。なぜかというと、レディ・クラリスのお姉様、エリザベス1世とメアリ一世が、鉛入の化粧品で鉛を皮膚を通して過剰摂取したため、間接的に、鉛中毒に伴う合併症で亡くなったそうだ。

「メイク、好きなんだ。ママが買ってくれるの?」と僕は言う。

「そうだもん!」と女の子。

 ある意味、ジェネギャを感じる。僕、こんなにおっさんになったのかな。

また、お会いしましょう。

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