闇堕ち①
*
これは、ブレイン達のせいでショウが盗っ人扱いを受けて街から居なくなり……アカネとシルクと出会うまでの話である。
*
ショウは、国王が見守る裁判で——有罪。盗っ人として判決が言い渡されると……全てを失った。
奴隷である。アカネとシルクの奴隷紋を解放し二人を奪われると……
ブレイン達には、賠償金として五千万ゴールドの支払いが命じられた。
そして、一人孤独となったショウは……もぬけの殻になると一人ギルドへと連行された。
ギルドでは、ギルドマスターと担当受付のミリヤが出迎えてくれた。
「…………ショウ……大丈夫か? お前……
俺もこんな事になるとは、思っていなかったし……何より。お前がいた頃の獅子の牙の方が好きだったんだけどな……
まあ、もう戻る事はないだろうが……」
「私もそうでした。
それに、私はショウさんが——そんな事をしないと信じています。
だって、貴方ほど報告書をちゃんと出す人を私は知りませんから。
そんなしっかりした人が、人の物を盗むなんて……私は、思いません」
「…………そうですか……それは、ありがとうございます………………
ところで、獅子の牙への賠償金はギルドにお支払いすればいいのでしょうか…………?」
「ああ、それで問題ない。が……
お前、五千万ゴールドもの大金に当てがあるのか?
もし……無ければ、ギルドが立て替える事も出来るのだが……」
「いえ………大丈夫です。
自分の私物を全て売れば、何とかなると思いますから……」
「そうか……なら、良いんだが……何かあれば言えよ」
「それでは…………失礼します。
私物を換金してもらわなくてはいけないので……」
そう、ギルドマスターとミリヤに告げるとショウは……フラフラとした足取りでギルドを後にした。
それを見て、ギルドマスターとミリヤの二人はショウを心配して呼び止めようとしたが……
言葉が詰まると、ショウは行ってしまった。
そして、まずモンスターの解体場を訪れたショウは……
「すいません…………
モンスターを買い取って欲しいのですが…………」
「おお! お客さん、それは助かる。
今、物資が色々不足していて大変なんだよ! って、お前は……
勇者パーティーからワイバーンを盗んだ。元同じパーティーの確か……ショウとか言う。冒険者じゃねーか!」
「はい……そのせいで、ブレイン達に五千万ゴールドの賠償金を払わなくてはいけなくて……
だから、モンスターを買い取って頂ければ…………」
「また盗んだ物じゃねーだろうな!?」
「違いますが……もし、信じてもらえないのであれば他を当たります…………」
「いや、待ってくれ。今は本当に食料が不足していて困ってるんだ!
同じ事を短期で2回もするとは、思えないし……
もし、後で判明しても罰せられるのは——お前の方だからな。
よしっ! いくらでも買い取るから——全て出してくれ——ッ!」
そう実は、ここ王都もそうだが……近隣の村村も物資の物流が上手くいっていない為、至る所で——物資不足や食料難に追い込まれていた。
その原因は、獅子の牙のクエスト失敗による。盗賊達の活性化である。
獅子の牙の度重なるクエスト失敗により。勇者が弱いのでは無いかと思った盗賊達は——ブレイン達、勇者パーティーだけではなく。冒険者達を全体に舐め始めると……
物流の要である商人の馬車を片っ端から襲っていった。
それにより、物流はストップして食料品なども出回なくなった為に各所で食料難に見舞われる事となってしまった。
そして、ショウは解体場のオッちゃんに有りったけと言われたので……
ワイバーン以外の有りったけのモンスターを取り出すと……
「おいおい……マジかよ!
お前、この量——本当に売ってくれるのか?」
「はい……俺もお金が必要なので…………」
「助かる! 兄ちゃん——ッ。これで、いくらか食料難は改善されるよ」
そう言って、手を握りながらショウに感謝すふ解体場のオッちゃん……
「本当に助かったよ。お兄ちゃん!
これッ、受け取ってくれ……」
そう言って手渡された袋には、金貨が三百枚ほど入っていた。
「あと、これはサービスだ!
俺からの気持ちだから取っておいてくれ」
そう言って、おっちゃんから渡された物は……大量の魔石と古くなった剣であった。
「実は、魔石が付いたまま運び込まれる魔物も多くてな。売れば、そこそこの金になるから感謝の気持ちだから貰ってくれ!
剣は、二束三文にしかならないと思うが……一回分の食事代くらいにはなるだろう」
「…………ありがとうございます……」
そうして、食料難の為にモンスター達をかなりの高額で買い取ってもらった為に
ショウは、所持品を全て売ろうと持っていたがモンスターを解体場に売っただけで、借金の半分以上の額である。三千万ゴールドもの大金を手に入れた。
それからショウは解体場のオッちゃんにお礼を言って店を出ると……おっちゃんから貰った。剣を換金する為にと所持品を売る為に武器屋へと向かった。
一応、武器屋に見せる前にオッちゃんから貰った剣は、錬金術で修復すると新品の輝きを取り戻した。
読んで頂き! ありがとうございます。(*⁰▿⁰*)
少しでも面白かった! と思った方は、評価☆&ブックマーク。の方を宜しくお願いします!
あなたの一つの行動が、私の力になります。
私を夢に近づけます! 私を小説家にします!
どうか、力を貸してください!
よろしくお願いします。m(_ _)m




