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ハーピー戦

◆西暦2000年4月21日(金)◆


 特に魔物が襲ってくる事もなく朝を迎える。

 日課の鍛錬を終えて、昨日の残り湯で朝風呂に入った後、パンと果物、オレンジジュースで軽めの朝食を取り、テントなどを片すと村に向かって歩き始める。今日中には村につくはずである。

 途中蜂の魔物、キラービーには少々手こずったが、何とか仕留め、その後もゴブリン、コボルト、オーク、ポイズンエマト、ワイルドボア、ツインヘッドなどが出てきたが何とか倒す事ができた。

 ツインヘッドは頭が2つある熊の魔物で意外と素早いし、攻撃が重くて何度も吹っ飛ばされた。お陰で洋服がズタボロである。

 錬金術で修復しようとしたけどそれにも限度があるらしく、ここまで酷いと無理だったようなので諦めた。

(このキュロット気に入ってたのに、おのれ熊っころめー)


 そんなこんなで村に到着。

 門番のいつもの対応。

 またもやこんなちっこい嬢ちゃんがどうとか、ギルドがどうとか文句を言ってたが、何とか村長から詳細を聞き出し目的地へと急いだ。

(神様には20歳ぐらいでお願いしとけば良かったかな…いや、精神年齢が追い付かないから駄目か)

 (こうべ)を垂れながらとぼとぼと目的地へと向かう。

 ハーピーは山の麓あたりにいるらしい。


     *     *


 目的地へ辿り着くと辺りを見回す。

(うわぁ、結構いるね。顔が人間みたい)

 木の上に巣を作っているようで、目視でも至る所にそれを知る事ができた。

(よし、あれをやってみよう)

 比較的巣が纏まっていた事から、ひなたは必殺技を使う事を決心する。


 必殺技と言っても大した事ではないが、所謂複合魔法というものである。

 空間魔法で巣の範囲を指定し、氷魔法と風魔法で複合魔法を構築するとそれを解き放った。

 それを端的に言い表すとブリザード。氷の小さなつぶてを風魔法の竜巻の中に解き放つ事で、より殺傷能力の増した攻撃魔法である。

 突然吹き荒れるブリザードにハーピーたちは逃げようとするが、飛び立つ端から竜巻に絡め捕られ、成す(すべ)なく傷つき空中に放り投げられた後、地面に落下していった。

 ひなたは落ちてきたハーピーを意気揚々と首を斬り落としていく。

 逃げていくハーピーにはウインドカッターをお見舞いする。

 頭が悪いのか、面白いように引っかかるハーピーを黙々と狩っていった。

≪さすがマスター、まだ習得していないLv8の氷魔法“猛吹雪ブリザード”を作ってしまうとは≫

「ふぇっ?え?まじ?あったの?知らなかった」

(これも能力創造スキルの恩恵なのかな?やっちまった感がするんですけどー)


 気を取り直してハーピーを確認する。

(ひぃふぅみぃ…37匹か。もうちょっと欲しかったな)

 ブツブツと文句を言いながらアイテムボックスにハーピーを放り込んでいく。

 地面に転がったハーピーの死体を緊張感もないまま収納していると突然強烈な衝撃のまま吹き飛ばされた。


「あいたたた…って痛くないけど。というか何が起こったの?」

 辺りを見回すと先ほどまでのハーピーとは一回りも大きいハーピーがこちらを睨んでいる。激おこである。

 鑑定してみるとクイーンハーピーと表示される。

(あ、さっきのって、体当たりで吹き飛ばされたのか。

 クイーンって事はお母さんなのかな?子供たちが全滅したら誰でも怒るよね)

 何故そこでお母さんと判断したのかは謎である。

(ってやばいまた襲ってきた)

 羽を飛ばしてきたので何とか躱す。

(ま、当たっても問題ないけどね)

 氷のつぶてや風の刃を飛ばしたりしたが、さすがクイーン。(ことごと)く余裕で躱していく。

(うーん、何だかなぁ)

 戦闘が終わったと安心したのか、いまいちやる気が起きない。

(殺さないと駄目だよね。村の為にも)

 仕方なくひなたは空間魔法の“縮地(クイックステップ)”でクイーンの後ろに瞬間移動すると、素早く氷漬けにした。

 息を引き取ったのを確認すると残りのハービー達と共にアイテムボックスに格納する。チート全開である。


(クイーンはペットにしたかったね。できるかわからないけど)

 そんな事を思いながら村へと戻っていった。


     *     *


「戻りましたー」

「何?もう戻ったのか?早くないか?もしかして無理だったのか?」

「倒しましたよー。ついでにクイーンもいたので一緒に狩ってきましたー」

「クイーンだと…」

 固まった門番だが、すぐに村長のとこに案内してくれる。

 あとはいつもの通りである。

 村長にも疑われたのでクイーンハーピーを出すと、驚愕の表情をした後信用してくれた。

 その後はいつもの村人からの見送りの中、村を後にした。


 帰りも森の中を通り魔物を退治しながら帰った。


 街の近くまでやってきて、今日のところは地球に帰還した。

(さて今回は結構倒したと思うけど)

 お家(空き家)に戻りステータスを表示する。


 名前:春日ひなた

 年齢:14歳

 レベル:13

 HP:1,444/1,444 MP:2,628/2,628

 STR:309 VIT:428 INT:460 MND:522

 AGI:355 DEX:460 LUK:782

 能力:言語把握 叡智 鑑定 能力創造 錬金術LvMax 物理攻撃無効

    魔法攻撃無効 状態異常無効 身体強化Lv7 集中Lv1 棒術Lv1

    短剣術Lv2 剣術Lv7 弓術Lv2 格闘術Lv5 槍術Lv2

    盾術Lv2 生活魔法LvMax 空間魔法LvMax

    時魔法LvMax 火魔法Lv6 水魔法Lv5 氷魔法Lv6

    聖魔法Lv2 土魔法Lv4 風魔法Lv4 料理Lv3 掃除Lv6

    洗濯Lv3

 祝福(ギフト):創造主の加護

 称号:未来人 不老不死 叡智管理者


(おぅ、もう気にしない事にしよう)

 冷や汗をだらだら流しながら何事もないように振る舞うひなた。

(剣術や身体強化は順調だね。他の武術も毎朝訓練している成果が出てて嬉しい。

 魔法系統も順調に伸びてるし、今回の依頼は大成功だ)

 弁当を食べ、お風呂に入ると、とっととベッドに潜り込んだ。

 魔法の扱いを見直しました。

 毎回能力創造で作るよりも、魔法を覚えた時点で、今後レベルが上がるごとにどのような魔法を覚えるか分かるようにしました。

 もちろん能力創造で新しく追加する事も可能です。後日覚える雷魔法の静電気がそれに当たります。

 その為、齟齬が発生する可能性があります。お気づきになりましたら教えて戴けると嬉しいです。

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