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華鳥亭殺人事件  作者: たま


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地獄

三笠と白田さん、ホラーチャンネルKKKの3名がサーチライトと頭にもライト付けて下がった床板の脇から下にのびる螺旋階段降りていく。

とうとう魔法瓶の中に入っていく。

そこは外の地下のような迷路や小部屋は無かった。

ガランとした大きなドームだった。

下をライトで照らすと清明さんが「兄貴だ!」と叫んだ。そこには…溶けた肉がまだ赤黒くこびりついてる人間だったらしいものが。

「よく分かるね。僕にはサッパリ…」三笠が驚く。

「はい、行く前日に毛の根元にインナーカラー入れたので。金髪入れたので白髪と間違えたら怒ってたので。」と清明が苦笑いする。

その横には腹が爆発して肉が飛び散り、ほぼ原型を留めてない遺体も。

「わあ…イケメンで有名だった真也さんですよ。」KKKの宗介さんが分かるようだ。

「すごいですね。」白田さんが遺体映してもボカシだよなあ〜と悩みつつ拡大して映してる。

「スニーカーに凝っててブランド物履いてたから。あれはビィトンのマークがすごく目立ってるから、素人の僕でも分かりますよ。」と説明してくれた。

清明さんが天井を照らすと奥まで横付けの欄干が続いててその奥にタラップが上へと伸びてる。

「多分、あそこからリコさんは上へ這い上がっていったんでしょうね。両足の骨と膝にヒビが入ってたらしいですね。その足で良く登ったよね…」と複雑な顔してる。

洋館の玄関から通風孔を3階分落ちたのだ。死んでもおかしくなかった高さだ。

「ファン心理は分からん。出待ちまでしてたリコさんとミキさんのどちらかが、こんな事したのか?」清明さんが頭を振る。

「うわーーーーッ!警察を呼べ!早く!」後から付いてきたテレビカメラが大騒ぎしだした。

「急げ!全容をカメラ納めて引き上げないと!

警察来たら、もう絶対入れないぞ!」と三笠が皆に声を掛ける。

らせん階段をとにかく下まで降りると屋敷下には2人が亡くなってた。

柔らかい円形の空間は無機質なコンクリートで覆われている。そしてすぼまるように穴へと続く。

そこは直径2mくらいのトンネルが続く。

「これが屋敷下から庭の四角い部屋へ続くトンネルなんだな。そして、少し空気の流れ感じる。

通風孔、リコさんが落ちた場所になるはずだ。」白田さんが説明する。

屋敷の玄関広間の下に来たようだ。

色んな時代のゴミが散らばっているが、それが特に通風孔下には吹き溜まっていた。

「これがクッションなって死ななかったんだな。」とゴミを拾い上げて清明さんが見つめる。

「…前もって集めておいた?とか考えのは後だ!急ごう!」と三笠が急かす。

臭いがヒドいが、リコさんが開けた玄関の穴と物置の穴のおかげか?

息苦しいが何とか歩ける。

やっと息苦しいトンネルを抜けて広い空間に出れるようだ。

「庭の後の方の大きな空間に着いたみたいだぞ!入るぞ!」と白田さんがカメラ構えて中に入った。

「ウワッ!コレは…ヒデェ…」と言葉を失う。

そこには10人の死体にウジがたかり食べ尽くしハエになったが出ていく事が出来ずにウジとハエの死骸が死骸に集って黒い斑点が無数に散らばっていた。

まだ生きてるウジもいるのかウネウネと死骸の上でうごめいている。

「そうか!こっちは森が近いからウジが繁殖できだんだ!が、ハエになると、身体がデカいから出れなくなったんだ。で、また卵を産み付けて死んでを繰り返してたんだ。」理系のホラーチャンネルKKKは、面白くなってきたのか死体をつぶさに映している。

「ウチは無理だ。これじゃあ、流せないよ。バンされるかも?ハアーーーッ」と白田さんはがっかりしてる。

「とにかく森の中の出口を探そう!ガスを充満させるために塗り固めてあるかもしれないから。」と三笠が先を急ぐ。

大きな広い空間はまたトンネル1つにすぼまり、その奥は、完全にコンクリートで内側から塗り固められてた。

「あ〜ッ、やっぱり〜!!入った方から出る気だったから、何も持ってきてないよ〜戻ると警察と鉢合わせするのは気まずいし。絶対動画没収されるし〜」と三笠が舌打ちする。


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