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華鳥亭殺人事件  作者: たま


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12/25

脱落?

黄色チームクリーピーストロベリーのコメント欄に遺影アイコンが並ぶ。葬式代と投げ銭が大量に入る。

さっきのオカルトブランコのタカと違ってメンバーとしてリスナーにも愛されていたので、すごい衝撃のようだ。

「ヒャアアアアアア!悪趣味だなぁ〜最低の客だな。」三笠が白田さんに撮影されてるのにハッキリクリーピーストロベリーのコメント欄を指差して笑う。

クリーピーストロベリーの木村とミキは黙ったままだ。テレビのカメラマンが指示されたのか2人の表情をアップで映している。

血の気が引いた生気のない虚ろな瞳。

元気出して!とまたコメント欄がすごい勢いで流れる。

画面に動きは無いがクリーピーストロベリーが視聴回数も投げ銭もダントツトップになり点滅まで始まる。

「もう、いやだ!降りる!帰ろうよ!木村〜

ブーコの病院行こうよ!

もう、幽霊なんかどうでも良いじゃん!帰ろうよ〜」と木村に抱きつく。

「大丈夫!まだ死んだわけじゃないよ、ブーコは。

まだ死んでない…」木村は木村で現実が受け入れられてないようだ。

コメント欄は同調する者も居たが、続行しないのは無責任と言う意見もあった。

スタッフの塚本・高橋2人と木村が話し込む。

「俺は棄権すべきだと思う。うちもリコが行方不明なの探すために残ってるが、じゃなきゃ棄権してるよ。」とオカルトブランコの羽田が話に来た。

顔が真っ白だ。責任を感じているのだろう。

「…ウチはどうするかなあ〜?

いつもスケキヨに相談してたのに、アイツがいないと話が進まないよ。」ボブマレーみたいな髪型の貞春さんがあごひげを撫でながらため息ついてる。

「そうですね〜スケキヨさんが始めたチームですもんね。」三笠がうなづく。

「知ってるの?スケキヨくん」貞子の扮装の京女さんが驚く。

「うん、だってアイツ坊主ですもん。僕と同じ。

高野山で修行して山降りたけど寺がどんどん廃寺ばっかりで婿入りする先も無い。

僕が白田さんと動画始めたの見て、相棒探したんですよ。アイツは顔出し嫌だとイケオジのバーテンダーの貞春さんを唆(そそのか)してリーダーに仕立ててね。」

三笠が話す。

「なんで黙ってたんだい?」マロ顔のメイクのスクネさんが聞く。

「アイツが隠してくれと言うから。でも、もうきっと死んでるはずなんで。隠さなくて良いでしょう〜」と三笠が舌を出す。

「オイッ!黙ってろと言ったろ!」大きな古いタンスがバンと開いて中からスケキヨ?マスクしてない男が出てきた。

「チッ!生きてたのかよ〜でも、バラシちゃったからな。オイ、カメラ回ってるぞ!」と三笠が注意すると大急ぎでマスクをした。

「やべえやべえ。ここは幽霊屋敷と言うよりカラクリ屋敷なんだよ、古い。

トイレで個室入って扉閉めたら足場が消えて落ちたんだよ。

そしたら、トンネルなってて左右に道があったからウロウロしてたら、落ちた場所が閉じそうだったから戻ろうかと思ったけど辞めて〜探索してたんだよ。」スケキヨが説明する。

「だから一瞬だけ頭が映ったのか?」白田さんと京女さんが納得する。

「地下ってどうなってた?俺は1階で地下への入り口探してるんだ。」と三笠がスケキヨに聞く。

「すげ〜広いと思う。まだ全部歩けてないが、腹減ったし多分こっち側だと歩いたりハシゴ登ったりしてたらタンスから出て来れたみたいだな。」と血糊がついてるポテチを見つけてマスクを上げてムシャムシャ食べだした。

…坊主は皆こんな奴ばかりなのか…


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