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灰色の空  作者: 灰色の猫
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強過ぎるユリカ


 そういえばカズとユリカの水泳勝負が終わった後、二人には付き合いましたの報告をしといた。


 クラス全員に公表するつもりはないがこいつらになら、いやこいつらには知っておいてほしい。

ユリカはこうなることは予想できていたのかあんまり驚いてはいなく、逆にカズは凄く驚き喜んでくれた。



 お前は本当に良いやつだな……、ただ。


「付き合うってどういう事なんだ」

 っていう一言には何も言えなかったけど……



 その後、付き合った現実を確かめる様に時間を掛けて家まで戻り、いざバイバイとなってもなかなかお互いに離れようとはしない。


 何度か同じやり取りを繰り返し、やっとバイバイができた。


 告白という儀式を通過しただけでこんなにも変わるものなのだろうな。


 家に帰り、すぐに夢の中に堕ちた俺は夢でもミナに逢うことになる。



 どんだけだよ俺、と自分に突っ込みを入れたところで目が覚めて居間に降りていった。



 ちょうど、母親と姉がいたので先手を打って報告しといた。



 母親は、死んだ父に二度目の報告へ。姉は「おなごは大切にな」と言い自分の部屋に戻っていった。


 報告すべき人には報告したが、まだ実感がない。まだ夢の続きなのだろうか。


 でも、ミナを抱き締めた体温。

 ミナと唇を合わせた感覚は残っている。


夢でもこのまま覚めなければいい。

 そんな絵本みたいな事を考えながら、俺に彼女ができて初めての夏の朝を迎えるのでした。


 そういえば、水泳対決はユリカの全勝でした。ここまできたら、なんか怖いよユリカ。







最近はサブタイトルに悩んでいます。

いつかは『上のソラ』っていうお話を書きたいと思います。





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