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華鳥亭殺人事件  作者: たま


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出馬

「私…要らなかったんじゃない?」すっかりランと間違えたジョギング姿で三笠の新恋人・波瑠が初お目見えした。

「いえいえ、先生 変な人とばっかりイザコザあって心配してたんですよ。こんな、まともそうな方が…大丈夫ですか?」と原田くんがズバズバと聞く。

「彼はメンバーシップだから本当に出始めから僕を知っててヤバいんだよ〜アハハハ」と三笠が原田くんの口を塞いでごまかす。

「はあ、結局6名でエントリーになったな。本当に安全には細心の注意を払って貰いたい。

他のチームが無茶しても、ウチは安全第一だから!

分かってる?」白田さんが皆に釘をさす。

華鳥亭の入り口にはベルサイユ宮殿みたいな広大な庭が広がる。

そこにテントが各チームごとにすでに準備されてた。

エントランスのバルコニーにムガル社の面々が出てくるのかと思ったがアナウンスだけみたいだ。

スタッフやカメラマンは皆ネットテレビ局の人達だ。

「本日は、ホラーコンテンツの有名動画配信者の皆様にお集りいただき大変光栄です。

ホラーコンテンツをより盛り上げる為に曰く付きのこちらの洋館で幽霊を見つけて画像に収めていただきたい。

こちらの館は代々の当主が必ず没落し当主の間で首吊り自殺する!館として有名です。

現在はムガル社で買いましたが、中は当時のままの状態です。

一応、この庭に人数分のテント寝袋ランタン等を用意しましたが…そこはホラーコンテンツの皆様、深夜の徘徊や屋敷内での寝泊まりも可能でございます。

ご自由にお願いします。

撮影機材等の設置でトラブル起きないように人間はビブスを着用し、機材にも同じ色の印札を取り付けて下さい。

制限時間は40時間です。

ネットTVさんのご協力でLIVE配信され、ムガル社の100万人サイトでは投げ銭も各チームごとの視聴回数もリアルタイムで見れるようにしています。

後にはお食事テント、トイレ・シャワー室なども用意しております。

さあ、皆様、このお祭りを盛り上げて下さい!」とスピーカーだけのナレーションで、開始の合図がされた。


「すごく盛大だけど、なんかムガル社のカルト味なくて寂しいですね〜」長年ホラーコンテンツ見てる原田くんが寂しそうだ。

「え〜っ、そうなの?この間は人気なくて恐かったけど、今日は外の庭がこんなに明るいし一晩中食事コーナーやシャワートイレも完備して、テレビ局のカメラもいっぱいだし、全然怖くないよ♪

本当にお祭りみたいだね?珠泪ちゃん?」と公くんと珠泪ちゃんは、夕暮れの空と庭のお祭りみたいな様子にワクワクしてるようだ。


「こんにちわ〜オカルトブランコの羽田です〜ご無沙汰してます〜」と青ビブスの小太りのメガネの人が近付いてきた。

ニコニコと愛嬌あふれてるが、何となく目が笑ってない人だ。

「ああ、その節は申し訳ありませんでした。

ウチの三笠が体調崩しまして。」と三笠さんを遮り白田さんが挨拶する。

三笠さんはガン無視だ…何だか空気が緊張する。

「いえいえ、またいつかご一緒させて下さい〜」と会釈して去る。

「三笠がさあ〜ドタキャンしたんだよ、コラボ配信を。本当にヒヤヒヤしたよ〜」と白田さんが苦笑いする。

「アイツはダメだと言ったのに。白田さんが勝手に組んだんだよ。アイツは恨まれてるんだよ、かなりの数の人に。

何かあったんだろな、昔に。」と三笠がツンとすます。

「特に動画関係者の噂は悪くないよ。熱心だしね。

仲間は…結構入れ替わり多いかな?

今日連れてるスタッフも新しい人いるね。女の人って珍しいな。その横の暗いヲタクっぽい人も初めて見たなあ〜」と青ビブスの羽田さんが戻ったテントの方を見る。

華鳥亭のモデルとなった華頂宮邸が今月2日間だけ一般公開されるそうで!

見たい!

が畝傍会なる秘密結社の集まりが…生まれ変わりを約束される組織なのです。

自分の好きな世界で好きな立場で転生できるんです!

ただし、現世で課金するか功徳を積まないといけないんですが…「四神相応」より

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