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華鳥亭殺人事件  作者: たま


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20/25

ガス

「屋敷下の広間向きの壁自体が熱持ってない?反対側の壁と全部色が違うんだ。」「庭の森近くの方向の壁もだよ。つまり屋敷下の前方円と森近い庭下の四角い大きな部屋が内部にガスが充満して熱を帯びてきてる…」ホラーチャンネルの理系布川さんと宗介さんが指摘する。

「う〜ん、換気できないからガスが2層構造の内側に充満してきてるんだろうなあ〜

本来は屋敷と森の井戸近くの倉庫から換気してたのかも?」清明さんも推論を立てる。

「玄関広間の大穴はテープ貼られて放置されてるから、あそこから少しづつ換気されてるかもだね?リコさんが出てきた2階の床下も!」白田さんも話に加わり理系会議が開かれてる。

三笠と波瑠はサッパリ分からない。

「え〜と、つまりリコさんは日頃は使われない通風孔みたいな玄関穴から落ちて…多分私が走り回った3階分くらい?

庭下の底を森側行ったり屋敷の広間下までたどり着いて〜天井に見える通風孔に何とかしがみついて登ってきたと?」三笠なりに理系と違うアプローチをしてみる。

「うん、玄関の穴にはタラップ無かったけど、2階の床下のはタラップあったから、もしかすると点検口かもね。」と清明が説明する。

「あ〜っ、クソ!井戸の近くの地下倉庫!監視が居なければ中に入れるのになあ〜」あっちに本当は正式な出口みたいなのがあるはずなんだろ?」と三笠が聞く。

「うん、でも今は塞がれてるから死体から出たガスが充満してるんだろ?ムガル社ってフルメンバー何人だったけ?あ〜、兄貴から、そこ聞いてないや!」清明さんが悔しがる。

「それはこっちが把握してるよ。今はリコさん外して12名だ。」白田さんが答える。

「そんな大所帯なってたんだあ〜知らなかったよ。

自分もホラー配信始めてからは愚痴聞きくらいしかしてなかった。」清明さんが少し遠い目をする。

「宗介とシャワーの後、偵察行ったけど最後のLPガスだと言って5個一気に持ち出してた。

良かったよ。中の溜まってるガスと接触したら爆発する恐れもあるからな。」とホラーチャンネルの宗介さんと布川さんが報告する。

「…犯人もそれを心配して、こんな大掛かりなイベントしたのかも?あのガス達は…何のために用意されたんですか?」これもずっと気になってた。犯人は、なんで大量のLPガスを用意したのか?波瑠が聞く。


ホラーチャンネルKKKのメンツがお互いに顔を見合わせる。

「アウシュビッツで大量殺人の為に開発された最終兵器は何か知ってる?」と清明が波瑠に質問し返してきた。

「あーっ、そうかぁ〜

殺したい!消したい!と犯人が思っても相手は多勢だ。もし犯人が単独犯なら刃物や毒じゃ追いつかない!殺し切る前に逃げられるかあ〜それでガス!」と三笠が膝を叩く。

「…つまり彼らが洋館下の地下入り口見つけて入ってくるのをガスを充満されて待ってたと?」波瑠が聞きながら寒気がした。

犯人のすごい執念を感じた。

ミザリーって映画で犯人にすごい共感したのは、ファン心理を如実に現してたからかも?

メリットで動いてない。なんなら持ち出し。

でもミザリーの生活がどんなにつまらなく悲惨でも

物語の中の主人公が幸せなら…私は幸せ♪と思ってたのに!

作家がどうもバットエンドにしょうとしだしたの分かって、作家を監禁して足をきり落としてハッピーエンド書かせたの。

すごい気持ち、分かる!

首絞めて脅しても、指1本づつ切り落としても、

グループ戻して欲しいもんね♪

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