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華鳥亭殺人事件  作者: たま


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探索

「ウチは洋館の探索から地下空間に切り替えます。地下に何があるのか?楽しみです。」とホラーチャンネルKKKの清明たちはスケキヨが出てきた2階クローゼットの穴からタラップを降りていく。

「ああ〜クソっ!めし食って風呂入ってる場合じゃ無かったあ〜!」と貞春ヤバ麺のスケキヨが地団駄(じたんだ)踏むが遅い。

それにスケキヨ以外アラフォーばかりなので疲れてきたようだ。食事コーナーのコックは実に近くのホテルなのだ。なので美味すぎて酒もあるのですっかりアラフォー達は寛ぎだした。


1階トイレのトラップはスケキヨが言ってた通り一度開けて閉めると足元が失くなるように細工されてた。

2度目開けるとすぐ戻るが、また静かに下がりしばらくすると元に戻っていく。

「昔のこういう細工ってスゴいよなあ〜木製の歯車が複雑に絡み合ってて。

でも金属バネが如何(いかん)せん老朽化(ろうきゅうか)してる。」地下の仕組みを見て感心する。

三笠がデカい石膏の置物を置くと機械達は止まってしまった。

「でも、これじゃあ首吊り自殺した当主達の亡霊が居ないことの説明出来ない。

もっとちがう装置があったと思うんだ。」三笠がまだ納得できないようだ。

ココから当主達が消えたなら、いくらカラクリでも見つけられた気がする。そしてバレたろう。

が、これはあくまで客人を驚かす細工だった気がする。

「まあ、それは置いといて。地下空間をまず把握しょう。行くよ!」白田さんを先頭に屋敷の地下にあたる方へ向かう。遠くから清明たちの声がする。

「暗いし人けが無いから遠くても良く分かるね。声も通る。リコちゃんが這い上がって来たルートとは全く別空間なのかもな。臭いが全くしない。

スケキヨも言ってたが。

あの臭いのルートは、また別なんだろな。」屋敷の地下に当たる部分を歩き回る。

結構行き止まりが多い。

「大広間の真下辺りは、ほとんど近付けないね。

リコちゃんが出てきた辺りは大広間のマントルピース辺りだよね。昔は煙突だった部分辺りだ。

「そこら辺は全く地下道無いなあ〜壁だ。

玄関広間と大広間の間にトイレ室があったから、玄関の穴とか見つかるかと思ったけど玄関広間も壁なんだよなあ〜屋敷下の肝心そうな所は全部壁の向こう側だ!クソっ!」三笠がいらだつ。

「そろそろかな?波瑠さん、来週ハーフマラソン出るんだって?聞いたよ。」と白田さんが持ってきた荷物からメガネを出してきた。

「後ろにゴム付いてるしジャマにはならないと思うけど。それと明かりだね。これも付けてみて。」と出されたメガネと頭にヘッドライトを付ける。

「すごい視野の広い明かりですね。遠くまで照らせるしスゴい明るい!あれ?このメガネ、なんか変?文字が点滅するけどカメラマークが点滅して真ん中に十字キーが現れたけど…」思わず外そうとしてゴムで固定して明かりを付けてるので外せない。

「それはスマートメガネだよ。それ付けて走ると波瑠さんの見た風景が全部記録されるんだよ。

そして、位置情報から走った場所も記録されるんだよ…つまり、この地下世界の立体地図が作れるんだ。」白田さんがニコニコと手持ちのデバイスに波瑠の位置情報が表示され下に波瑠の目で見た風景まで表示されてる。

「そうだな、波瑠さんにわざわざ来てもらったし!

来週のハーフマラソン何km走るの?」三笠も急にニコッとする。

「エッ、40キロの半分だから20キロちょっとかな?」意味が分からず小首をかしげる。

「すごいよ!それなら、多分この地下要塞を全部走り切れるよ!

え~と、タイムは?」三笠もニコニコしだした。

「エッ、2時間くらいだけど。まだ横浜と大阪マラソンしか走ったことないし。」波瑠はうろたえる。

もしかしたら、ココを走れと?

「40km完走してるじゃん!素晴らしい!

声は通るから応援するよ!出来るだけ知らない道を走って小部屋は入らなくて良いよ。

え~と、確か何て言うんだっけ?」と三笠が白田さんに聞く。

「映像からAIが小部屋のデーターで図形作るからスキャン!と言ってくれる?入らない小部屋は。」白田さんがピコピコ押すと起動しだしたみたいだ。

波瑠の目の前にも沢山数字が並ぶ。

が見にくくは無いように考えられてる。

「思いっきり練習してきて!僕が応援するから!

屋敷下からさっきのトイレのあっち側、庭の方もとにかく走って!」三笠が波瑠の背中を押す。

「エッ、怖いよ!トラップとかあったら?」波瑠が首を振る。

「大丈夫!君に何かあったら、絶対僕が駆けつけるから!守るから!」と波瑠を抱きしめて口づけする。

「…絶対助けてね…私、頑張る!」波瑠はチョロい女なのだ。


電車の意味無いよね〜走る人には。

東京は狭いみたい。

江戸時代も速達、昭和よりは確実に速かったろうね〜

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